リフォームのノウハウ
2024.12.06
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給湯器は、日常生活に欠かせない設備の一つです。特に冬場、温かいお湯がいつでも使えることは生活の快適さに直結します。
しかし、給湯器の費用は決して安くはなく、その選び方や維持費について十分に理解しておくことが重要です。
本コラムでは、給湯器の購入費用や交換費用、さらにランニングコストまでを解説します。



目次

1. 給湯器の購入費用

2. 交換や設置費用

3. ランニングコスト比較

4. 注意すべきポイント

5. どれを選ぶべきか?

6. 給湯器を長く使うための工夫

7.まとめ




1. 給湯器の購入費用

給湯器の購入費用は、種類や性能によって異なります。一般的に以下のような種類があります:

●ガス給湯器


日本ではガス給湯器が主流です。価格は約10万円〜30万円程度が一般的ですが、エコジョーズ(高効率給湯器)のような省エネタイプになるとさらに高額になることがあります。
(1) エコジョーズ(高効率給湯器)
エコジョーズは、排気熱を再利用して効率的にお湯を作る高効率タイプのガス給湯器です。
• 価格帯
15万円〜30万円程度。性能やメーカーによって異なりますが、通常のガス給湯器よりも高額です。
• メリット
ガス使用量を約15%程度削減可能。
CO₂排出量が少なく、環境に優しい。
長期的に光熱費の削減が期待できる。
• デメリット
初期費用が高く、設置スペースが必要。
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(2) 非エコジョーズ(従来型給湯器)
従来型のガス給湯器は、排気熱をそのまま排出するため効率がやや低いタイプです。
• 価格帯
10万円〜20万円程度。エコジョーズより安価で購入しやすいのが特徴です。
• メリット
期費用が安い。
設置スペースが限られていても対応しやすい。
• デメリット
ガス使用量が多く、光熱費が高めになる傾向。
長期的なランニングコストが高い。
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●電気給湯器(エコキュートなど)


初期費用は20万円〜50万円程度と、ガス給湯器より高めです。しかし、電気代が安い深夜電力を活用するため、長期的なランニングコストでは節約につながる可能性があります。
(1) エコキュート(高効率電気給湯器)
エコキュートは、ヒートポンプ技術を利用して空気中の熱を吸収し、効率的にお湯を作るタイプの電気給湯器です。
• 価格帯
30万円〜50万円程度。初期費用は高額ですが、ランニングコストが低いのが特徴です。
• メリット
高効率で電気代が安い(主に深夜電力を活用)。
CO₂排出量が少なく、環境に優しい。
大容量タンクがあるため、停電時でもお湯を使用できる(条件による)。
• デメリット
初期費用が高い。
設置に広いスペースが必要。
冬場の寒冷地では効率が下がることがある。
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(2) 電気温水器(従来型電気給湯器)
電気温水器は、単純に電気ヒーターで水を加熱する従来型の電気給湯器です。
• 価格帯
20万円〜40万円程度。エコキュートより若干安価です。
• メリット
エコキュートに比べて設置が簡単で、寒冷地でも安定して使用可能。
初期費用がエコキュートより低い。
• デメリット
電気代が高くなる傾向がある。
エネルギー効率が低いため、長期的なランニングコストが高い。
エコキュートの交換費用で差が出るポイント!設置と交換費用も解説
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●石油給湯器


地域によっては石油給湯器が主流で、価格はガス給湯器と同程度、10万円〜30万円程度です。
• 価格帯
10万円〜30万円程度。ガス給湯器と同程度の価格帯ですが、寒冷地対応モデルや高性能モデルはさらに高額になる場合があります。
• メリット
ガスや電気に比べて灯油価格が安定しているため、ランニングコストが安いことが多い。
寒冷地でも安定した性能を発揮する。
灯油は自宅に貯蔵できるため、供給インフラに依存しにくい。
• デメリット
灯油の保管や補充が必要で手間がかかる。
燃焼時にCO₂が排出されるため、環境負荷が比較的高い。
メンテナンスが欠かせない(燃焼部の清掃やノズルの交換など)。


また、給湯器を選ぶ際には家族の人数やライフスタイルに合った容量を選ぶことも重要です。
小型のものは安価ですが、お湯の供給が追いつかないこともあります。
一方、大容量のものは購入費用が高くなるため、バランスが必要です。

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2. 交換や設置費用

給湯器の交換には本体費用に加えて、設置費用がかかります。一般的には以下の通りです:
標準的な設置費用
約2万円〜5万円が相場です。ただし、設置場所が特殊だったり、追加の工事が必要な場合は10万円以上になることもあります。
古い給湯器の撤去費用
古い機器を撤去する場合、1万円〜2万円程度が追加されることがあります。業者によっては無料で引き取るサービスを提供している場合もあります。
オプション設備の費用
たとえば、浴室乾燥機や床暖房など、給湯器に付随するオプションを導入する場合、追加費用がかかります。

3. ランニングコスト比較

給湯器の運用コストは、燃料(ガス、電気、石油)の価格と使用頻度に左右されます。
• エコジョーズ
月額5,000円〜8,000円程度。従来型よりもガス代を約10%〜20%節約可能。
• 非エコジョーズ
月額6,000円〜10,000円程度。ランニングコストがやや高め。
• エコキュート
月額2,000円〜5,000円程度。深夜電力を活用することでコストを抑えられる。
• 電気温水器
月額5,000円〜8,000円程度。エコキュートよりも電気代が高くなる傾向。
• 石油給湯器
月額3,000円〜7,000円程度。灯油価格に左右されるものの、ガスや電気より安い場合が多い。

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4. 注意すべきポイント

給湯器の選び方や設置には、いくつかの注意点があります。
1. エネルギー効率
高効率な給湯器は初期費用が高くなるものの、長期的には光熱費の削減につながります。
2. 保証とアフターサービス
メーカーや販売店が提供する保証期間を確認し、設置後のトラブルに備えることが重要です。
3. 信頼できる業者選び
インターネットでの安価な給湯器購入は魅力的ですが、設置技術が不十分な業者を選ぶとトラブルの原因になることがあります。地元の信頼できる業者に依頼するのが安心です。

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5. どれを選ぶべきか?

給湯器を選ぶ際には、以下のポイントを考慮してください。
• 初期費用 vs ランニングコスト
長期的な光熱費を抑えたい場合は、エコジョーズやエコキュートが適しています。一方、初期費用を重視する場合は非エコジョーズや電気温水器、石油給湯器が選択肢になります。
• 設置スペース
エコキュートやエコジョーズはスペースを必要とするため、設置場所の条件を確認する必要があります。
• 地域の条件
寒冷地では、石油給湯器や電気温水器が適している場合が多く、都市部ではガス給湯器が便利です。

6. 給湯器を長く使うための工夫

給湯器は通常10年〜15年程度の寿命がありますが、定期的なメンテナンスを行うことで寿命を延ばすことが可能です。特に冬場の凍結防止や、内部のスケール汚れの除去は重要です。また、異常を感じたら早めに点検を依頼しましょう。

7.まとめ

す。一度購入すると長期間使用するものなので、性能やコストのバランスを考え、信頼できるメーカーや業者を選ぶことが大切です。最新のエコ機能を備えた製品は光熱費を抑えることもできるため、長い目で見れば経済的な選択になることも多いです。適切な給湯器を選んで、快適な生活を送りましょう!
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