空間サイズやライフスタイルによって適したキッチンの形があります。 今回は、現役設計デザイナーが近年採用の多いペニンシュラタイプのオープンキッチンの事例をパターン別にご紹介いたします。
ペニンシュラキッチンに向いている方
・家族とコミュニケーションをとりながら料理する
・リビングのTVを見ながら料理する
・キッチン空間をおしゃれに充実させたい
・片付けが苦手
家族、友人と一緒に会話を楽しみながら料理がしたいという方に人気なオープンタイプのペニンシュラキッチン。
また、キッチンをインテリアの一部、または主役にして空間コーディネートを愉しみたい方にも人気のスタイルです。
他の形がおすすめな人
・キッチンに十分な空間を確保できない
・お部屋に匂いが付くのが気になる
リビング、ダイニングと同じ空間にキッチンがあるとどうしても匂いが気になる、という方やキッチンと壁の間に十分な空間を作らないと成立しないこのスタイルは元々の空間が広くないとキッチンに圧迫された間取りになってしまう可能性もあるので注意が必要です。
ペニンシュラキッチンのキーワードは「キッチン腰壁のあるなし」、「コンロ前壁のあるなし」
SNSやホームページでもペニンシュラキッチンと検索するとかなりの数がヒットするので余計に迷ってしまいますよね。
実は、「キッチン腰壁」「コンロ前壁」がある場合と無い場合で空間の印象やメリットが変わります。
それでは、早速「キッチン腰壁」「コンロ前壁」に注目していきましょう。
こんな方へおすすめ!
□壊せない壁がある
□腰壁に壁紙やタイルを張りたい方
ヴィンテージや北欧など素材感を出すスタイルにぴったり。
こんな方へおすすめ!
□キッチンと同じ素材(面材)で統一したい
□色の組み合わせが苦手
シンプルなので、ミニマルやスタイリッシュな空間がお好きな方にも◎
こんな方へおすすめ!
□バーのようなカウンターが欲しい方
□コンロ前の壁なしで開放感が欲しい方
キッチンのワークトップに奥行きつければ
バーカウンターのように軽食を取れる
スペースが生まれます。
こんな方へおすすめ!
□手元を隠したい
□開放感も欲しい
腰壁の高さを少しだけ高くすると
リビングから見たときにスッキリ◎
こんな方へおすすめ!
□リビングに収納が欲しい
□キッチンが主役の空間にしたい
開放感と収納力、どちらも欲しい方に
選ばれているスタイル。
収納スペース分、キッチンの奥行きが広くなるのでキッチンが主役の空間が欲しい方へ。
いかがでしたか?
今回は、現役設計デザイナーが近年採用の多いペニンシュラタイプのオープンキッチンの事例をパターン別にご紹介いたしました。
たくさんあるペニンシュラのキッチン事例。そしてキッチンのリフォームや新設は一生のうちに何度もできるものでは無いので悩んでしまいますよね。
このコラムで、リフォーム、リノベーションの「どうしよう?」が1つでも解決できるお手伝いができたら幸いです。