投資の基本がわかったら、次は証券口座を開設しましょう。 この記事ではNISAを利用している50代の筆者が、あなたの投資デビューに役立つ情報を3つお伝えします。
NISAは銀行や証券会社の窓口、ネットの証券会社で取り扱っています。
「じゃあ、銀行の窓口へ行こう」と思ったあなた、ちょっと待ってください。
NISAの口座開設で一番おすすめしないのは、銀行や証券会社の窓口に行くことです。
えっ、どういうこと?
窓口をおすすめしない理由は2つあります。
1.手数料が高い
2.NISAで投資できる商品が少ない
ひとつずつ説明しますね。
1.手数料が高い
NISAの手数料は、どの金融機関でも同じではありません。
銀行や証券会社は店舗の賃料や窓口対応の人件費がかかるため、手数料が高くなります。
一方、ネット証券はお客さんがスマホやパソコンを使って申し込むのでコストが抑えられて手数料を安くできるんですね。
NISAは手数料が安いネット証券で開設してこそメリットを活かせます。
これからはネット証券やネットバンクが主流になっていくので、今のうちにマスターしておいて損はありません。
2.NISAが使える金融商品の取り扱い数が少ない
銀行窓口をおすすめしない理由のふたつ目は、NISAが使える金融商品の取り扱い数が少ないこと。
大手ネット証券は約200本から選べるのに対して、銀行の窓口は大手でも10本以下になります。
投資したい商品が決まっている場合は、取り扱いのある金融機関を確認してから口座開設してくださいね。
NISAは1人1口座しか作れないため、金融機関をどこにするかによって収益に差が出ます。
金融機関の変更はできますが、手続きが面倒なので最初によく考えて選びましょう。
初心者が金融商品を底値で購入するのはムリです。
低リスクで投資をするには、購入する額と時間を分散する「ドルコスト平均法」を使います。
ドルコスト平均法とは、値動きがある株式や投資信託の購入単価を下げるために定期的に一定額ずつ買い付ける方法です。
100万円分を一度に買うよりも、1万円ずつ100回に分ける方が安く買える可能性は高くなります。
図の青枠部分のように、毎月一定額で価格が高い時は少なく、安い時は多く購入していきます。
ドルコスト平均法を使った投資は、預け入れ期間が長いほど有利になります。
リスクを抑えるには、ムリなく続けられる額で長期投資するのがポイントです。
投資信託の選び方は、こちらの体験談を参考にしてくださいね。
積み立てを始めると価格の変動が気になりますが、一喜一憂してはいけません。
長期投資の場合、価格が下がった時はいつもより多く買えるチャンスなんですよ。
下がった時にあわてて解約すると元本割れすることがあります。
最低でも10年は続けるつもりで、生活に必要のない余裕資金で始めましょう。
低リスクでNISAを始めるポイントをまとめます。
ネット証券で口座を開設する
余裕資金で長期分散投資をする
値動きに一喜一憂しない
この3つを忘れずにリスクを抑えた投資を始めてくださいね。
この記事があなたのNISAデビューのきっかけになりますように。