エイジレスな肌や女優肌などの憧れの美肌になるために、毎日のスキンケアや食事に気を配っている方も多いですよね。これらに加えて運動も、美肌づくりに大切な要素のひとつであることをご存じですか。 前編では運動が肌にどのような効果をもたらすのかを説明します。
「美肌は運動でつくる」と聞いても、肌と運動がどう関わっているのかピンとこない方も多いのではないでしょうか。なぜ運動が肌に良いのか、その理由を見ていきましょう。
血行不良は、シミや乾燥小ジワ、目の下のクマ、顔色の悪さなどの肌トラブルの原因になります。運動をすると血流がスムーズになり、肌細胞を含めて体の隅々に必要な栄養素や酸素を届けてくれることが期待できます。血行促進によって肌代謝が高まると、皮膚に溜まったメラニンが排出されやすくなり、シミができにくくなるのだとか。運動で血行を促進して肌に栄養を届け、生き生きとした肌を目指したいですね。
成長ホルモンには、身長を伸ばすなどの成長に関する作用や、代謝を調節する作用があります。これらの作用によって体にさまざまな影響を与えますが、その中のひとつに体内の組織を修復する働きがあり、美肌づくりに役立つとされています。
有酸素運動でも成長ホルモンが分泌され、筋トレなどの無酸素運動をすると成長ホルモンの分泌量が多くなると言われています。また、成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されることが知られていますが、運動は良質な睡眠にもつながります。
便秘になると肌荒れやくすみなどの肌トラブルが起きがちです。便秘になる原因には、食生活の偏りやストレス、そして運動不足などが挙げられます。運動することで腸も刺激され、腸の動きが良くなり便秘の改善が期待できます。運動で便秘を解消して、肌トラブルを防ぎましょう。
肌トラブルのもとになるストレスですが、ストレスを解消する手段のひとつに運動があります。運動に没頭している間は気が紛れやすい上、適度な運動をした後は副交感神経が優位になり、リラックスできてストレスを感じにくくなる効果が期待できます。
後編では
エイジレスな肌を目指すなら、どんな運動がおすすめなのかをお伝えします。