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【FPが教える】50代からでも遅くない!負けにくい投資のはじめ方

元銀行員FP、佐々木りえと申します。 お客様と接するなかで「初心者で知識もないし、投資に一歩踏み出せない」という声をたくさん聞いてきました。 興味はあるけれど不安なあなたに向けて、投資信託の「負けにくい投資のはじめ方」を経験も交えて解説しますね。50代からでも遅くありません!

失敗しないキーワードは【積立】【分散】【継続】の3つ

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積立で投資信託をはじめよう

「積立で投資信託を買うと、負けにくいな」
たくさんのお客様の運用結果を見てきた、私の感想です。
まとまったお金で一括投資するより、積立でコツコツ投資する方が負けにくいのです。
それはなぜでしょうか?

1.タイミングを気にせず投資ができるから
投資信託は毎日変動します。
相場が下落すると“もっと下がりそうで怖くて買えない” 相場が上昇すると“前よりも上がったから高くて買えない”という心理になりがちです。
積立なら毎月自動で投資できるので、タイミングを気にせず継続できますね。  

値下がりしても嬉しい!?積立のしくみ
「決まった金額」を「定期的に」投資する方法をドル・コスト平均法といいます。
積立を続けることにより、投資信託の購入単価が平均化され、結果的に安く買える可能性が高まります。(高値づかみしない)
(例)1個100円のリンゴがあります。
半額セールで1個50円になりました!同じ100円でリンゴが2個も買えましたね!
値下がりしたら、たくさん買うチャンス!怖がらずたくさん買っておく。
これ、投資で大事なことです。
運用成果である評価額 = 基準日の基準価額(1万口あたり)×保有口数÷10,000
で求められます。
保有口数を増やすことは、将来、基準価額が上がった時に大きな投資効果をもたらすのです。


分散しよう

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投資対象は1つに絞らず、地域・通貨を分散すること。
例えば、毎月2万円積立するなら…日本株の日経225インデックスファンド1万円、外国株式インデックスファンド1万円など。


「値動きが大きいのは不安」と言うお客様には、国内外の株式・債券・不動産にバランスよく投資するバランスファンドを提案することもありました。


経験上、積立でもリターンがマイナスだったのは「日本国債のみに投資するファンド」でした。値動きが少なすぎるため、積立には向かない印象です。


中長期的にリターンを狙う場合、ある程度値動きのある資産を入れる必要があります。


長期投資 とにかく続けること

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これが一番大事かもしれません。

投資を続けていると、必ず値下がりする場面がやってきます。
「先が見えなくて不安だから、積立をやめたい」と、お客様。
気持ちはよく分かります。

そんな時、私は「一時的に値下がりしていますが、ファンドの成長に期待しているのなら、安く買えるチャンスが来たと思って積立を続けませんか?」と提案していました。


下落時は、含み損を抱えることもあり不安です。

しかし、ずっと下落が続くわけではありません。過去を振り返っても、下落の後は上昇に転じています。


一喜一憂せず、ゆったりとした気持ちで、向き合うことが大切です。

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完璧な知識がなくても大丈夫。やりながら勉強するのでもいいんです。
積立で“負けにくい投資”をはじめてみませんか?

【このコラムを書いた人】
元銀行員FP(ファイナンシャルプランナー)
佐々木 りえ

18年間の銀行勤務経験から、幅広い年代のお客様に資産運用の提案をしてきた経験を活かしコラムを執筆。
投資信託、NISA、保険商品にまつわる疑問やはじめ方を初心者に寄り添い分かりやすくお伝えしています。

【資格】

・FP3級

・金融窓口2級技能士

・金融コンプライアンスオフィサー2級

・保険販売3級

・特別会員二種証券外務員

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