リフォームのノウハウ
2024.03.06
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あなたのお家のフローリングはずっとキレイで快適ですか?
表面が剥がれてきて見た目が悪い、ささくれのようになって引っかかる、などお悩みではないでしょうか。
床の剥がれは水分や摩擦だけでなく、フローリングの寿命にも影響される可能性があります。
ここでは、フローリングの剥がれの主な原因や、DIYと業者による対処法に焦点を当て、さらにフローリングの剥がれを予防する方法についても考察していきます。
また、剥がれの範囲や床の寿命に応じて、フローリングの張り替えリフォームも一つのオプションとしておすすめしています。
張り替えリフォームのメリットにも触れ、より包括的な情報を提供していきます。



目次

◆フローリングがはがれてしまう原因は?

◆フローリングのはがれの補修方法

◆フローリングのはがれの予防方法

◆まとめ






◆フローリングがはがれてしまう原因は?

床材が剥がれてしまう理由について考察してみましょう。まず、床の剥がれの主な原因には、床材の寿命、摩擦による傷、そして水分が挙げられます。

●床材の寿命に関して
通常、床材の寿命は10年から20年程度と言われています。床材は木材から作られているため、自然な劣化が避けられません。寿命の違いが10年から20年の範囲にあると思われるかもしれませんが、使用方法や日々の手入れによってもその持ちが変わります。寿命による劣化や剥がれの場合は、リフレッシュリフォームを検討することがお勧めです。

●摩擦による影響
床材は摩擦に弱く、強い摩擦や繰り返しのこすれによって、表面に傷や剥がれが生じることがあります。頻繁にキャスター付きの椅子を使用したり、家具を引きずったりすることは、床にとって悪影響です。小さな傷から表面の損傷や剥がれが悪化することもあり、水分が侵入して劣化が早まることもあります。

●水分の影響
床材が水分を吸収すると、腐食や変色、剥がれの原因となります。木製の床材は水に弱いため、こぼれた液体や湿った雑巾での掃除が劣化を促進します。これはキッチンやトイレ、洗面所だけでなく、窓際の結露やペットの尿なども要注意です。床下の湿度が高い場合も、剥がれの原因となります。

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◆フローリングのはがれの補修方法

フローリングの剥がれに対する修復手段は、DIYによる補修と専門業者の依頼の二つに分類できます。それぞれの修復手法の要点や長所・短所について探ってみましょう。

【DIYによる補修の場合】
もし剥がれている箇所が狭く、表面の傷も浅い場合は、DIYで修復することが可能です。用意するものは、接着剤、マスキングテープ、補修パテ(木部用)、塗料、サンドペーパー、仕上げ用スプレーなどです。必要に応じてヘラやハケも手に入れましょう。
はがれた箇所を接着剤で固定し、周囲の床を保護するためにマスキングテープで囲みます。割れた部分は補修パテで埋め、平らになるようサンドペーパーでしっかり削り、最後に塗料でフローリングの色に仕上げます。木目を描き、仕上げ用スプレーをかけて修復作業を完了します。

●DIYでの修復のメリットとデメリット


・材料が手に入りやすく、初心者でも難易度は低い。
・費用が比較的安く抑えられる。
<DIYのデメリット:>
・剥がれた範囲が広い場合は不向き。
・塗料の色合いによっては他の床との不一致が生じる可能性がある。
・サンドペーパーの使い方が雑だと修復跡が目立ちやすい。

【専門業者に依頼する場合】
DIY作業に不安があるか、剥がれの範囲が大きい場合は、専門業者に修復を依頼することがおすすめです。プロの業者はフローリングの剥がれや傷を熟練の技術で修復し、作業前には掃除や家具の運搬も行ってくれるでしょう。一部の業者は劣化防止のコーティングも施してくれます。

●業者に依頼する場合のメリットとデメリット

<業者に依頼する場合のメリット>
・ある程度の剥がれや傷にも対応可能。
・DIYよりも床が専門家により綺麗に修復される。
・劣化防止のコーティングを行ってくれる場合がある。
<業者に依頼する場合のデメリット>
・DIYに比べ費用が高くなる(一般的な相場は20,000~50,000円)。
・作業に数時間~1日かかる。



剥がれの範囲や予算に応じて、DIYか業者依頼か検討することが大切です。床の剥がれの範囲や傷の深さ、予算などを考慮し、適切な修復方法を選択することをおすすめします。何よりも大切なのは、剥がれた部分を放置せず、DIYで応急処置をすることです。これにより水分や劣化が防がれ、床の寿命を延ばすことができます。

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◆フローリングのはがれの予防方法

フローリングの劣化やはがれを未然に防ぐためには、日ごろからフローリングに対する損傷や湿気からの保護が不可欠です。ワックスや保護シートの積極的な活用はもちろん、専門業者によるフロアコーティングの依頼も一つの手段です。それぞれの手法について詳しく見ていきましょう。

■定期的なワックスメンテナンス
フローリングの適切なケアの一環として、おおよそ半年から1年ごとのワックスメンテナンスが推奨されています。ワックスを施すことで、フローリングに光沢が生まれ、美しさが維持されるだけでなく、床の表面を傷や汚れから守ることができます。素足で歩く頻度が高いエリアなどでは、ワックスが剥がれやすいため、はがれが生じた場合は補修が難しいことに留意が必要です。

■フローリング保護シートの有効活用
ワックスは床を傷や汚れから守ってくれますが、水分には弱いという欠点があります。特に、水周りやペットのいる環境では、水分による変色や化学物質、ペットの排泄物によるシミのリスクが懸念されます。こうした場合、フローリング保護シートの利用がおすすめです。これはフローリング上に貼り付ける防水シートで、簡単に取り外しが可能です。フローリングへの水分侵入や床溝のゴミたまりを防ぐ効果が期待できます。

■プロによるフロアコーティングの依頼
手入れや保護シートの貼り替えに掛かる手間を省くためには、フロアコーティングが有効です。フロアコーティングには複数の種類があり、通常のワックスよりも長期間にわたり効果が続くものや、傷や汚れだけでなく耐水性や耐薬性にも優れた製品も存在します。ただし、費用はワックスや保護シートよりも高額になる傾向があります。業者の選定やフロアコーティングを施したい部屋の選定に際しては、慎重に検討する必要があります。



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◆まとめ

フローリングのはがれの原因や補修方法、予防法について、これまでにご紹介しました。
冒頭で触れた通り、はがれている範囲が拡大しているか、フローリングの寿命が影響している場合には、大胆に張り替えリフォームを検討することがおすすめです。補修範囲が広がり、劣化が深刻な場合は、補修やコーティングだけでは高額な費用がかかることもあります。

全面的な張り替えが経済的であり、将来的にもフローリングの耐久性が向上する可能性があります。お近くのリフォーム会社に相談しましょう。




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