その他
2024.02.28
picture

フローリングに発生したカビ。
カビは急速に繁殖するため、できるだけ早い段階で取り扱う必要があります。
人体にも有害な影響があるため、適切な手法で除去し、再発を防ぐことが不可欠です。
ここでは、床にカビが生じる主な原因、自分で対処する際と専門業者に依頼する際のポイント、そして効果的なカビ予防方法について紹介します。
また、カビの進行状況や床の寿命に応じて、床の張り替えリフォームを検討することをお勧めします。
リフォームのメリットについても併せてご紹介いたします。



目次

◆床にカビが生える原因とは?

◆カビを自分で除去する際のポイント

◆業者へカビ除去を依頼する場合

◆床のカビを予防するポイント

◆カビの度合いや床の寿命によってはリフォームを検討


◆床にカビが生える原因とは?

フローリングに発生するカビの主な原因を検討してみましょう。ここで挙げた主な要因は「水分」と「敷物」ですが、共通の要因は「湿気」です。日本は湿度が高く、住宅の気密性も高いため、カビが発生しやすい環境にあります。

●水分
フローリングは木材で構成されているため、特に水分に弱いです。水まわりやトイレなどの床はカビに注意が必要ですが、リビングでもカビが生えることがあります。これは主に冬季に発生しやすい「結露」が原因です。室内と外の温度差によって、窓際で結露が発生し、その水滴がフローリングに垂れることでカビの発生に繋がります。

●敷物
床に直接敷く布団やカーペットも多くの場合、カビの原因となります。特に布団の場合、寝ている間に人間が発する大量の汗が布団に吸収されます。しかし、フローリングは吸湿性がないため、布団の下に吸収された汗が行き場を失い、カビの発生を引き起こします。毎日布団をたたんで、定期的に干すことで回避できますが、布団を敷きっぱなしにする場合は注意が必要です。同様にマットやカーペットも、長期間敷きっぱなしにすると湿度が溜まり、カビの原因となります。

◆カビを自分で除去する際のポイント

カビは繁殖のスピードが速いため、見つけたら速やかに取り除くことが不可欠です。狭い範囲で初期の段階であれば、自分で対処することも可能です。以下に、カビを取り除く際のポイントを見てみましょう。

●最初に掃除機を使用するのは避けましょう!
カビを除去する際にNG行為として、掃除機を使って吸い取ろうとすることが挙げられます。手軽で迅速に見えるかもしれませんが、掃除機で吸い込むと排気口からカビが放出され、結果的に部屋中に広がってしまいます。このため、掃除機の使用はNGです。

●洗剤の使用に際して留意すべき点
一般的に、カビの駆除に使用される物質には、アルコールやエタノールが含まれます。
これらを利用する際には、床に直接液体を垂らさないように心掛ける必要があります。
スプレーボトルを使用し、カビの発生箇所に向けて吹きかけると効果的です。
また、中性洗剤を使用する場合は、原液ではなく水を含んだバケツなどにわずかな量を溶かし、湿った雑巾を絞って使用します。
雑巾や布は乾燥した状態で使用しましょう。
濡れ拭きは控えるべきです。
一般的な床のお手入れにも言えることですが、フローリングは水に敏感なため、水拭きは避けるべきです。
カビを取り除く際も、エタノールやアルコールを吹きかけた箇所には、しっかりと絞った乾いた雑巾を使用します。
洗剤入りの水に浸した雑巾も、よく絞ってから使用します。水分を残さないように、十分な乾拭きが重要です。
picture

◆業者へカビ除去を依頼する場合

カビが拡がり広がってしまった場合や、床下にまで影響が及んでいる疑いがある場合は、プロのカビ除去業者に依頼することをおススメします。
自分での対処よりも費用や作業時間はかかりますが、専門業者はカビを徹底的に取り除き、さらにワックスを使用して床を美しく仕上げてくれることもあります。

以下のような状況では、専門業者に頼む方が適しています。
床表面に発生しているカビは、一般的に自分で対処できることが多いです。
しかし、ワックスやコーティングの下に侵入してしまった場合は、完全に取り除くのが難しく、このような状況ではカビに精通した専門業者に相談することが望ましいです。

カビ除去の費用は、清掃する範囲や作業内容によって変動します。
ワックスを剥がしてカビを取り除き、その後ワックスを再塗布する場合、対象となる床面が1帖以上であるか、または部屋全体が対象であるかによって費用が決まります。
数万円かかるケースが多いため、床の張り替えも検討に値するでしょう。

◆床のカビを予防するポイント

ここからは、床のカビを未然に防ぐ方法をご紹介いたします。敷布団やカーペットの配置に気を付けることや日常の掃除だけでなく、フロアコーティングを専門業者に依頼するという手段もあります。

●敷布団やカーペットの配置について
敷布団を敷く際には、すのこや湿気取りマットを活用することがお勧めです。床に直接敷かないように心掛けましょう。また、敷布団は毎日たたんで片付け、週に1~2回は天日干しすることが理想的です。カーペットやマットも長期間敷きっぱなしにせず、定期的に天日干しすることがおすすめです。

●清潔な床と敷物を保つ
日々の掃除で床や敷物を清潔に保つことも重要です。カビは床の汚れやホコリから発生しやすく、定期的な掃除が必要です。掃除機だけでなく、モップや乾いた雑巾を使って掃除することもおすすめです。敷物も布団やカーペットなどは定期的に洗い、清潔な状態を保つよう心がけましょう。洗えないカーペットやマットには、防カビ剤を活用するのも効果的です。

●結露に対処する
冬季の結露対策も重要です。結露から生じた水滴が床にしみ込む前に、しっかりと拭き取りましょう。また、乾燥しやすい季節でも、室内の湿度を適切に保つことが大切です。加湿器を使用する際は注意が必要です。

●フロアコーティングを施す
専門業者にフロアコーティングを依頼することで、カビの発生を予防することができます。フロアコーティングは、ワックスよりも耐久性に優れ、床を傷や汚れから守ってくれます。汚れがつきにくく、手入れが簡単になるというメリットもあります。業者によっては、防カビに特化したコーティングを提供しているところもあるため、予算や目的に応じて比較・検討してみることをおすすめします。

picture
picture

◆カビの度合いや床の寿命によってはリフォームを検討

床にカビが生えてしまう原因や対処法、予防方法についてご紹介してきました。
カビが床下の木材にまで繁殖してしまっている場合や、フローリングの寿命でほかにも痛みや劣化が出ている場合は、フローリングの張り替えリフォームを検討する人もいると思います。ベーシックタイプからワックス不要で抗菌仕様となっているタイプまで、様々な商品が幅広く用意されているため要望にあった商品を探すのは難しいかと思います。お近くのリフォーム店に相談しましょう。


名古屋・岡崎市・豊田市・刈谷市・で住宅リフォームをお考えなら、4年連続エリア販売数【No.1】のフジケンリフォーム! 
キッチン、お風呂、洗面化粧台、トイレの水まわりに加え、内装、玄関、外壁などリフォーム全般お任せください。 
費用のお見積もりは何度でも無料。リフォームローンや各種補助金など、お気軽にご相談ください。
対応エリアは、西三河(岡崎市・安城市・刈谷市・豊田市・西尾市・知立市・高浜市・碧南町・みよし市・幸田町)を中心に名古屋・大府市・豊明市・半田市・豊川市・蒲郡市など幅広いエリアで対応しております。
コラム一覧へ