
給湯器は、毎日の生活を快適にするために欠かせない設備ですが、そのエネルギー消費は家庭全体の大きな割合を占めています。
そのため、使い方や選び方を工夫することで、光熱費を抑え、環境にも配慮した暮らしを実現することが可能です。
特に最近は、省エネ性能の高い給湯器が増えています。
これらを効果的に利用すれば、初期費用を回収しつつ長期的にお得な生活が送れるでしょう。
本記事では、エコジョーズや電力プランの活用法、設定温度の工夫、そして補助金制度を利用する方法について、それぞれ具体的な事例を交えながら詳しく解説します。給湯器の選び方を見直すことで、家計と環境に優しい暮らしを始めてみませんか?
1. エコジョーズでガス代を節約
エコジョーズは、従来型のガス給湯器と比較して省エネ性能が高い高効率給湯器です。特に、排熱を再利用してお湯を温める仕組みが特徴で、無駄なガス消費を抑えることができます。
この性能向上により、従来型の給湯器に比べて約15%のガス使用量を削減可能とされています。
具体例として、4人家族がエコジョーズを導入した場合、年間で約10,000円のガス代を節約できるケースがあります。従来型の給湯器からエコジョーズに買い替える際、初期費用はやや高めで、従来型より10万円ほど高額です。しかし、長期間使用すればその差額以上の節約効果が得られます。
例えば、10年間使用する場合、合計で約10万円以上のコスト削減が見込めます。
さらに、国や自治体では高効率給湯器を導入する家庭に補助金制度を提供している場合があります。
「高効率給湯器補助金」を利用すると、購入費用の一部が還元されるため、初期投資のハードルを下げることが可能です。エコジョーズは、環境への負担を減らしつつ、長期的に家計にも優しい選択肢として注目されています。

2. 電気給湯器で電力プランを活用
電気給湯器を利用する場合、電力会社が提供する「夜間電力プラン」を活用することで、電気代を大幅に節約できます。特に深夜の電力料金が昼間よりも安くなるプランを選ぶことで、効率的に電気給湯器を運用できます。例えば、昼間の電力料金が1kWhあたり30円かかる場合でも、夜間料金プランでは10円程度に抑えられるケースがあります。
この差を活用し、夜間にお湯を作るよう設定すれば、月に数千円単位で電気代を削減できる可能性があります。
さらに、4人家族で月に100kWhを電気給湯器が消費する場合、昼間料金との差額で月々2,000~3,000円の節約が見込まれます。
また、最新型のヒートポンプ式電気給湯器であるエコキュートは、従来型の2~3倍のエネルギー効率を持つため、さらに節電効果が期待できます。
例えば、ヒートポンプ式のエコキュートを導入した家庭では、年間で約25,000円の電気代削減できるばあいもあります。
昼夜の電力料金差が大きい地域では、特にこの運用が効果的です。また、電力プランを選ぶ際には、各電力会社が提供するプラン内容を比較し、家庭の生活スタイルに最適なものを選ぶことが重要です。効率的な給湯と電気代の節約を同時に実現できる方法として、夜間電力プランの活用は非常におすすめです。

3. 設定温度で効率UP
給湯器の温度設定を適切に調整することで、エネルギー消費を大幅に抑えることができます。シャワーやお風呂の適切な温度は、冬場であれば40~42℃、夏場は38~40℃が目安です。これ以上の温度に設定してしまうと、必要以上にエネルギーを消費するだけでなく、実際に使う際に水で冷やす必要が出てきてしまい、水道代の無駄にもつながります。具体例として、設定温度を2℃下げた場合、年間でガス代や電気代が約3,000円節約できた家庭もあります。また、家族の人数が多いほどその差は大きくなります。例えば、4人家族で一日10回以上給湯を使う家庭では、年間で5,000円以上の節約効果が得られることもあります。
また、最新の給湯器には、設定温度を記憶しておく機能や、時間帯に応じて自動的に温度を調整する機能が付いているものもあります。これを活用すれば、さらに効率的にエネルギーを使用できます。日常的な温度設定の見直しは、手軽で効果的な節約方法です。家庭の使用状況や季節に合わせて設定を調整することで、快適さを保ちながら家計に優しい生活が実現します。

4. 政府の補助金制度を活用
給湯器の買い替えや新規購入を検討する際、国や自治体が提供している補助金制度を活用することで、初期費用を大幅に抑えることができます。「高効率給湯器補助金」や「省エネ家電補助金」などが代表的な例で、条件を満たす場合には数万円の補助を受けることが可能です。具体例として、エコジョーズを導入する場合、補助金制度を利用することで最大5万円の補助を受けられるケースがあります。一部の自治体では、太陽光発電や家庭用蓄電池と連携可能な給湯器に対して、さらに補助金が追加される場合もあります。例えば、ある地域では、ハイブリッド型給湯器の導入に対し、補助金の上限が10万円に設定されています。
補助金を申請する際には、購入時の領収書や設置後の写真、申請書類などが必要となるため、購入前に必要な書類や手続きを確認しておくことが重要です。補助金制度は自治体ごとに条件や内容が異なるため、事前に調査し、自分の家庭に適した給湯器を選ぶことがポイントです。これらの制度を活用すれば、初期費用の負担を軽減しつつ、省エネ効果の高い給湯器を手に入れることができます。
5.まとめ
給湯器の選び方と使い方を見直すだけで、家計への負担を大幅に減らすことができます。エコジョーズや夜間電力プランの活用、温度設定の工夫、補助金制度の利用を取り入れ、賢く節約しながら快適な生活を送りましょう。


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