リフォームのノウハウ
2024.05.29
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普段の生活では給湯器を交換する頻度は少なく、ほとんど気にする機会はありません。

しかし、家を建てるとき、給湯器が壊れたときなどに、「号数って何?」「どう選べばいいのかわからない」と迷った経験がある方は多いのではないでしょうか。

今回は給湯器の号数とは何か、20号・24号の違いや選び方を解説します。



目次

給湯器の号数とは?

20号・24号の違い

同時にお湯を使うときの湯量が違う

給湯能力以外の差はほとんどない

号数は給湯器本体のシールで確認

給湯器の号数の選び方

給湯器の号数を変更したいときの注意点

まとめ






給湯器の号数とは?

給湯器の号数は、水温+25℃のお湯を1分間にどれだけ出せるかを表した数値です。

都市ガス、プロパンガスともに同じように設定されており、家庭用の給湯器には、16号、20号、24号、28号などがあります。

給湯器から出るお湯は水道水を沸かしてつくるため、元々の水温が高い夏場には、大きなエネルギーを必要とせずに湯量を確保可能です。

一方で水温が低い冬場には、エネルギーを大きく使うため、湯量が減少します。



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20号・24号の違い

一般的な家庭では20号か24号の給湯器が多く使われています。

では、どちらを選べばよいのでしょうか。

本項では20号と24号の違いを解説します。



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同時にお湯を使うときの湯量が違う

給湯器の号数は給湯能力を表しており、数字が大きくなるほどたくさんのお湯を沸かせます。

例えば、24号の給湯器で42℃のお湯を出す場合、1分間に「水温17℃+25℃」のお湯を24リットル出せることを示しており、20号であれば20リットルと出る湯量が減ります。

そのため、家族の人数が多く、日常的に複数箇所でお湯を使う場合は、20号では少量しか出ない不便さを感じるでしょう。



給湯能力以外の差はほとんどない

メーカーや製品による性能の違い、号数の違いによる給湯能力に差はありますが、それ以外はほとんど差がなく、同じメーカーで同機種であれば寿命もほとんど変わりません。

また、ガス代に関しても、同じ温度・同じ湯量を作る場合、号数を上げても同じです。



号数は給湯器本体のシールで確認

給湯器の号数は、給湯器本体に貼られたシールに記載されている品番(型式)で確認できます。

例えば、給湯器に貼られたシールに「GT-2027SAWX」の表記がある場合、その給湯器は20号給湯器であるのがわかります。


以下、サイズごとに品番の例をまとめました。





















給湯器のサイズ

品番の例
16号 GT-168AW、RUF-E1616AW、FH-E168FA
20号 GT-2027SAWX、RUF-E2007AW、FH-E208FA
24号 GTH-2417AWX、RUF-E2406AW、FH-E248FA






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給湯器の号数の選び方

給湯器の選び方のポイントは、お湯を同時に使う状況と、今使っている給湯器で不便がないかの確認です。

本項では2つのポイントを説明するので、号数選びで迷ったときの参考にしてください。

お湯を3か所以上で同時に使うかどうか

給湯器は、家族の人数と日常のお湯の使い方によって号数を選びましょう。

例えば、1人がシャワーを使い、1人が台所で食器を洗い、さらに洗面台で顔を洗う家族がいる、などのように、同時に3か所以上で使う場合は24号が適しています。

一方で、同時に使うのが多くても2か所のケースであれば、20号でもよいでしょう。

ただし、2人暮らしでも、シャワーと洗面所、食器洗い乾燥機を同時に使う場合は24号がおすすめです。

今使っている給湯器で不便がないか

現状使用しながら、湯量に不便がないかどうかを確認しましょう。

お風呂とキッチンで同時に使うと湯量が減少する場合は、現状より大きい号数を選ぶと湯量が安定します。

2世帯家族や4人以上の家族がいる場合は余裕のある号数を選ぶのがポイントです。



給湯器の号数を変更したいときの注意点

給湯器の交換で、号数を小さくしたり大きくしたりする際は注意点があります。

せっかく交換したにも関わらず前より不便に感じることのないように、注意点を解説するので、最適な給湯器選びの参考にしてください。
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号数を小さくすると給湯能力が下がる

給湯器の号数を小さくすると、以前と同じようにお湯を使った際に不便に感じる場合があります。

複数か所で同時にお湯を出した際、お湯の出が悪くなるだけでなく、十分に温まっていないぬるま湯が出るなどの可能性もあるため、号数を下げる際は注意が必要です。

工事に手間がかかる場合がある

給湯器の号数を変更する場合、配管のサイズが変わるケースもあります。

その場合は給湯器だけではなくその号数に適した配管に切り替える必要があり、手間がかかるうえ料金も高くなる可能性があります。

また、給湯器の号数を上げても、ガスメーターの能力が足りずに出るお湯の量が変わらない場合もあるため、ガスメーターのサイズも忘れずにチェックしましょう。

給湯器によってガス代が増減する

給湯器のサイズによってガス代そのものは変わりません。

しかし、給湯器の号数を上げるとお湯が出る勢いが変わるために使用量が増え、結果的にガス代が上がってしまうケースがあります。

一方で、給湯器の号数を下げたとき、お湯の出が悪くなった結果、長時間利用してしまいガス代が高くなる可能性もあります。

ガス代を節約するために大切なのは、適切な号数の給湯器の選択です。

また、節水型のシャワーヘッドを使ったり、適切な温度設定をおこなったりして、お湯を無駄遣いしない工夫も重要です。

給湯器は燃焼効率が落ちないように、定期的にメンテナンスをおこない最適な状態に保ちましょう。




まとめ

給湯器の号数は給湯能力を表しており、数字が大きくなるほどたくさんのお湯を沸かせます。

家族の人数が多く、日常的に3か所以上で同時にお湯を使う機会があれば24号を選ぶとよいでしょう。

号数を変更する際は、変更前より不便にならないか、工事にはどれくらいかかるかなど事前に検討する必要があります。

号数の合わない給湯器を選ぶと、お湯の無駄遣いにつながる可能性が高くなるため、適切な号数を選ぶのが大切です。

給湯器の号数選びに迷われた際はフジケンリフォームにご相談ください。
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