わたしのお気に入り市で人気の作家さんをご紹介。 第一回目はラタンアクセサリー作家の丸岡奈々恵さんの作品 素朴でしなやかなラタンは誰にでも寄り添う相棒のようなアイテム。 丸岡さんの手にかかるとそんな素朴な印象のラタンは洗練して品を感じる大人のアクセサリーに。 その秘密は彼女の繊細でこだわりの手仕事にありました。
ラタンと聞いてイメージするのは麦わら帽子やカゴバックや収納BOXというように、丈夫で涼感のある自然素材を想像するのが一般的です。
しかし、丸岡奈々恵さんが作るラタンアクセサリーはラタン特有のケバは少なく、形もとても美しいです。
ケバが少ない理由は2つあります。
1つは彼女が一点一点手作業で検品しケバを取っていること。
ケバの取り方は作家によりさまざまと聞きましたが、彼女はなんとバーナーでサッと炙りケバを燃やしています。
「これまで何百と実験を行いこの方法が一番納得のいく仕上がりになります。
ただ、少しでも気を抜いてしまうと作品自体を焦がしてしまう恐れがあるのですごく集中していますね笑」
なんと、せっかく1つの作品になってもケバどりで焦げてしまってお蔵入りになってしまった作品もあるんだそうです。丸岡さんのたくさんの失敗や成功をくりかえす努力とそこから生まれた熟練した動きがなせる技なのではないでしょうか。
そしてもう1つはなんといっても素材選びにこだわっているところです。ラタンアクセサリーはその名の通りラタンを手作業で一本一本編んで作られています。
「いつも信頼しているショップに発注をかけています。それでも、自然なものなので色も太さも個体差が出てしまうこともよくあります。太さによってバングルにしたり耳飾りにしたりとアクセサリー別に使い分けたりしていますね。」
「自然の色味も素敵ですが、自分で草木染めを行いラタンの染色もしています。ラタンをコーヒーや茄子、玉ねぎで染めたり実験のようで楽しかったです。表現の幅を広がり、お客様にも好評です。」
とにかく気になったらやってみる。チャレンジ精神、探究心が人一倍強い丸岡さんらしいです。
大きなシルエットの耳飾りは小顔効果もあるので外せないアイテム。
しかし、体質や年齢により、小ぶりの耳飾りでも頭が痛くなってしまう...そんな方にもおすすめなのがラタンの耳飾り。
「丸岡さんのイヤリングは一日中つけていても痛くなかった」
「ようやくおしゃれが楽しめた感じ」
とマルシェでも嬉しい声を聞きます。
そのこだわりは
「1円玉と同じ軽さのアクセサリー」とスケールを用いてインスタグラムのストーリーでも紹介していたほどです。
実は丸岡さん自身も重いアクセサリーによる頭痛や違和感に悩まされていたひとり。
だからこそお客様へ提供するアクセサリーはデザインだけではなく「軽さ」にもこだわっていると言います。
常に気になることには全力で取り組み、一緒に話しているだけでこちらまで前向きな気持ちにしてくれる太陽のような魅力が素敵な丸岡さん。
そんな彼女の原動力とは?
「最近は県外の出店に力を入れています。インスタグラムのストーリーでも『愛知県以外のおすすめのマルシェやイベントってありますか?』とフォロワーさんへ質問してみたら三重県、静岡県のお隣の県だけでなく福井県や群馬県など予想していなかったような場所からのお誘いもあって。」
丸岡さんでもやはり知らない土地で一人で出店はドキドキするそうですが、その分出会いや刺激はプライスレス。
「子育てが落ち着いたらふらりと色々な場所で出店できるような「旅するラタンアクセサリーショップ」になるのもいいかも。」
旅するラタンアクセサリー作家。たくさんの出会いと刺激をもらえる素敵な夢ですね。
今回は丸岡奈々恵さんにお話を伺いました。
作家さんの心の柔らかい部分のようなところを知ることによって、不思議とお迎えしたアクセサリーへの愛着がひしひしと...
前向きでパワーあふれる丸岡奈々恵さんのラタンアクセサリー。
ぜひ、あなたもいかがですか?
あなたの一歩を踏み出すお守りのような存在になるかもしれませんよ。
丸岡奈々恵さんはわたしのお気に入り市にて出店されています。
わたしのお気に入り市とは...
こだわりのつくり手とゆっくりとお話ししながら
お気に入りを見つける大人のちいさな市場です。
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