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わたしのお気に入りのくらし | 60代女性 毎日楽しく、日記を綴るコツ

10年以上、1日も絶やすことなく日記を書き続けている60代のくんにゃさん。 見せていただいた日記帳はページをめくるたびに色とりどりのイラストや出来事が散りばめられていて、鮮明に思い出が蘇える素敵な一冊でした。 そんな日記を書いてみたい。でも3日坊主になりそう...そんな方のために楽しく日記を続けるコツをくんにゃさんに伺いました。

日記をつけると1日1日が愛おしく思える

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結婚してすぐ仕事を辞め、専業主婦になったくんにゃさん。

「専業主婦をしていると、何もしなかった一日って何にも残らないんじゃないかって漠然とした不安があって。」

「でも、どんな小さなことでも出来事を記録することでその日ちゃんと生きていたんだな、と。なんでもない1日がとっても愛おしく感じるようになりました。」

くんにゃさんの絵日記にはドラマチックな展開はほとんどなく、
今日はこんなテレビを見た、散歩をしていたら蝉の抜け殻を見つけたなど、いつもの日常を淡々と綴られています。しかし、どの1日も読み手が素敵な1日に映るのは彼女が一筆一筆心を込めて綴っているからだと感じました。


絵日記を毎日つづけるコツ

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日記をつけるというモチベーションを毎日保つために、くんにゃさんはどうしているのでしょうか?

「過去に書いた日記を家族や友人に見せることですね。あの日は〇〇ちゃん(長女の娘)がこんなこと言ってて面白かったよね、とか、あの時はお父さん腰を痛めて大変そうだったよね、とか。登場人物はいつだってわたしの周りの人たちだからこそ、みんな結構楽しみにしてくれてるんです。」

同じマンションに住んでいる友人たちに日記を見せたら、あまりにも面白かったから回覧板のように居住者に回したの、というエピソードも。自分の中だけで完結する日記ではなく、日記自体がみなさんと共有するツールになったなんて素敵ですね。


感情を書かない

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自由に日記を書いている印象のくんにゃさんですが、実は1つだけルールがあります。

それは、日記には感情を書かないこと。

「以前はその日の感情を入れて書いていましたが、今は一切書かないです。」

「感情って書いているその瞬間がピークなんですね。だから、後からその日を振り返ってみると、なんでこんなこと考えていたんだろう...って冷静になっちゃって笑」


確かに!感情が入った文章って後からなんだか恥ずかしくなったり自己嫌悪になったりする経験、筆者もありますが、みなさんはどうでしょうか?

学校の作文や日記はその時の感情を込めて書くように。と、よく指導されていたからか、書かなくてはいけないと固定概念があったかもしれません。

「なので私は、出来事しか書きません。おかげで、過去の日記もフラットな気持ちで読み返せます。」

ご家族やご友人だけでなく、出会って間もない筆者にも一切の躊躇なく日記を見せてくださったくんにゃさん。日記とはどこか他人には秘密にしておきたい、というイメージがありましたが、概念が覆りました!


ポケットには常に一枚のメモとペンを忍ばせて

「常にポケットにはメモとペンは必須。これは日記のネタになる、と思ったらすぐ書き留めないと気が済まなくて。笑」


どんな小さな出来事も取りこぼさないようにしているくんにゃさん。そのメモ帳を見せてもらおうと思いお願いしたところ...

「書いたものは日記に昇華したらすぐ捨てちゃうの。メモ自体もカットしたチラシの裏を使っていて残したことはないです。」

お部屋もすっきりとものが少ない印象のくんにゃさんのお宅。
不要になったらすぐ捨てる習慣を徹底しているところもその所以かもしれませんね。


ベッドサイドにもメモ帳を

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ところで、日記はどのタイミングで書くが気になるところです。やはりその日の夜?

「特に決めてないんです。当日書くこともあれば、次の日の朝から昼にかけてという日もあります。」

くんにゃさんの寝室のベットサイドにもメモ帳とペンが置いてあり、

「朝起きた時に、そういえば昨日こんなことあったな、とか、やっぱりあの出来事が気になるなとか、ふっと降りてくることがあるんです。笑」

確かに!朝って頭がクリアになるからか思い出すことあります。

「それに、夢の中の出来事も忘れないです。」

なるほど、夢は朝起きてすぐが一番鮮明ですよね。


おすすめは「3年連用日記」


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くんにゃさん愛用の日記帳は「3年連用日記」という1ページで3年分の同じ日を書き込めるタイプの日記帳です。

「このタイプの日記帳にしてからは、2年前も1年前の今日も風邪ひいてるから気をつけなくては、去年は今日梅の下準備をしているから、そろそろ準備をしようかな...とか。過去の今日を振り返ることで健康に気をつけたり、今日やりたいことを発見したりと、結構便利なんです」

まるで過去の自分に優しく導いてもらっているようですね。

「5年版もあったけれど、私の場合はイラストも描くから3年くらいのスペースがちょうど良くて」

3年分の元旦は家族が揃っているイラストから始まります。
確かに、3年分のスペースはイラストの収まりもちょうど良さそうですね。


イラストが苦手という方は写真を切り貼りしてコラージュするのも素敵ですね。
どのページをめくっても鮮やかに記憶が蘇る...そんな絵日記、今日から書いてみませんか?

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