リフォームのノウハウ
2024.03.01
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床暖房は現在、新築物件では一般的な標準装備となっています。この設備は寒い季節に安全で快適な暖かさを提供するため、需要が高まっています。しかし、新築時に床暖房を選択しなかった住宅でも、リフォームなどを通じて後付けすることが可能です。後付け床暖房の種類や、マンションや戸建てなどの異なる住宅形態における取り付け方法など、床暖房を住まいに導入する際の重要なポイントについて詳しく解説します。


目次

床暖房を後付けすることは可能!ただし注意点もあり

床暖房には電気式床暖房と温水床暖房の2種類がある

床暖房の施工方法は2つの方法があります

マンションの場合、床暖房のリフォームは施工が難しい場合も

床暖房を後付けする際のポイント5選

床暖房後付けの費用は?





床暖房を後付けすることは可能!ただし注意点もあり

マンションでも一戸建てでも、リフォームによって床暖房を後付けすることはできます。ただし、新たに床暖房を設置する際にはいくつかの重要なポイントに留意する必要があります。それでは、順番に見ていきましょう。



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床暖房には電気式床暖房と温水床暖房の2種類がある

床暖房には電気式床暖房と温水床暖房の2種類があります。では、何が違うのか?分かりやすく説明します。

電気式床暖房

電気式の床暖房は、床下に電熱線の入ったパネルを組み込むタイプです。リフォームの施工が比較的簡単で、製品コストも抑えられ、工事も最短1日で完了するのが特長です。しかし、温まるまでに時間がかかることや、体を床に密着させると低温やけどのリスクがあるなど、取り扱いには注意が必要です。


温水床暖房

温水床暖房は、床下に配管を設置し、温かいお湯を循環させることで床全体を暖めるシステムです。電気式床暖房と比較すると、リフォーム費用は高くなる傾向がありますが、ランニングコストは低めです。また、お部屋を均一に素早く暖めることができ、温度が40℃程度までしか上がらないため低温やけどの心配も少ないです。家族が過ごすリビングや寝室などに適しています。



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床暖房の施工方法は2つの方法があります

床暖房のリフォーム方法には、直張りと張り替えの2つの工法があります。

直張り

直張りは、既存の床の上に床暖房の設備を直接敷設する方法で、施工費用が抑えられる利点があります。ただし、床が高くなり他の部屋との間に段差が生じる可能性があります。

張り替え

張り替えの場合は、既存の床を剥がして床暖房を設置し、新しい床材を上から敷設する方法です。作業工程が多くなるため費用は高くなりますが、美しい見た目が実現でき、室内に段差が生じません。

家族の要望に応じて選択することが重要ですが、床暖房のみを希望する場合は直張りが適しています。床全体を含めたリフォームを検討する場合は、張り替えの工法がおすすめです。


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マンションの場合、床暖房のリフォームは施工が難しい場合も

マンションにおいて、床暖房を新たに設置する際には、そのマンションの「管理規約」によって施工が制限される場合があります。特に、床の張替えが許可されていない場合や、遮音性の高いフローリングを使用している場合は、床を剥がす張替えが許可されないことがあります。また、温水式床暖房の場合、床下にパイプを通す必要があるため、管理規約によっては設置が許可されない場合もあります。リフォームを検討する前に、管理規約を確認し、施工の可否を確認することが重要です。


床暖房を後付けする際のポイント5選

マンションの管理規約はもちろんですが、床暖房を後付けする前に以下の注意点を確認し、問題をクリアにしておくとリフォームがスムーズに進行します。

電気容量の確認

電気式床暖房を設置する場合、住宅の電気容量が足りているか確認します。足りない場合は、増設工事が必要になる可能性があります。

設置場所の検討

複数の場所に床暖房を設置する場合、光熱費の無駄を避けるためにも設置場所を検討します。広範囲に温める必要がある場合は、効率よく広がるように配置します。

設置面積の確認

床暖房の設置面積は、お部屋を適切に暖めるために重要です。床面積の60〜70%程度をカバーするように設置すると効果的です。

床下のスペース確認

温水式床暖房や張替えによる施工を行う場合、床下に十分なスペースがあるか確認します。配管を設置するために必要なスペースが確保できるかを確認します。

屋外スペースの確保

灯油などを使った温水式床暖房を導入する場合、熱源を屋外に置く必要があります。屋外に熱源を置くスペースが確保できるかを確認します。

これらのポイントを確認することで、後付け床暖房のリフォームをスムーズに進めることができます。


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床暖房後付けの費用は?

床暖房の後付けを検討する際に、最も気になるのはリフォーム費用でしょう。電気式・温水式、直張り・張り替えのそれぞれについて、費用の差をご説明いたします。

電気式床暖房の場合、直張りの施工費用は6畳の部屋で約35万円、10畳の部屋で約60万円程度です。一方、張り替えの場合は、同じく6畳の部屋で約45万円、10畳の部屋で約60〜70万円程度になります。

温水式床暖房の場合、直張りの施工費用は6畳の部屋で約50万円、10畳の部屋で約70万円程度です。張り替えの場合は、同じく6畳の部屋で約55万円、10畳の部屋で約70〜80万円程度になります。

このように、施工方法や床暖房の種類によって費用に差がありますので、ご検討の際にはこれらの要素を考慮すると良いでしょう。











電気式床暖房×直張り6畳/約35万円、10畳/約60万円程度
電気式床暖房×張り替え6畳/約45万円、10畳/約60〜70万円程度
温水式床暖房×直張り6畳/約50万円、10畳/約70万円程度
温水式床暖房×張り替え6畳/約55万円、10畳/約70〜80万円程度
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