ついつい忙しい毎日を過ごしているとキッチンやリビングの片付けもあと回しに、、、出したものをそのまま放置してしまうこともあります。 また収納スペースはあるはずなのに、なぜかスッキリと片付けられないと感じる方や、そもそも片付けは得意ではない！！！ という方もいらっしゃるかと思います。 そんな方に、頑張らなくても気づいたら勝手に綺麗な状態になっている、お片付けが不要な間取りをご紹介します。
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉一度は耳にしたことがないでしょうか？
そもそも片づけをするというのは、時間も労力もかかるエネルギーを消耗する行動です。
なんだか落ち着かない、不安に感じる、お家の居心地が悪いそんな状態のときに、わざわざ消耗する行動はできません。
全体の間取りや家具の配置を見直して、心の乱れを整えられる環境を用意してあげることで、自然とお部屋の乱れも整っていきます。
前述でも述べたように片付けをするのは、「片付けよう！」と気合いを入れなければならない行為です。
その気合いがなかなか入らないので、お部屋の隅に物が溜まってきてしまうのですが・・・
その気合いをわざわざ入れなくても、外から帰ってきて、キッチンやリビングに行く普段の歩く動線上などに片付けられるポイントがあったらどうでしょう？
歩いていくだけで、どんどん片付けが済んでしまいます。
1つ例をご紹介します。
元々は奥まった箇所にキッチンがあり、収納も確保しずらいような、狭く暗いキッチンでした。
そこで、思い切ってキッチンの向きを90度変えてしまい、今まで確保することができなかった収納スペースとしてパントリーの空間をつくりました。
さらにキッチンは回遊できるようにしたことで、
①買い物してきた流れでパントリーに向かう→ストック品をしまう
②そのまま冷蔵庫へ
③キッチンへ
自然と動線が確保できているので、買ってきた物をそのまま放置することもなく、勝手に収納してしまう流れを作りました。
「片付けをする」という意識を持たなくても気づいたら片付いてしまっている環境になっているのがポイントです。
1番お部屋が散らかってしまう要因としては、使ったものをそのまま使った場所に収納できないことが挙げられます。
例えばリビングで遊んだおもちゃを別のお部屋に片付けをするとなると、おもちゃをしまうときにそこまで運ばなければならなくなります。
そうすると運ぶのがだんだんと面倒になってきて、もうリビングで使うし隅の方に置いておけばいいやとなってしまいます。
そんなものの積み重ねで、だんだん物が山積みになってきて、
「あぁ、片付けできないな、整理整頓ができないな」となります。
リビングで使うものはリビングに収納。
1秒もかけずに、サッとパッと収納してしまえれば、手間にも感じません。
複数の場面で使用するような収納スペースは、どこからでもアクセスできるようにしておくことで、使い勝手がグンっと変わります。
例えば、お洋服をしまうようなクローゼット。
このクローゼットを使用する場面を想像してください。
①お洋服を着るのに、クローゼットを開ける場面
②お洋服をしまうために、クローゼットを開ける場面
大きく2つの場面で使用するかと思います。
1番手間に感じる場面は②。
収納をするために各お部屋の扉を開けて中に入り、クローゼットの扉を開けてやっと収納ができます。
そこで廊下からも直接入れるようなアクセスにしてしまえば、ワンクッション、収納するまでのアクションを減らすことができます。
収納はなるべく奥まらせず、アクセスしやすいように工夫をすることで、使い勝手が向上します。
いかがでしたでしょうか？
意識しなくても勝手に綺麗な状態を保てる環境にしてしまうことで、お部屋で過ごすのもスッキリ気持ちよく過ごせるようになります。
なぜかお部屋が片付かない、そのせいでお家で過ごすのに気分が悪い、落ち着かない...そんな方は一度お部屋全体の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
関連コラム
梅雨の時期の救世主！？ランドリーパイプのいろいろ
最近、お施主様からのご要望はもちろん、ご提案することも多いことの一つに...
毎朝が楽しくなるような洗面室空間
洗面室は朝身支度をしたり、入浴するための脱衣場として使用します。 朝慌...
こだわりニッチスペース特集
空間を壁紙でアクセントを効かせるのも一つですが、あえて平坦な壁を部分的...
【実例あり】室内ドアにこだわる！おしゃれな空間作りのコツ
お部屋の雰囲気を決めるのに重要な要素はいくつかあります。 壁紙、フロー...
イベント一覧
