リフォームのノウハウ
2024.06.10
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キッチンの排水口からイヤ〜なニオイが漂ってくる...誰もが経験する悩みではないでしょうか。
特にこれからジメジメと暑くなり臭いが気になる季節。
ワタシもその一人でした。完璧ではないにしろそこそこキレイだし、不潔にしているわけでもないのになぜ…?

今回は、キッチン排水口からただようイヤな臭いの原因と
臭いを発生させないために毎回でもできる超簡単対策 & 週1回のスペシャルケアについて詳しく解説します。



もくじ

■キッチンの排水口の臭いの原因と対策

■超簡単!イヤ〜な臭いの防止策!最後にやるだけ「お湯流し」

■週1回のスペシャルケア!重曹×クエン酸で臭いも汚れも撃退




キッチンの排水口の臭いの原因と対策

キッチンの排水溝から発生する嫌な臭いは、様々な原因によって引き起こされます。
5つの主な原因について、詳しく解説します。

1. 汚れの蓄積


調理や食器洗いの際に発生する食べかすや油汚れは、排水口に流れ込み、次第に蓄積していきます。これらの汚れは、時間の経過とともに腐敗し、悪臭の原因となります。ご飯粒、野菜カス、肉カスなど、食べ残しの食べかすは、排水溝に流れ込んだ後、水分を含んでドロドロになり、分解されにくくなります。これが悪臭の元となるガスを発生させるのです。
さらに厄介なのは油汚れ。調理油や食用油は、水に溶けない性質を持っています。そのため、排水口に流れ込んだ油汚れは、ヌメリやベトベトの原因となります。ヌメリは雑菌の繁殖場となり、悪臭を発生させます。
【対策】
排水口のゴミ受けは、食べかすや油汚れをキャッチする役割を果たします。毎日、ゴミ受けを外して溜まった汚れを捨て、水で洗いましょう。
また、食器洗いの後に50℃のお湯を流すことでも臭いの発生を抑制することができます。詳しくはこちら

2. 排水トラップの汚れ


排水トラップは、下水からの臭いを遮断する役割を持ちます。トラップ内部には、常に水が溜まっている状態(封水)が維持されています。しかし、長期間使用していない場合や、排水口の汚れがトラップ内部に流れ込んだ場合、封水が不足したり、汚れが溜まったりして、臭いの原因となることがあります。
【対策】
定期的に排水トラップを取り外し、トラップ内部に溜まった汚れを掃除し、水で洗い流しましょう。

3. 排水ホースの汚れ


排水ホースは、排水口から排水管まで繋がるホースです。ホース内部には、ヌメリや汚れが溜まりやすく、それが臭いの原因となることがあります。特に、古いホースは劣化が進み、汚れが溜まりやすくなります。
【対策】定期的に市販のパイプクリーナーを使って排水ホースを掃除しましょう。ホースを取り外して水で洗い流すことも効果的です。排水ホースが古くなっている場合は、新しいホースに交換することを検討しましょう。

4. 封水の不足


排水トラップには、常に水が溜まっている状態(封水)が維持されています。この封水が不足すると、下水からの臭いが漏れてくることがあります。
【対策】排水トラップが劣化すると隙間ができ、封水が不足することがあります。劣化が目立つ場合は交換を検討しましょう。また、キッチンを長期間使用していない場合、トラップ内部の水が蒸発して封水が不足することがあります。

5. 配管の劣化


排水管が劣化すると、継ぎ目から隙間ができ、そこから臭いが漏れてくることがあります。排水管の劣化は、経年劣化や衝撃、施工不良などが原因で起こります。
【対策】専門業者に依頼して、排水管の点検を行うことをおすすめします。排水管の劣化が著しい場合は、修理または交換が必要となります。専門業者に相談して、適切な処置をしてもらいましょう。


キッチンの排水口の臭いを予防するには、毎日のお手入れと定期的な掃除が大切です。上で紹介した原因と対策を参考に、適切な対処を行ってください。
臭いがひどい場合や、自分で原因を特定するのが難しい場合があります。そのような場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

超簡単!イヤ〜な臭いの防止策!最後にやるだけ「お湯流し」

臭いを発生させないためには汚れの蓄積を防ぐこと…と理解できても、毎回のことだから手間をかけたくないですよね?

