おうち梅酒作りは、手作りの魅力を味わえるだけでなく、自分好みの味を楽しめる点が魅力です。きっと、1年間かけて作り上げた自家製梅酒は、完成時の感動や自信が暮らしを豊かになるはず。
梅酒には、梅干しに含まれるクエン酸やポリフェノールなどが豊富に含まれており、血行促進や疲労回復、消化促進、美肌効果などの効果が期待されます。また、アルコール度数が低い場合もあるため、適量で飲むことでストレス解消にもつながります。ただし、過剰な飲酒は健康に悪影響を与えるため、飲酒は適量に留めるようにしましょう。
梅酒の歴史は古く、平安時代から存在しているとされています。当時は、梅酒は医薬品として用いられており、胃腸の不調や疲労回復に効果があるとされていました。江戸時代には、一般的な飲み物として広まり、茶の湯や料理にも用いられました。
現代においても、多くの人に愛されている所以ですね。
梅酒の作り方をご紹介いたします。
【材料】
・青梅 1キログラム
・水 1リットル
・氷砂糖 800グラム
・ウォッカまたは白酒 1.8リットル
【作り方】
1 青梅は洗って水気をふき取り、ヘタを竹串でくるりと取り、皮にフォークで穴を開けます。
2 煮沸消毒をした大きめのジャーまたはビンに、水、砂糖、青梅を入れ、軽くかき混ぜます。
3 ウォッカまたは白酒を加え、フタをして冷暗所で1年ほど寝かせます。
4 途中で青梅が上がってきた場合は、軽くかき混ぜます。
5 1年後、梅酒を濾して、瓶詰めして完成です。
【ポイント】
青梅は完熟する前に収穫したものを使います。
水は、青梅を浸すだけの量を入れます。
砂糖は、好みに合わせて調整してくださいね。
梅酒は、独特の酸味と甘みがあり、アルコール度数が高い場合が多いです。また、梅酒はフルーティーで爽やかな香りがあり、そのまま飲むだけでなく、炭酸水やジュースで割って飲んだり、カクテルの材料としても使用されます。
ちょっと変わったアレンジレシピをご紹介します。
梅酒グラニータ
梅酒を氷にかけてかき混ぜ、スプーンでかき混ぜながら凍らせます。凍ったらスプーンでかき混ぜ、器に盛り付けて完成です。氷の粒々と梅酒の味わいが楽しめます。
梅酒チーズケーキ
梅酒を練り込んだチーズケーキです。生地に梅酒を加えたり、トッピングに梅干しを使用することで、梅酒のフルーティーな味わいが感じられます。
梅酒煮込み
豚肉や鶏肉を、梅酒と醤油、みりん、砂糖などで煮込む料理です。梅酒の酸味と砂糖の甘さが、肉の旨みと調和して絶妙な味わいに仕上がります。
せっかく手塩をかけて作った梅酒。正しい保存方法や賞味期限について気になりますよね。
梅酒の保存方法は、直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保管することが望ましいです。特に自家製の場合は、瓶の口や蓋の周りにアルコールが残っているとカビや菌の繁殖が起こりやすく、瓶の蓋を開ける際には十分に注意する必要があります。賞味期限は、開封後でも1年以上保存可能ですが、保存状態によっては風味が劣化する場合があるため、できるだけ早めに飲用することをおすすめします。