リフォームのノウハウ
2024.05.28
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エコキュートは環境に優しいだけでなく、月々の光熱費を節約できるなどのメリットがあります。しかし、エコキュートは本体価格に差があったり設置費用が発生したりするため、現在使用している給湯器から交換するのを迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、エコキュートへの交換で費用に差が出るポイントや設置に必要な諸費用などを紹介しますので、エコキュート選びにお役立てください。



目次

エコキュートの交換費用で差が出るポイント

エコキュートへ交換する際の設置費用の内訳

エコキュート本体や付属品の費用

エコキュートの交換工事にかかる費用

エコキュートを設置するための基礎工事や水道工事の費用

エコキュートを設置するための電気工事

まとめ






エコキュートの交換費用で差が出るポイント

エコキュートは、オプションや機能により本体価格に大きく差が出ます。エコキュートを設置する前に、交換費用に差が出るポイントを押さえて、ご自宅に必要な機能がついたエコキュートを選びましょう。

給湯タイプで差が出る!特別な理由がない限り同じ給湯タイプがおすすめ

エコキュートの給湯タイプは、一般的に「フルオートタイプ」「オートタイプ」「給湯専用タイプ」の3種類に分けられます。
フルオートタイプは、保温や追い焚きも自動でおこないます。豊富な機能を備えているため価格は高めですが、利便性の良さから家庭用エコキュートとして人気があるタイプです。

オートタイプは、お湯張りや足し湯を自動でおこなうタイプで、比較的購入しやすい価格帯となっています。

給湯専用タイプは、無駄な機能を省いたシンプルな給湯タイプで、お湯張りや足し湯などは手動でおこなう必要があるものの価格はリーズナブルです。なお、既存の給湯タイプからアップグレードする際には、外壁に穴を開けて配管を新設する工事が必要です。しかし、同じ給湯タイプであれば設備を大幅に変更する必要がないため、工事費用を節約できます。

エコキュートを交換するときに給湯タイプで悩んだら、特別な理由がない限り同じ給湯タイプを選択するとよいでしょう。

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エコキュート 給湯タイプ
エコキュート 給湯タイプ

タンク容量の違いで差が出る

貯湯タンクの容量の違いも、エコキュートの価格に差が出るポイントです。エコキュートは貯湯式で、加熱したお湯を貯湯タンクに貯めて利用します。
貯湯タンクの容量が大きいほど一度に沸かせるお湯の量が多くなり、お湯切れの心配が少なくなるため、エコキュートの価格に影響します。

タンクの容量が大きいほど価格は高くなりますが、小さなタンクを選択すると、湯切れが起きて不便を感じるかもしれません。また、小さなタンクを選び日中にお湯切れが発生すると、電気代が高い時間帯に沸き上げをおこなわなければならないため、電気代にも影響します。
貯湯タンクの容量は、家族の人数に応じて選びましょう。

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機能の違いで差が出る

エコキュートに搭載されている機能の違いで、価格に大きな差が出ます。

代表的な機能には、ファインバブル入浴・ふろ熱回収・太陽光発電自動連動・スマートフォンアプリ対応・除菌などがあり、多くの機能が搭載されるエコキュートのほうが、費用は高くなります。

メーカーによっては、シンプルな機能のみを備えたシリーズも提供されているため、ご自宅の状況に合わせて、必要な機能が備わったエコキュートを選択しましょう。



エコキュートへ交換する際の設置費用の内訳

エコキュートは、本体価格以外に交換設置費用や電気工事などの費用も発生します。

一般的な本体価格や、設置交換費用の相場を見ていきましょう。




エコキュート 交換
エコキュート 交換

エコキュート本体や付属品の費用

エコキュートの費用には、基本的にヒートポンプユニットと貯湯タンクユニット、温度設定や湯張りなどを指示するリモコンが含まれています。

メーカーや機能によって多少の差はありますが、一般的な価格帯は20万円から40万円です。なお、エコキュートにはグレードがあり、スタンダード・ハイグレード・プレミアムの順に搭載される機能が増えます。プレミアムグレードには、高度な省エネ性能や快適な入浴をサポートする機能が搭載されているため、価格が高くなります。一般的な価格帯は40万円から60万円ですが、メーカーや希望する機種、タンクの容量などによって異なるため、依頼する会社に確認しておきましょう。



エコキュートの交換工事にかかる費用

エコキュートの取り付けにかかる工事費用は、10万円から20万円が相場です。
最低限の作業で済む場合は約10万円、古い配管の交換や浴槽循環器の取り付けなどが必要な場合は、約20万円かかります。

しかし、設置場所によってはクレーンでの釣り上げが必要なケースがあったり工事員の人数を増やしたりする必要があるため、工事費用は変動するでしょう。



エコキュートを設置するための基礎工事や水道工事の費用

エコキュートの重さを支えるために、設置場所にコンクリートを舗装する基礎工事が必須で、費用は2万円から4万円が相場です

鉄筋・コンクリートで組み上げる現場打ちや、モルタル・専用コンクリートブロックを用いるエコベースなどがあり、設置場所や地盤に応じて選択されます。
事前に作られたコンクリート製のブロックを使用するエコベースのほうが、工事費用は安くなります。

基礎工事の次におこなわれる水道工事には、給水給湯管や追い焚き配管、ドレンの配管などの設置が含まれ、工事費用は一般的に2万円から5万円です。




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エコキュートを設置するための電気工事

電気配線工事とブレーカーの取り付けのみであれば、2万円から5万円程度で済みますが、エコキュートを新設する場合には、分電盤の交換や幹線の張り替えなどが必要です。
また、エコキュートは電気でお湯を沸かすため、200Vの電源を使用します。
一般家庭では、おもに100Vの電源を使用しているため、エコキュートを設置する際には電気工事だけでなく電力会社への申請も必要です。
分電盤工事には3万円から6万円程度の費用がかかり、200Vの配線引き込みが必要な場合は、さらに3万円から4万円程度の費用が発生します。
なお、すでにエコキュートを使用していて、新しいモデルに買い替える場合は不要な費用です。



まとめ

エコキュートの交換費用は工事費込で約50万から100万円となります。
差が出るポイントは以下の通りです。

【エコキュート商品代】

メーカーや機能によって多少の差はありますが、一般的な価格帯は20万円から40万円

【エコキュートの取り付けにかかる工事費用】

10万円から20万円が相場
・最低限の作業で済む場合は約10万円、古い配管の交換や浴槽循環器の取り付けなどが必要な場合は、約20万円が相場

【基礎工事】

費用は2万円から4万円が相場
・設置場所にコンクリートを舗装する基礎工事が必須

【水道工事】

給水給湯管や追い焚き配管、ドレンの配管などの設置が含まれ、工事費用は一般的に2万円から5万円

【電気配線工事とブレーカー】

取り付けのみ2万円から5万円程度 200Vの配線引き込みが必要な場合3万円から4万円程度
・すでにエコキュートを使用していて、新しいモデルに買い替える場合は不要。

ただし、エコキュートは機能やタンク容量などで本体価格に差が出るだけでなく、設置場所や状況により、工事費用なども変動します。

機能や設置場所、工事内容などで迷っている場合は、フジケンリフォームへ相談しましょう。
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