ガスコンロとIHクッキングヒーターの光熱費はどちらが安い
さまざまな物が値上がりしている昨今、せめて光熱費はできる限り安くしたいですよね。
そんな中、結局のところガスコンロとIHクッキングヒーターは、どちらが安いのか気になっている人は多いでしょう。
そこでこの記事では、さまざまな角度からガスコンロとIHクッキングヒーターを比較をして、実際どちらが安いのか検証します。
ガスコンロとIHクッキングヒーターの光熱費
ガスコンロとIHクッキングヒーターでは、どちらが安いのかを比較するために、必要な情報があります。ガスコンロの場合は、都市ガスかプロパンガス、IHクッキングヒーターは電気代と支払先が異なります。
それを知ったうえで、それぞれの光熱費を比較してみましょう。
ガスコンロとIHクッキングヒーターの光熱費
都市ガスとプロパンガス
まずは、先ほど説明したように、ガス会社によって料金体系が異なります。都市ガスとプロパンガスそれぞれの料金は下記のとおりです。
都市ガス1kWhあたり | プロパンガス1kWhあたり | |
---|---|---|
ガスコンロ | 12.4円 | 20.5円 |
IHクッキングヒーター | 25.80円 (午前1:00~6:00は17.78円) | 25.80円 (午前1:00~6:00は17.78円) |
1kWhあたりの料金だけを比較すると、都市ガスのガスコンロが一番安いでしょう。
しかし、これはあくまでも1kWhあたりの料金であり、実際に料理をする際とは異なります。
一般的な利用方法であっても、調理する食材や作りたい料理によって、使う炎の大きさや火にかける時間も変わるでしょう。
以下に、比較しやすいよう分かりやすく条件を揃えて解説します。
ガスコンロ
ガスコンロでは、使うガスによって料金は異なることは、先ほどもお伝えしました。さらには、使用する火力によっても大きな差があります。おおよその火力は、下記の数字を前提として計算しました。火力 | 出力 | 都市ガス(1時間) | プロパンガス(1時間) |
---|---|---|---|
弱火 | 0.38kWh | 約5.6円 | 約9円 |
中火 | 1.68kWh | 約24.7円 | 約39.9円 |
強火 | 2.97kWh | 約43.7円 | 約70.5円 |
多くの方は、お湯を沸騰させる際に、強火にかけるでしょう。
しかし実は、調理器具からはみ出ている炎は、エネルギーロスです。
経済的な面でいうと、調理器具からギリギリ炎がはみ出ない火力が適切なので、使用時には火加減に注意してください。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターは、火を使わずに加熱調理をする電化製品のため、支払うのは電気料金です。また、昼間と夜間では単価が違いますが、1kWhあたりの料金を31円として計算します。火力 | 消費電力 | 電気料金(1時間) |
---|---|---|
弱火 | 100~370W | 約3~11.5円 |
中火 | 500~1000W | 約15~31円 |
強火 | 1450~2500W | 約45~77.5円 |
単価の比較をすると、ガスコンロが安いのは一目瞭然です。
しかしIHクッキングヒーターは熱効率が高いため、仮にお湯を沸かす場合は、ガスコンロよりも時間がかからないケースが多いです。
また、IHクッキングヒーターとガスコンロの強火の料金だけを比較すると、若干差はあるものの大きな差ではないと言えます。
さらにオール電化住宅や、新電力の時間別プランなど、使い方によってはガスコンロよりも節約が可能なケースもあるでしょう。
都市ガスとプロパンガス
ガスコンロとIHクッキングヒーターのメリット・デメリット
ガスコンロとIHクッキングヒーターの光熱費について理解すると、それぞれの違いが知りたくなります。
実際に使用するうえで、使い勝手やお手入れなど、使用料金だけでは比較できない部分もあるでしょう。
ここでは、メリットやデメリットを比較しますので、コストパフォーマンスに注目してください。
ガスコンロのメリット・デメリット
ガスコンロのメリットは、フライパンや鍋、セラミックや土鍋など調理器具を選ばないことです。また供給元が電気ではないため、ガス管やボンベが安全であれば、停電時にガスコンロの使用が可能なのもメリットでしょう。その反面デメリットは、ガスコンロは吹き出し口や五徳などのパーツがあるため、お手入れの際に取り外す必要があります。そしてガス漏れのリスクや、直火による火災の危険もあるため、取り扱いに注意が必要です。
【ガスコンロのメリット】
・器具を選ばないこと
・停電時にガスコンロの使用が可能
【ガスコンロのデメリット】
・吹き出し口や五徳などのパーツがあり、それぞれ取り外しお手入れが必要
・ガス漏れ、直火による火災の危険が伴う
IHクッキングヒーターのメリット・デメリット
IHクッキングヒーターのメリットは、ガス漏れや火災の心配がなく、フルフラットのためお手入れも楽です。そして、IHクッキングヒーターは熱効率が約90%でエネルギーロスが少ないのも、料理をする際に大きなメリットと言えます。反対にデメリットは、材質によって使えないものがあり、IHクッキングヒーター対応の調理器具が必要です。また、IHクッキングヒーターは電化製品なので、停電時には使用できません。しかし、蓄電池が設置されている場合は、使用可能です。【IHクッキングヒーターのメリット】
・ガス漏れや火災の心配がない
・フルフラットのためお手入れがラク
・エネルギーロスが少ない
【IHクッキングヒーターのデメリット】
・材質によって使えないものがあり、IHクッキングヒーター対応の調理器具が必要
・停電時には使用できません。※蓄電池が設置されている場合は使用可能
五徳などのパーツお手入れ
光熱費の節約方法
これまで、ガスコンロとIHクッキングヒーターの光熱費や、それぞれのコストパフォーマンスに触れてきました。そのうえで光熱費を節約するには、どのような方法が効果的なのか、知りたい人は多いでしょう。
ここでは、具体的に光熱費を節約する際に、高い効果が期待できる2つの方法を紹介します。
時間帯
IHクッキングヒーターは、電化製品のため電力を使うため、支払うのは電気代です。電気代は、使う時間帯によって料金が異なるため、時間帯に気を付けると効果的な節約が見込めます。昼間よりも夜間のほうが安いため、IHクッキングヒーターを夜に使用するだけで節約が可能です。
料金プランによって異なりますが、昼と夜の使用料金の差は13円程度です。
そのため夜間料金の時間帯に、作り置きおかずを作るなどの工夫をすると、節約の効果を感じるでしょう。
電力会社や契約プランの切り替え
電気代やガス代は、電力会社やガス会社によって料金が大きく異なります。IHクッキングヒーターならば新電力会社、ガスコンロならガス会社を切り替えることで、大幅に節約が可能です。また、使っている会社のままでも契約プランの変更で、効果的な節約が見込める可能性もあります。
そのため、電力(ガス)会社だったり、料金プランだったりの再検討を積極的にしましょう。めんどくさがらずに「再検討をして切り替える」この1つの行動で節約効果は出ます。
まとめ
IHクッキングヒーターとガスコンロどちらが安いのかは、使い方や使う人の考え方で異なります。しかし、生活においてIHクッキングヒーターやガスコンロは必須で、電気代やガス代は固定費です。
固定費を節約したいのであれば、自分のライフスタイルに合った、電力(ガス)会社や料金プランを見つけることで解決するでしょう。
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