リフォームのノウハウ
2024.05.09
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洗面所の床リフォームをお考えの方には、「どのような床材が最適か?何に注目すべきか?」という疑問が生じるかもしれません。新しい床材を取り入れる際には、転倒の危険を減らし、手入れが容易で美しい状態を保ちたいと考えるかと思います。今回は、洗面所の床材を選ぶ際の重要なポイントや、洗面所の床で利用される様々床材の特性についてご紹介いたします。また、洗面所の床をリフォームする方法や、実際の施工例などもご紹介しておりますので、快適な洗面所を実現するための参考にしてください。



<目次>

1. 洗面所の床でよくある困り事

2. 洗面所の床材を選ぶ際の3つのポイント

3. 洗面所で用いられる床材の種類や特徴

4. 洗面所の床材をリフォームする方法

5. まとめ


1.洗面所の床でよくある困り事

まずは、洗面所でよく見られる問題を探ってみましょう。カビや腐食の発生、滑りやすさや冷たさなど、浴室に近い場所に位置することから発生しやすい悩みがあります。

1-1.カビや腐食の発生
洗面所は浴室に隣接していることが多く、高温多湿な環境であるため、カビや腐食が発生しやすい場所です。水の飛沫や洗顔、歯磨きなどによって床に水が染み込み、これがカビの繁殖に拍車をかけます。カビが放置されると、床が柔らかくなり、最終的には内部まで浸食され、大規模な修復が必要になることもあります。カビや腐食を防ぐためには、水や汚れを定期的に取り除くことが重要です。


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また、お風呂を交換することで湿気やカビの影響を軽減できます。お風呂のリフォームは15~20年ごとが目安です。しかし、カビの発生やシーリング材のひび割れ、排水溝からの悪臭などが見られる場合は、早めのリフォームを検討してください。また、将来の介護や高齢者の利用を考慮し、バリアフリー化も検討すると良いでしょう。


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1-2.滑りやすさ
洗面所の床は水滴などで濡れやすく、滑りやすい状態になります。また、整髪料や化粧品の油分も滑りを助長します。特に、小さな子供や高齢者がいる家庭では、滑りにくい床材を選択することが重要です。

1-3.冷たさ
冬場は床が冷たく感じられ、素足で立つのが億劫になることもあります。洗面所でのケアが快適に行えるように、足元の冷えが少ない床材を選ぶことが大切です。



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2. 洗面所の床材を選ぶ際の3つのポイント

ここでは、洗面所の床材を選ぶ際の3つの観点をご紹介します。滑りにくさ、お手入れのしやすさ、耐久性の高さに焦点を当てることで、洗面所特有のトラブルを回避できます。

2-1.滑りにくさ

洗面所は脱衣所としても使用されるため、転倒の危険を減らすために滑りにくい床材を選ぶことが重要です。表面が滑りやすいフローリングよりも、クッション性のある床材を選ぶことで安心感が増します。例えば、クッションフロアやコルクなどの床材は、小さな子供や高齢者がいる家庭でも安心して利用できます。

2-2.お手入れのしやすさ
洗面所の床材を選ぶ際には、お手入れのしやすさも重要です。日常的な水の飛沫や化粧品の油分などが床に付着しやすい環境ですから、お手入れが容易な床材を選択することが重要です。タイルフロアやクッションフロアは、拭き掃除で簡単に清潔に保てるため、滑りやカビのリスクを軽減します。

2-3.耐久性の高さ
耐久性の高い床材を選ぶことが洗面所において重要です。キズがつきにくく耐水性が高い床材は、汚れが浸み込みにくく、日常的なお手入れが簡単になります。さらに、耐久性の高い素材を使用することで、床材の劣化が遅くなり、長期間美しい状態を保つことができます。特にタイルフロアはキズや凹みに強く、耐久性に優れています。

3. 洗面所で用いられる床材の種類や特徴

実際に洗面所で使われる床材の種類や特性について詳しくご紹介します。メリットやデメリットもまとめましたので、床材を選ぶ際の参考にしてください。

3-1.フロアタイル
フロアタイルは厚さが約2.5mmの塩化ビニル素材で作られた床材です。耐水性に優れており、お手入れも簡単です。また、硬さがあるため、重いものを置いても跡が残りにくいという利点があります。デザイン性も豊富で、木目柄や石目柄など様々なテクスチャーが楽しめます。ただし、一枚ずつ施工するため工賃が高くなる傾向があります。

3-2.クッションフロア
クッションフロアも塩化ビニル素材でできており、比較的安価に購入できます。水が染み込みにくいためお手入れが簡単で、クッション性があるので安心して使用できます。ただし、キズや凹みが生じやすいので取り扱いには注意が必要です。

3-3.フローリング

フローリングは温かみのある床材で、他の部屋との調和が容易です。ただし、木材は水が染み込みやすいため、複合フローリングの使用が推奨されます。化粧シートを使用した複合フローリングは水に強く、タイルフロアやクッションフロアに比べて耐水性は劣ります。こまめなお手入れやシリコンでの隙間埋めなどの対策が必要です。

3-4.コルク
コルクは裸足でも快適な床材で、寒い冬でも足元の冷えを気にせずに過ごせます。また、滑りにくく転倒のリスクを軽減できる利点があります。ただし、水に弱いためこまめな拭き掃除が必要です。
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4. 洗面所の床材をリフォームする方法

洗面所の床材をリフォームする方法には、一般的に業者に依頼するかDIYを行うかの2通りがあります。それぞれの施工内容や手順を見てみましょう。

4-1. DIYでリフォームする
基本的には業者への依頼がおすすめですが、ご自身でDIYを行うことも可能です。最近では、シートタイプの床材もあり、施工が簡単な商品もあります。洗面所の床をDIYでリフォームする手順を以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

手順①: 必要な道具を準備する
手順②: 床をきれいに掃除する
手順③: 張る部分の寸法を測る
手順④: 床材をカットする
手順⑤: 床材を張り付ける


4-2. 専門の業者に依頼してリフォームする
業者に依頼する方法は失敗のリスクが低く、安心です。DIYに比べると時間と手間がかかりませんが、コストは高くなります。業者による洗面所の床リフォームには、「重ね張り」と「張り替え」の2つの方法があります。

●重ね張り: 既存の床の上に新しい床材を重ねて張る方法で、工事費が比較的安い傾向があります。
●張り替え: 古い床材を剥がして新しい床材を張る方法で、床下の状態もチェックできますが、追加費用がかかる場合もあります。

5. まとめ

この度は、洗面所の床材を選ぶ際の重要なポイントや床材の種類・特性についてご紹介しました。洗面所の床は、転倒やカビの発生のリスクが高いため、滑りにくさやお手入れのしやすさに特に注目する必要があります。最近では、DIY向けの床材も増えていますが、施工の際には失敗の可能性も考慮すべきです。そのため、自宅の床下の状況に合った適切な施工方法を提供してくれる専門業者に依頼することをおすすめします。


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