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【実例あり】空間デザイナーが直伝!失敗しないクローゼット造りのコツ

どんな物をしまいたいのか、 どんな物が多いのか、 どんなふうに収納したいのか・・・ これらを整理しながら、クローゼットの検討を進めないと、せっかく収納できるスペースを確保しても、 「思ったより収納できなかった」、「かえって物が山積みになり散らかってしまった」なんてことも。 お部屋を綺麗に保つためにも、持ち物の確認とそれを使う場所、どのように使うかなど、まずはご自身のことを整理整頓して見直し、最適なクローゼット空間をつくりましょう♪

収納したいものを洗い出してみよう!

まずは何を収納したいのか、持ち物を洗い出してみましょう。

~持ち物リスト~
・お洋服→お洋服の種類は?アウターが多い?ワンピースやコートなど長物はありますか?
・季節ものの家電
・子供のおもちゃ
・おむつなどのベビー用品
・ペットのおもちゃやエサ
・お布団
・細かい書類やお薬関係
・掃除関係
・食品
…などなど

様々なものがあると思います。
なるべく細かくご自身の持ち物を見直してみましょう。


持ち物に住所をつけよう!

自分の持ち物の把握ができたら、それらを使う場所ごとに分類してみましょう。

先ほどの持ち物リストからどこで使うことが多いのか分類してみます。

Aさんの場合
・お洋服→起きたらすぐに着替える→主寝室
・季節ものの家電→リビングで使う家電製品が多い→リビング
・子供のおもちゃ、ペットのおもちゃや餌→リビングでよく遊んでいる→リビング
・お布団→主寝室
・細かい書類やお薬関係→リビング
・掃除関係→リビングや洗面室
・食品→キッチン

分類が完了したら、使う場所と近い場所に収納できるスペースを確保します。
なぜなら、遠い場所にある物の出し入れって結構面倒になってしまうことが多くないですか??
だんだん片付けなくなって、ダイニングテーブルの上、カウンターの上、部屋の隅に物が重なってしまうのです。そんな経験きっと誰しもがあるはず…

使う場所に使うものを。これが片付けやすい、キレイを保てるクローゼットの場所です。
そのクローゼットの中が、それぞれの持ち物が住む場所、住所となります。


クローゼットアイテム 「可動棚」

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場所が決まったら、クローゼットの中身をアイテムを使って、さらに沢山のものが収納でき、使い勝手のよいクローゼットに仕上げていきます。

まずは「可動棚」
リビングに収納するものは、割と大きさが小さく細かいものが多いです。
またものによってサイズもバラバラ。
そんな時は、可動棚と呼ばれる、高さを変えることができる棚を設置すると便利です。
棚の背面、もしくは両サイドにレールを取付、レールの穴に合わせて取り付ける棚の高さを調整することができます。

持ち物に合わせて自由に調整ができ、レール間であれば棚を増やすこともできるので、
無駄なスペースが生まれることもなく、ライフスタイルが変化し持ち物が変わったとしても心配なし◎


クローゼットアイテム 「枕棚+ハンガーパイプ」

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続いて「枕棚+ハンガーパイプ」をご紹介します。
お洋服を収納する場所に設置することの多い、棚とパイプをかけ合わせたアイテムです。

ハンガーパイプはアウターをかけて置くだけではなく、
普段着用するTシャツやズボンもそのままハンガーにかけて収納する方も増えてきています。
大量の洗濯物をいちいち畳んで引き出しにしまうよりも、
干した状態のままクローゼットに運び、パイプにかけるだけで完了するので、洗濯物のひと手間と作業時間が大幅に削減できます。

パイプの取付位置はその方の身長や、お洋服の長さによって決めることをお勧めします。
手が届く高さは「身長×1.2倍」とも言われているので参考にしてみてください。

長物のお洋服がない方や、ハンガーパイプでお洋服を吊るして収納する派の方は、
ハンガーパイプを2段にして設置することも可能です。
その際、お洋服の丈もそうですが、パイプハンガーよりもハンガー分お洋服が下がってくるので、取付高さは要チェック!
床に擦ってしまう等の失敗をしないように、誰のどんなお洋服を収納するか確認しながら決めましょう。

枕棚は壁の上の方に設置される棚のことで、普段あまり使わないものを置くのに便利です。
だいたい床から、160㎝~180㎝くらいの高さに設置することが多いですが、
収納の全体のスペースの高さや扉の高さを考慮しないと棚の上に物が置けなくなってしまうこともあるのでお気を付けください。
(例:枕棚の高さ180㎝、扉の高さが170㎝の場合、扉が邪魔で収納がしづらい)


クローゼットアイテム 「中段」

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最後に「中段」をご紹介します。

中段はあの、ドラ〇もんが普段押入の中で寝ているあの棚のことです。
奥行があり、頑丈なので、お布団関係をしまうのにピッタリです。
先ほどの、枕棚+ハンガーパイプと掛け合わせて取り入れる方も沢山いらっしゃいます。

3つ折りのお布団は、サイズによって様々ですが、だいたい間口150㎝、奥行75㎝程度です。
なので、中段の奥行は75㎝は最低でもほしいところ。
また重たいものを収納することが多いので、取付位置もきにしたいです。
あまり高い位置に設置してしまうと取り出すのに持ち上がらないこともあるので、だいたい70㎝~80㎝程度の高さに設置することが多いです。
こちらもご自身の身長等を考慮しながら、取り出す際のシミュレーションをして決めると失敗を防げるので、要チェックです!

今回は失敗しないクローゼット造りのコツについてお伝えしました。
アイテムは他にも引き出しタイプや、ネクタイやアクセサリー等をしまえるかご…などなど他にも沢山アイテムが揃っています!

クローゼット造りをする際に何をしまいたいか、どんなものが多いのか等を教えていただければ、
ご提案をさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。

最適なクローゼットを造って、勝手にキレイでいてくれるお家をつくりましょう♪

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