そんなあなたにおすすめしたい、超簡単な対策があります。
それは、料理や食器洗いなどが全て終わった後に排水口にお湯をかけるだけ!それだけで、臭いの予防だけでなく排水管の汚れや詰まりを防ぐ効果も期待できるのです。

■理由とメリット
50℃のお湯で流すことで排水管に付着した食べかすや洗剤カス、油汚れを浮かせて洗い流すことができ、詰まり予防に効果があります。
またヌメリや雑菌の繁殖が抑制され、排水管の臭いを予防することができます。

■手順

  1. 排水口のゴミ受けに溜まったゴミを取り除きます。

  2. 50度程度のお湯をゆっくりと排水口周辺に流し入れるだけです。

  3. もしシンクにお湯が溜められるのであれば、排水口が浸るくらいのお湯を溜めておき一気に流す方法もおすすめ。勢いよく排水することで、排水管に付着した汚れを洗い流せるのでより効果が見込められます。



お湯は50℃程度が適温です。温度が低すぎると効果が薄く、高すぎると排水管を傷めたり火傷の恐れがあるからです。
ワタシは食器洗いの前にケトルをセットしゴミ受けのキレイにした後、沸いたお湯と同量の水を加えて50度程度のお湯を作っています。
そしてそのお湯をドリップコーヒーを淹れるよう排水口の壁面を重点的にゆっくりとかけ流してお仕舞い。簡単ですよね?

50℃のお湯流しは、キッチンの排水口を清潔に保ち臭いを予防する簡単な方法です!
ぜひ毎日実践してみてください。
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週1回のスペシャルケア!重曹×クエン酸で臭いも汚れも撃退

毎日のお湯流しをしていても、どうしても臭いや汚れの蓄積はおきてしまいます。
1〜2週に1度、もしくは臭いや汚れが気になってきたときには、スペシャルケアをしましょう!

■理由とメリット
重曹はとクエン酸はどちらも優れたお掃除グッズだということはご存知かと思いますが、今回はそれを組み合わせ化学反応で発生する泡を利用し、ヌメリや汚れを浮かして剥がす効果を利用します。
効果は穏やかですが、どちらも天然素材なので人体や環境に優しくキッチンで使うには安心ですよね。
またどちらも比較的手頃な価格で手に入れることができ、気軽に使えるのもポイントです。

■手順

  1. 排水口のゴミ受けと排水トラップを外し、溜まったゴミを取り除きます。

  2. 排水口全体に重曹をまんべんなく振りかけ、少し放置します。ゴミ受けや排水トラップも一緒にやってしまいましょう。

  3. 40℃程度のお湯にクエン酸を溶かし、排水口に振り入れるように注ぎます。

  4. シュワシュワと泡立ち、汚れやヌメリが浮き上がってくるので、10分ほど放置します。

  5. ブラシやスポンジを使って、排水口の周りや側面、トラップなどをこすり洗いします。

  6. 最後に、お湯でしっかりと洗い流します。



重曹の量は排水口サイズにもよりますが、多くてもカップ1杯程度としてください。
クエン酸は1カップのお湯に大さじ1杯程度です。スプレーボトルに移して吹きかける方法もおすすめです。
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いかがでしたでしょうか。
キッチンの排水口の臭いを予防するには、使った時のお手入れが欠かせません。
毎日のお湯流し、1〜2週に1度の重曹とクエン酸を使った掃除で、汚れを蓄積させないこと大切です。

ワタシもこれらを実践するようになり、キッチンであのイヤな臭いを感じることがほとんどなくなりました。
キッチンの臭いでお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介した方法を実践してみてください!

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