リフォームのノウハウ
2024.03.18
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長年住んでいる家の床に傷がついたりきしんできたりして、リフォームを検討する方も多いでしょう。
床のリフォーム工事はおもに2種類あり、それぞれメリットやデメリットがあります。
この記事では、2種類の工法がどのようなものか、メリットやデメリット、それぞれが適するケースを解説するので、参考にしてください。


目次

床のリフォーム工事はおもに2種類

張り替え工法

重ね張り(上張り)

DIYで床のリフォームはできるのか?

まとめ






床のリフォーム工事はおもに2種類

床のリフォーム工事には、張り替え工法と重ね張り(上張り)工法の2種類があります。
張り替え工法とは既存の床材をはがして新しい床材を張る方法で、費用と時間が必要です。
重ね張り(上張り)工法は既存の床材の上に新しい床材を重ねて張る方法で、既存の床材をはがす必要がない分、工事が簡単で費用を抑えられます。
6畳程度の床をリフォームする平均的な工事期間は、張り替え工法で1日から3日、重ね張り(上張り)工法は半日から1日です。
費用は、無垢フローリングの張り替え工法は12〜20万円、重ね張り(上張り)工法は9〜15万円が目安です。




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張り替え工法

張り替え工法の手順は、まず既存の床材をはがします。
次に下地のゴミや汚れなどを取り除き、カビがある場合は消毒用エタノールを散布します。
最後に部屋に合わせて断熱材を敷き詰めて固定し、新しい床材を敷き詰めて調整、仕上がりを確認して終了です。
ここからは、張り替え工法のメリットとデメリット、注意点を解説します。

張り替え工法のメリット

張り替え工法のおもなメリットは、床材をすべてはがし床下にある下地の状態を確認できる点です。
シロアリ被害や腐食があれば補修、補強をしたうえで新しい床材を設置できます。
張り替え工法では、これまでと違う新しい床材を選べるメリットもあります。
既存の床材をすべて交換するため、経年劣化で生じた傷みはもちろん、歩くと音が鳴る「床鳴り」を改善したい方におすすめです。
床の高さが調整可能で他の部屋や廊下との段差をなくし、バリアフリー化を考えている方にも適しています。

張り替え工法のデメリット・注意点

張り替え工法のデメリットは、元の床材をすべてはがす時間と工費がかかる点です。
下地が劣化している場合や和室から洋室へ変更する場合は、床の高さを調整する必要があり、下地の交換または取り付けの時間と費用がかかります。
既存の床材をはがして新しく張り替えるため、廃材の処分費用も必要です。
処分にかかる手数料などの費用も、見積りの段階でおおよその金額を把握しておきましょう。



重ね張り(上張り)

重ね張りは上張り工法ともいい、既存の床材の上に新しい床材を重ねて張る手軽さから、近年では人気の工法です。
張り替え工法と同じようにメリットだけではなくデメリットもあり、施工時にも注意点があります。
重ね張り(上張り)をおこなう前に知っておきたい事柄をまとめて解説します。

重ね張り(上張り)工法のメリット

重ね張り(上張り)工法のメリットは、既存の床をはがす工事の必要がなく工事期間が短い点です。
また、ゴミが出ないため解体費や処分費がかからず費用も安く抑えられます。
工事中に発生する騒音もそれほど大きくなく、近隣への影響もほとんどありません。
重ね張り(上張り)工法は、二重に床材が重なった状態になり床の強度が増し、階下への防音効果も期待できます。
床暖房対応の重ね張り床材を選べば、床暖房をそのまま使用できます。


重ね張り(上張り)工法のデメリット・注意点

重ね張り(上張り)工法のデメリットは、重ねた床材の分お部屋の床が高くなる点です。
床材の厚さで他のお部屋や廊下との境目に段差ができてしまい、つまずきやすくなってしまいます。
既存の床材をはがさないので、床材を支えている下地の状態までは確認できず、腐食やシロアリが発生していても対処できない点もデメリットです。
基本的に同じ床材への張り替えにのみ可能な工法で、カーペットからフローリングへの変更はできないので注意しましょう。



フローリングを重ね張り(上張り)のメリット・デメリットを解説





DIYで床のリフォームはできるのか?

材料さえ用意すれば、床は自分で張り替えられます。
DIYで床をリフォームするメリットは、業者に依頼するよりも価格が安く抑えられ、自分の好みを反映しやすい点です。
時間に余裕があるDIY好きの方には向いています。
しかし、多くの時間を要し、失敗する可能性などのデメリットもあります。
いざ始めてみたら予期せぬ事態が起こることもあり、仕上がりの美しさは専門業者にはかないません。
床のリフォームには、それなりの経験と技術が必要だからです。
床の張り替えを検討している場合は、専門業者への依頼がおすすめです。
DIYより費用はかかりますが、失敗しない安心感や仕上がりの美しさが得られます。



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まとめ

床のリフォーム工事には、張り替え工法と重ね張り(上張り)工法の2つの方法があります。
張り替え工法は、古い床材をはがし新しい床材を張るため、費用と時間が必要です。
重ね張り(上張り)工法は古い床材の上に新しい床材を重ねる方法で、簡単で費用を抑えられますが、段差が生じるデメリットもあります。
DIYでのリフォームは費用を抑えられますが、張り替えには経験と技術が必要です。
床のリフォームは、豊富な経験と実績を持つフジケンリフォームへ相談しましょう。


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