先日愛知県にも熱中症アラートが発令され、いよいよ夏の暑さも本番となってまいりました。 そこで50代の私たちが直面する可能性のある二つの問題、熱中症と冷え性に焦点を当てて、快適な室内環境づくりについてお伝えします。
熱中症対策
夏の暑い日には、室内でも熱中症になる危険性があります。
以下のポイントを念頭に置きながら、熱中症対策を行いましょう。
適切な温度設定: 室温を快適な範囲に保つことが重要です。冷房を使用する場合は、室温を適切なレベルに設定しましょう。一般的には、25度前後が快適とされていますが、個々の体感に合わせて調整してください。
適度な湿度調整: 高温多湿な環境は熱中症のリスクを高めます。エアコンや除湿器を使用して、室内の湿度を適切なレベルに保ちましょう。一般的には、50%程度が理想的です。
適切な風通し: 室内に新鮮な空気を取り入れることも重要です。窓を開けたり、サーキュレーターや扇風機を利用して、室内の空気の流れを確保しましょう。
十分な水分摂取: 熱中症予防には、適度な水分摂取が欠かせません。特に50代以降は喉の渇きを感じたり汗を出す機能が低下しているので注意が必要です。
喉が渇いていなくてもこまめに水分補給を行い、脱水症状にならないように注意しましょう。
一方、冷房に当たりすぎから引き起こる「冷え性」も私たちの健康に影響を及ぼす問題です。以下のポイントを参考に、冷え性対策を取りましょう。
適切な温度設定: 冷房の使用や室温設定に注意しましょう。適切な温度設定は28度以下ですが、室温が低すぎると体が冷え、冷え性を悪化させる可能性があります。
28度でも寒いと感じる場合は、直接風に当たらない場所へ移動するなど、適度な温度を保つようにしましょう。
重層着衣: 冷え性のある方は、重層着衣が有効です。薄手の衣服を複数重ねることで、体温を保ちやすくなります。
さっと使える薄手のストールやカーディガン、さらにUVカットやさらりとした手触りのものを選ぶと外出でも使え便利です。
こまめな運動: 適度な運動は血行を促進し、体を温める効果があります。冷え性の方は、お家でもできるヨガやこまめなストレッチなどの軽い運動を取り入れることをおすすめします。
保温対策: 冷え性の気になる部分(手足など)には保温グッズを使用しましょう。手袋や靴下、カイロなどが役立ちます。
熱中症と冷え性に対する対策のポイントをお伝えしました。
実は、室内熱中症で死亡した方のうち9割がエアコンを使っていないという調査結果も。
身体の冷えだけではなく、年々高騰する電気代が気になりエアコンを控えてしまう方も多いのではないでしょうか。
健康を維持し、快適な室内環境を作り出すために、これらのアドバイスを参考にしてみてください。また、個々の体調や環境に合わせて調整することも大切です。快適な室内で充実した日々を送りましょう!