韓国ドラマを見ていると日本では見られない飲食店や飲み方食べ方を見て食文化の違いに驚いた経験はありませんか? 今回はその中でもよくドラマで目にする韓国の食文化をご紹介します。
ノジョム(노점)は、韓国語で「路上販売」を意味します。韓国では、多くの都市や地域で路上販売が行われており、さまざまな商品や食べ物が販売されています。大都市のソウルや釜山、観光地の明洞(ミョンドン)や弘大(ホンデ)などは、ノジョムが多く見られる場所です。
ノジョムは食品、衣料品、雑貨、アクセサリーなど、さまざまな種類の商品を扱うことがあります。特に、韓国の伝統的な屋台料理やストリートフードは、路上販売でよく見られます。日本でも有名なトッポッキ(辛いお餅の炒め料理)、やビビンパ(ごはんと野菜を混ぜた料理)だけではなく、まだ日本では広まっていない最新の韓国グルメも試せるかもしれません。
街角や観光地、夜市など、さまざまな場所で見られる「あの」屋台。韓国ドラマでも屋台で食事を楽しむシーンを見た方も多いのではないでしょうか?
あの屋台の正体は、ポジャンマチャ(포장마차、Pojangmacha)。
韓国の伝統的な屋台の一種で、ポジャン(포장)は「包む」という意味で、マチャ(마차)は「台車」または「屋台」を指します。つまり、「包まれた台車」という意味です。
ポジャンマチャは、韓国の大衆文化の一部として知られており、夜になると道路や歩道に出現します。一般的には、食べ物や飲み物を提供する屋台として使用され、さまざまな種類の韓国料理や屋台食品を楽しむことができます。代表的なメニューには、オデン(練り物)、トッポッキ(辛い麺)、サムギョプサル(豚肉の焼肉)、チヂミ、フライドチキン、ラーメンなどがあり、アルコール飲料やソフトドリンクも提供されます。
韓国の屋台文化の一環として、地元の人々や観光客にとって親しまれているポジャンマチャ。食べ物を楽しみながら、地元の人々との交流も楽しめるのも魅力ですね。
韓国の食堂へ行くと、テーブルいっぱいの小皿に少しづつ色とりどりのキムチなどのおかずが添えられます。
筆者も初めて韓国に行き好きなものを好きなだけ食べていいよ!言われて夢のような体験をしたことがありますが、この文化は韓国の独特の文化の1つではないでしょうか?
このおかずのことを밑반찬(ミッパンチャン)といい長期保存できて手軽に食べられる常備菜のことを指します。家庭により種類も豊富で、まさにオモニ(おふくろ)の味。
ちなみに、おかずのお代わりを頼むときは
「パンチャン チョム ト ジュセヨ」
(おかずをもう少しください)」と言うと良いですよ。
今回は代表的な韓国の食文化についてご紹介しました。
海外ドラマが気軽に見れるようになった昨今、ドラマがきっかけで韓国にハマる方も少なくありません。
ようやく海外旅行に行きやすくなったタイミングですので、韓国旅行で本場の食文化に触れてみてはいかがでしょうか?