リフォームのノウハウ
2021.10.14
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今回は、トイレのリフォームを検討している方に知っておいてほしいお話です。
また、すでにトイレを交換している方、まだこれからという方も知っておくと、もしもの時に役に立つでしょう。

排水の位置を理解しよう

まずトイレ交換の時に一番大切なものは何かご存じでしょうか。
これを知らないと、考慮しないとトイレが交換できないというほど大事なものです。

それは、”排水の位置”です。
一般的には【排水芯】や【排水高さ】と呼ばれるものです。

それ何?という方がほとんどかと思いますので、図を交えて解説していきます。

まず、トイレにとって最も重要な役割は用を足した後しっかり流れていくことですよね。
それに伴い重要になってくるのが、”排水の位置”です。

当然ですが、家の中にある排水パイプは、最終的に下水道や浄化槽などに流れていきます。
そのためトイレ空間の排水パイプとトイレ自体をつなげる必要があります。
当たり前のことですが、トイレ自体と下水道や浄化槽につながっている排水パイプを繋げなければ流れず、水漏れしてしまいます。
そこで重要なのが【排水芯】と【排水高さ】です。

まず【排水芯】についてですが、トイレ空間の奥の壁から、床にある排水パイプの中心までの距離のことです。(※下の図をご参照ください)

1991年に床排水の排水位置が一定化されるまでは、床にある排水の位置がトイレに奥の壁から550㎜だったり120㎜だったりよってバラバラでした。
今では奥の壁から200㎜に一定化されていますが、まだまだそれ以前のトイレを使用されているご家庭も多いです。

また、マンションなどでは排水が床ではなく壁に抜けていることがあります。
こちらは【排水高さ】と呼ばれ、床から排水パイプの中心までが120㎜か155㎜に分類されます。
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【排水芯】【排水高さ】について知っておきたい理由

【排水芯】【排水高さ】について知っておきたい理由がもう一つあります。
現在販売されているトイレについて、交換できる商品と条件付きでた交換できる商品があります。
これが重要になってくる理由としてはリフォーム金額に関わってくるからです。

トイレを交換される理由は皆さんそれぞれ。
『使えない状態になったから仕方なく』や『掃除が大変で』『お客さんがよく来るから清潔感のあるトイレにしたい』『節水になるときいて』などありますが、トイレを変えるにはトイレの商品代と交換するための工事費がかかります。

このトイレがいい!と思っても【排水芯】や【排水高さ】によっては そのトイレが取付できない場合がありますし、交換する際に追加工事や別途部品が必要になったりします。
そうならないためにも、事前にしっかりと確認が必要なのです。
先程トイレの排水芯がトイレの奥の壁から200mmに一定化したと言いましたが、今200mmではない方はどうしたら良いでしょうか?

そこで重要な部品が排水の位置が200mm以外のところにある場合に利用できる排水の位置を調節できる部品です。
これがなかった場合床を剥がして、排水の位置を移動させて床を戻すという大工事になり、1日でトイレがつかえるようにならない場合もあります。
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まとめ

毎日使うトイレが1日使えないことがどれだけストレスに感じるか想像してみてください。
夜中に起きて、最寄りのコンビニや公園のトイレまで行きたくないですよね。
そうならないために、排水の位置を事前把握しておくことが重要です。


ここまでのお話で、じゃあ自分の家はどうなのか気になっている方も多いと思います。

実は、どんなに経験を積んだ人でも、現在のトイレの状況を確認しないとわからない場合が多いです。
現地確認を怠ってしまったばかりに工事にお時間や費用がかかりお客様もがっかり…という事態にならないためにも
リフォームのお問い合わせをいただいた際には、
まず初めにご自宅の設置状況を確認させてくださいとお願いしています。

今トイレを変えたい方も、今後変える予定の方も
ぜひ私たちリフォームアドバイザーに見てもらうことをオススメします。


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