給湯器にはオートタイプとフルオートタイプの2種類があり、費用や機能が異なります。
この記事では、オートタイプとフルオートタイプの違いや、各タイプのメリット・デメリットを解説しています。
選び方のポイントや費用相場も解説しているため、給湯機の購入や交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- 目次
- 給湯器のオート・フルオートの違い
- 【機能性の違い】フルオートには便利機能が多い
- オートタイプとフルオートタイプの差額と費用相場
- オートタイプの給湯器を使うメリット・デメリット
- フルオートタイプの給湯器を使うメリット・デメリット
- オートタイプ・フルオートタイプどちらが向いている？
- まとめ
給湯器のオート・フルオートの違い
給湯器にはオートタイプとフルオートタイプの2種類があります。フルオートタイプには、オートタイプにない機能があり、その分価格は高額です。
ここでは、機能と費用相場の面から違いを確認してみましょう。
【機能性の違い】フルオートには便利機能が多い
オートタイプとフルオートタイプの機能の違いは、フルオートタイプのみに自動たし湯や入浴検知の自動追い焚き、追い焚き配管自動洗浄がある点です。
それでは、これらはどんな機能なの？と思いますよね。簡単に言うと以下の通りです。
| オート | フルオート | |
|---|---|---|
| 給湯 | 〇 | 〇 |
| 追い焚き | 〇 | 〇 |
| 自動湯はり | 〇 | 〇 |
| 自動追い焚き・自動保温 | 〇 | 〇 |
| 自動たし湯 | × | 〇 |
| 追い焚き配管自動洗浄 | × | 〇 |
| 入浴検知の自動追い焚き | × | 〇 |
【自動たし湯機能】はお湯が減って水位が下がると自動で検知し、設定水位までたし湯をおこなう機能です。
【追い焚き配管自動洗浄機能】は浴槽の残り湯を排水するとき配管にたまったお湯や水の汚れ、入浴剤などを洗い流してくれます。
【入浴検知の自動追い焚き】浴槽に人が入ると自動で検知し、ぬるくなった場合に追い焚きをしてお湯を沸かす機能です。
このようにフルオートタイプの給湯器には便利な機能が備わっています。
【自動たし湯機能】や【入浴検知の自動追い焚き】は入浴時間がバラバラなご家庭であれば最後に入る方も温かいたっぷりのお湯の入った湯船に浸かることができるのでよりリラックスできそうですね。
【追い焚き配管自動洗浄機能】も排水をする度に勝手に配管掃除をしてくれるので忙しい主婦の味方になってくれるでしょう。
オートタイプとフルオートタイプの差額と費用相場
一般的に導入費用は同じサイズでも、オートタイプよりフルオートタイプのほうが機能が多い分、平均2〜5万円ほど高いです。価格は機種や販売業者によっても異なります。
運用費用に大きな差はないですが、フルオートタイプでは、自動たし湯機能によってガス代や水道代が高くなってしまう場合があります。
家族など、入浴する人数が多ければ多いほど入浴後にお湯が自動で足される回数が多くなり、費用が高くなるでしょう。
オートタイプの給湯器を使うメリット・デメリット
オートタイプの給湯器は自動湯はり・自動追い焚き・自動保温などの機能があり、利便性が高いですが、果たしてデメリットはあるのでしょうか。機能と費用の面から、メリットとデメリットを確認してみましょう。
オートタイプのメリット
オートタイプには自動追い焚き機能や自動保温機能が備わっていて、忙しい朝や帰宅後のリラックスタイムでも、設定温度のお風呂にいつでも入れる点がメリットです。基本的な機能のみが備わっているため、使い方も簡単です。
スイッチ1つでお湯が準備されるため、手間がかかりません。
また、フルオートタイプに比べて機能が少ない分、導入費用や運用費用を抑えられる点もメリットです。
オートタイプのデメリット
オートタイプのフルオートタイプよりも機能が少ない点は、デメリットでもあります。お湯が少なくても自動ではたし湯がされないため、家族など入浴する人数が多い場合はお湯をたす手間がかかります。
また、追い焚き配管自動洗浄機能がないため、定期的な配管掃除などのメンテナンスが必要です。
フルオートタイプと比較すると機能が限られている分、手動で操作が必要な場面が多く、手間がかかるでしょう。
フルオートタイプの給湯器を使うメリット・デメリット
フルオートタイプは、自動たし湯や追い焚き配管自動洗浄など、オートタイプにはない機能があるため利便性が高くなります。しかし、機能が多いからこそのデメリットもあるため、購入前に把握しておく必要があります。
ここではフルオートタイプのメリットとデメリットを機能と費用の面から解説するため、参考にしてください。
フルオートタイプのメリット
フルオートタイプは制限される機能がなく、給湯器のすべての機能が使える点がメリットです。自動たし湯機能により、お湯の量が減っても自動でたしてくれるため、いつでも適切な湯量が保たれます。
入浴検知の自動追い焚き機能があるため、2番目以降でも適切な温度で快適に入浴できるでしょう。
また、追い焚き配管自動洗浄機能により自動で配管の掃除をしてくれるため、日々のメンテナンスが楽です。
フルオートタイプのデメリット
フルオートタイプは、本体価格や導入費用がオートタイプよりも高い場合が多いです。また、自動たし湯・入浴検知の自動追い焚き機能により自動でお湯の追加や追い焚きがされるため、ガス代や水道代が高くなる傾向があります。
購入時は不要な機能で費用負担が大きくならないよう、機能をよく理解しましょう。
機能が多い分リモコンの操作も複雑になるため、リモコン操作が苦手な方は避けたほうが無難です。
オートタイプ・フルオートタイプどちらが向いている？
給湯器選びで、オートタイプ・フルオートタイプのどちらが良いかは、使用する環境と重視するポイントによって変わってきます。費用を抑えたい方や機能にこだわりのない方、一人暮らしの方には基本機能のみで導入費用を抑えられるオートタイプがおすすめです。
家族が多く、便利さや衛生面を重視する方は自動たし湯や追い焚き配管自動洗浄機能を備えたフルオートタイプが適しています。
どのような機能が必要かを考え、自分の生活環境や予算に合わせて選びましょう。
まとめ
給湯器にはオートタイプとフルオートタイプの2種類があります。オートタイプは基本機能を備えつつも費用を抑えられ、一人暮らしや機能にこだわりのない方に適しています。
フルオートタイプは基本機能に加え、自動たし湯や追い焚き配管自動洗浄などの機能を備えている点がメリットですが、費用はオートタイプよりも高めです。
入浴する人数が多く、利便性や衛生面を重視する方にはフルオートタイプが適しています。給湯機の購入や交換を検討している方は、ぜひお気軽にフジケンリフォームへご相談ください。
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