リフォームのノウハウ
2022.09.28
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家をきれいにしたいと考えたとき、
壁クロスやフローリングを交換して
新品同様の家にしたいと思われる方も多いと思います。

しかし、フローリングをどのように選べば良いか
しっかりと理解していないと、せっかくきれいにリフォームしても
工事の後に後悔してしまうこともあります。
そんな失敗をしないためにどんなフローリングがあって
どの様に選ぶべきか、簡単ではありますが紹介してきます。

目次

1.フローリングは3種類しかない


2.どれを選べばいいかわからない


3.体験が重要






1.フローリングは3種類しかない


細かく分けるともっと多いですが、大きく分けるとこの3種類だけです。

【無垢材】
本物の樹から切りだしたフローリング材。1つがまるごと木でできているため、
木の温かみや、肌触り、風合いなどを楽しむことができる。
湿気の影響を受けやすく、伸び縮することで隙間が空いたり、
フローリング同士がこすれることで床なりの発生などが考えられる。
そのため、施工する際はしっかりと無垢材のことを知っている人間でないと、
仕上りが満足できないことがある。

【シート材】
基材の上に色柄のプリントされた特殊なシートが貼られたフローリング材。
決まった色柄が印刷されているので、どこを見ても同じ柄できれいに仕上がる。
ここ最近のシート材は印刷技術の向上などにより、
本物の樹と遜色のないくらいの仕上がりのものが多い。
また、シート表面に様々な加工をすることで、
キズや汚れに強い物やそのた用途に合わせた性能を持ったものもあります。
プリントだからこそできる石目調などのデザインもあります。

【挽板、突板】
合板などの基材の上に本物の樹を薄くスライスしたもの貼ったフローリングです。
上に貼る木の厚みにより0.3mm程度のものを突板、
2mm程度のものを挽板と呼ばれます。
表面の色柄や風合いは木の種類によるもので、
無垢材が選定できない場合でも木の温かみや良さを感じることができます。
また、基材が湿気による収縮を抑え、隙間やフローリング材を原因とする床なりが
発生しにくいという特徴があります。
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2.どれを選べばいいかわからない


フローリングを選ぶとき考え方としては
【見た目】【機能】【メンテナンス性】をどの分野を重要視するかによって変わってきます。

【無垢材】
《無垢材のメリット》
・本物の木の風合いや触り心地が楽しめる
・さまざまな色柄があり、どこの家と比べても同じものが一つもない特別なもの
《無垢材のデメリット》
・自身でメンテナンスや管理が必要
・湿気により床なりや変色が発生する場合がある

メンテナンスや収縮による床なりや変形が発生することを
木の特性だと理解して大丈夫だと思えない場合は無垢材をお勧めできません。
自宅の構造や湿気の問題、メンテナンスの手間や場合によっては
業者に有償でメンテナンスをしてもらう必要もあるからです。

【シート材】
《シートフローリングのメリット》
・石目調などの変わったデザインがある
・表面のシートが強く、傷や汚れに強いなど様々な機能が付いているものが多い
《シートフローリングのデメリット》
・シートの材料や機能によって価格差が大きく検討には性能の確認が必要
・広く好まれるような、同じ色柄で独自性のない単調な見た目なものが多い

湿気による収縮が少なく、メンテナンスフリーの商品も多いため、
工事後に特に気を使いたくない方にお勧めします。

【挽板、突板】
《突板、挽板のメリット》
・表面は本物の木であるため木の風合いがある
・湿気による収縮が少なく、メンテナンス性が良い

《突板、挽板のデメリット》
・突板か挽板かで価格差が大きく確認が必要
・表面のコーティングで性能や価格に差があるため確認が必要

メンテナンス性は欲しいけれど木の風合いや温かみが好きという場合は、
突板、挽板のフローリングが良いかと思います。
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3.体験が大事


【無垢材】【シート材】【挽板、突板】と紹介してきましたが、
好みやライフスタイルによって、
【見た目】【機能】【メンテナンス性】のどこに注目するかということが
フローリング選びに重要ということがわかって頂けたかと思います。
しかしこれらはあくまで考え方の話です。
フローリングを検討の際は是非実際に実物を見て触って、体感してください。
機能性の体感、見た目風合い触り心地の確認など思っていたよりも
好みに近いと感じることもあれば、イメージの中では良いと思っていても、
実物を見ると思っていたものと違うということもあるかと思います。
カタログからではわからない重要な情報が確認できます。



いかがでしたでしょうか。
厚みや遮音性、ペット対応品、工事の方法・住宅の種類によって
選ぶことのできるフローリングも制限があることもあります。
フローリングを扱っているメーカーはとても多く、
全てを見て検討していくことはできません。

そのため、実際の生活に目を向けて考えたときに
どのような条件で、どういう色柄でなど決まっていると
あなたにピッタリなフローリングはこちらですと
ご案内ができます。

サンプルをご覧になりたい方や
どんなフローリングがあるか詳しく聞いてみたいという方は
相談無料ですのでお気軽にお問合せください。
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