
日本に住んでいる私たちには切ってもきれないのが震災です。
特に2024年1月1日に発生した「能登半島地震」は記憶に新しく愛知県に住む私たちでさえ強い揺れを感じました。また、「南海トラフ地震」もこの先起きる可能性が高いとされています。
今回は、マグニチュード6.5、さらに翌日にマグニチュード7.3の本震と2度の非常に強い地震が起きた「熊本地震」を経験した星原さんに
実際に被災し感じたことや地震が起きた後のリアルを教えていただきました。
この記事を書いた人
星原陽平
WEBディレクター。熊本県熊本市南区在住
平成28年4月14日に被災後、4月17日に本震を体験。
地震はいつ起こるか分かりません。
地震通知アプリをスマートフォンにインストールしておくと通知は来ますが、数十秒後に強い揺れに襲われるため、何もできない状態です。
今回、実際に被災した者として実体験にもとづいて地震が起こったときの状況を記載しますので、少しでも被害軽減に繋がれば幸いです。
震度6以上になるとその場を動けない
震度6以上の地震になると縦揺れか横揺れかで変わってきますが、私が体験したのは横揺れです。平成28年4月14日の21時26分に発生した熊本地震はマグニチュード6.5で、激しい横揺れでした。
当時ソファの上から動けない状態で、揺れにより自分が倒れないように立っているのがやっとの状態です。
体感では1分ないくらいの揺れでしたが、夜が明けて家の中を見回すと家の中は悲惨な状態でした。

兆しがあった
これは全ての地震に通じるものかはわからないのですが、実際に強い揺れに見舞われる20秒前にドンという音がしました。4月16日の21時ごろなので花火にしてはおかしいなとは思いながらも、誰かが遊んでいるのかなと気にしていませんでした。
しかし、後から知ったのですが、実は断層がズレた音だったみたいで、気にしていたら倒壊するものから離れるなどある程度の被害軽減に繋がる行動ができたと思います。
そのため、大きな音がしたら一旦周りに危険なものがないところに逃げるようにしましょう。
【 自宅が地震に強いかどうか、大きな地震が来る前に調べておきましょう。】
揺れがおさまったらとにかく広い場所に逃げる
強い揺れが起こっている間は、とにかく逃げるのは不可能です。地震が起こったら机の下に入ってくださいなど、震災時の対応を小さい頃から学んではいますが、実際に強い揺れが始まると動くことができません。
そのため、揺れがおさまったら、すぐに周りに危険なものがない広い場所に逃げて下さい。
強い揺れで怖いのは二次被害で、被害を受けている家の中にいるとそのまま倒壊する可能性もあるため、逃げることが欠かせません。

時間帯に関係なく震災当日は車内か外で一日過ごす
地震が起こる時間帯が朝でも夜でも、揺れがおさまった後に一度外に出たらそのまま車の中か外で過ごした方がいいです。外で過ごす場合は、時期が夏だと朝でも夜でも低体温の心配はないですが、冬だと深夜になると冷え込むため、ホッカイロや毛布などの身体を温めるものを家の中から持ち出してください。
震災当日はどこも混乱状態
震災当日は建物だけではなく、道路や交通もボロボロで、車で移動すると逆に強い揺れで崩壊した道路にはまって動けなくなるなど二次被害にあう可能性があります。そのため、震災当日は家の中に使えるものを集めて、車内や外などの周りに危険なものがないところで1日を過ごしてください。
消防や警察や病院も機能しない
いざとなったら消防や警察や病院があると考えがちですが、実際に被災すると公的機関もボロボロで、自分達でどうにかしないといけません。熊本でも当時呼びかけがあっていましたが、「ひとりがみんなのために、みんながひとりのために」をもとにお互いに足りないものを補って助け合うことが震災当日は欠かせません。
通信機能や電話が使えない
震災当日は日頃使用しているスマートフォンなどの端末を使用したインターネット環境への接続は全くできません。キャリアによっては早めのサポートがおこなわれるところもありますが、少なくとも震災当日は全く当てになりません。
いまどのようになっているか状況を知りたい場合は、ラジオがあれば地震や強い揺れによる影響の大きさが分かりますし、緊急避難場所もわかります。
そのため、普段使用しないと思いますが、ラジオは震災時の状況を把握するために車の中や家の外に手動で充電できるタイプのラジオなどを備えておくと助かります。


まずは生き残ることが大事
強い揺れに見舞われた後に大事なものをとるために家の中など建物内に入る人がいますが、これは非常に危険な行為です。何故なら、強い揺れで家はボロボロなため、数分前に倒壊していなかったものが倒れてくる場合もあります。
実際に熊本地震時も揺れがおさまった後に家の中に入った方が、倒れてきた棚の下敷きになって亡くなったとニュースで流れていました。
強い揺れを経験してその時に倒れたものの下敷きになって亡くなる方がいる中、生き残ったのは奇跡だと思って「生きる」ことを考えてください。
生きていれば、最初は変わり果てた家、病院、スーパーマーケット、役場、警察署などを見るため、絶望しかないのですが、生きていれば生き残った者で協力しあって時間はかかりますが立て直せます。
強い揺れが起こっていない地域に早めに逃げる
熊本地震は平成28年4月14日の21時26分にマグニチュード6.5の地震が起こっていますが、恐ろしいのは2日後の4月16日のAM1時25分にマグニチュード7.3の本震が来たことです。幸いにも私は翌日の4月15日には被害が少ないエリアにいる知り合いの元へ避難をしましたので、建物の下敷きになることは避けられました。
もし、もうこれ以上の強い揺れが起こらないだろうと自宅で過ごしていたら亡くなっていたかもしれません。
約一週間は強い揺れが起こった地域から離れ、戻らないことが「生き残る」ために大事です。
今回、私が実際に経験した熊本地震を元に話をしましたが、それ以降も各地で大きな地震が起こっています。
記憶に新しいとなると2024年1月1日に起きた「能登半島地震」です。
やはり、熊本地震と同じく強い揺れで何もできなかったと経験者が語っていました。
そのため、今回の私の経験に基づいてまとめました本記事が少しでも震災時の被害軽減になれば幸いです。
今回は、マグニチュード6.5、さらに翌日にマグニチュード7.3の本震と2度の非常に強い地震が起きた「熊本地震」を経験した星原さんに実際に被災し感じたことや地震が起きた後のリアルを教えていただきました。
星原さんの体験を伺い、安心して住める家があること、安全で飲むことができる水が蛇口をひねれば手に入ること、温かい料理が好きな時に食べられること...どんな日常の一瞬も当たり前なんて存在しないこと、何よりもいつもの備えの大切さを改めて感じました。この記事を読んで、もしお住まいの耐震に不安を感じられた方もいらっしゃるかと思います。フジケンリフォームでは耐震に関する有益な情報を発信しておりますのでこちらもぜひご覧ください。
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また、ご自宅がどれくらい地震に耐えうるか知りたい方は、ぜひ一度フジケンリフォームへご相談くださいませ。


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