リフォームのノウハウ
2024.03.05
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目次

◆トイレのリフォーム費用相場の目安はいくら?

◆トイレのリフォームを決めた理由は?

◆価格帯の違いは何の違い?

◆見積書の内訳はこうなっている?

◆トイレリフォームの流れ

◆まとめ


◆トイレのリフォーム費用相場の目安はいくら?

トイレのリフォームの価格帯は、「洋式トイレから洋式トイレへの交換」の場合、大きく「15万円未満」「15万円以上30万円未満」「30万円以上」の3つに分けることができます。

トイレのリフォーム価格は、便座のタイプとグレード、オート開閉や温水洗浄などのオプションをどこまでつけるかによって決まります。
多くの人が選んでいる15万円未満の価格帯のトイレは、温水洗浄機能と暖房便座機能を搭載したタンク付きタイプが中心です。

また、トイレのリフォーム内容によっても工事費用と工事期間は異なります。

◎トイレ全体をリフォーム
(便器交換/給排水管接続/壁紙張替/床CF張替/吊り棚設置.紙巻き器交換<下地工事含む>/コンセント設置/廃材処分)
◎便器のみをリフォーム
(便器交換/給排水管接続/廃材処分)
◎内装のみをリフォームするのか
(壁・天井クロス、床クッションフロア、ソフト巾木)

工事概要の参考
・トイレ全体(吊り棚等の工事も含む)のリフォームが約25万円~(工事期間:約2~4日間)
・便器のみのリフォームが温水洗浄便座で約12万円~(工事期間:約1日~)




トイレ全体をリフォームする場合


トイレ全体をリフォームする場合は、便器のみではなく、トイレタンクの手洗いの有無や吊り棚の設置等、理想の設備とデザインを選ぶことができます。ただし、費用もその分高くなります。
●費用や期間の目安
施工箇所:便器交換、給排水管接続、壁紙張り替え、床材張り替え、吊り棚設置、紙巻き器交換(下地工事含む)、コンセント設置、廃材処分
費用:30万円~
施工期間:2日~




トイレ(便器)のみをリフォームする場合


費用が商品代と工事費のみとなることがほとんどです。標準工事費に、便器交換、給排水管接続、廃材処分が含まれています。便器交換のみなので、紙巻き器等の商品代・下地加工・設置費用はありません。
ただし、既存の床の張り替え工事をしない場合、新しい便器がリフォーム前の便器より小さいことが多く、床の汚れが目立つ場合があるので注意が必要です。既存の床のクッションフロアなど張替えが比較的容易な素材の場合は、便器の交換にあわせて床材の張替えも一緒に行うことをおすすめします。

●費用や期間の目安
施工箇所:便器交換、給排水管接続、廃材処分
費用:普通便座の場合12万円~、洗浄便座の場合17万円~、タンクレストイレ24万円~
施工期間:1日
※紙巻き器・タオル掛け等の設置・移動はしない場合を想定しています。




独立型手洗いを設置する場合


現在トイレ内に手洗いがなく、新たに独立型手洗いを設置する場合、独立型カウンタータイプ(カウンターと洗面ボウルを、1セットで設置)・独立型壁付タイプ(手洗い器をそのまま壁に取り付けるタイプ)・キャビネットタイプ(洗面ボウルの下に扉付きの収納スペースがあるタイプ)から選ぶことになります。独立型カウンタータイプは20万円~、独立型壁付タイプは15万円~というのが費用の目安です。
ただし、トイレの室内のスペースや配管によって選べるタイプが変わってくるので、どの洗面を設置するのがいいのか選ぶ前にリフォーム会社に相談する事をおすすめします。

●費用や期間の目安
施工箇所:便器交換、給排水管接続、壁紙張り替え、床材張り替え、廃材処分、独立型洗面台設置
費用:40万円(便器交換含む)
施工期間:1日~




トイレのバリアフリーリフォーム(手すり取り付け)をする場合


トイレで立ったり座ったりする際に、体への負担が大きいご家族がいるのであれば、バリアフリーリフォームの検討をおすすめします。トイレのバリアフリーリフォームする際に必ず必要になるのは手すりで、L字型の手すりを取り付けるのが定番です。手すりの設置には、壁紙の張り替えや設置場所によっては下地工事も必要になるため、状況に合わせた工事費がかかります。

●費用や期間の目安
施工箇所:便器交換、給排水管接続、壁紙張り替え、床材張り替え、廃材処分、独立型洗面台設置
費用:40万円(便器交換含む)
施工期間:1日~

バリアフリーリフォームを行う際には、支援金や補助金を利用できるケースもあります。

・50歳以上の方
・要介護または要支援認定を受けている方
・障害のある方、65歳以上の方と同居
・上記の該当者と同居している方


これらに該当する場合は受けられるケースがあります。国の補助金以外に、ご自身が住んでいる地域で助成金・補助金の交付があるか確認してみるのもおすすめです。




内装のみをリフォームする場合


トイレ(便器)を外して施工しないと壁紙の張り替えと床材の張り替えがスムーズに行えず・綺麗にも仕上がりにくいため、内装のみのリフォームはあまりおすすめできません。同様にして、DIY等で見かける紙巻き器やタオルリングの交換も、位置変更には下地工事が必要になることが多く、おすすめできません。

●費用や期間の目安
施工箇所:壁紙張り替え、床材張り替え
工事費:壁紙2万5,000円~、床材1万円~
施工期間:1~2日




トイレ商品一覧

トイレの施工事例

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◆トイレ・便器のリフォームを決めた理由は?

トイレは毎日何度も使う場所だけに、快適な空間であってほしいと考える方は多いのではないでしょうか?
リフォームを決めた理由には、人それぞれですが代表的なトイレリフォームのきっかけをご紹介します。

●きれいにしたい
トイレは、家族が毎日使うことに加え、来客時にも必ず使われる場所だけに「きれいにしたい」という需要は多いです。
また、件数としては少なくなりますが、古い戸建て住宅では、「和式から洋式に変更して、使い勝手を良くしたい」という考えも、リフォームを決める大きな理由となっています。

●便座が壊れた
トイレは、「便器」と「タンク」、それに温水洗浄機能などを搭載が選べる「便座」の3パーツから成り立っています。タンクや便器が壊れるタイミングは便座の交換のタイミングとは異なる事もあって、便座が壊れたタイミングで工事するケースが多いです。
便座に関しては、一般的な電化製品と同様に平均寿命は10~15年です。

●便器・タンクから水漏れ
便器とタンクが陶器製のものは割れない限り使えますが、タンクの中にはプラスチックやゴム製の部品が使われているものがあり、そこが、劣化して水漏れなどを起こす場合があるため、違ったタイミングで修理等必要になる事があります。
水漏れは便器と床が接している部分だけでなく、タンクの中の部品が劣化し、タンク内から便器へ水が流れ続けるケースや給水管のパッキンが劣化して起こる場合もあります。また、タンク内が水漏れして部品交換による修理をする場合、応急処置の意味合いが強く、1、2年でまた水漏れするケースもあります。
そのため、便器と床が接している部分の水漏れを修理する場合は一度便器を外す必要があるので、この時には修理ではなく交換する方がおすすめしています。

便座交換時(10~15年)まで持たない(故障のサイクルがあわない)可能性が高いため、便座が壊れたら便座も交換し、水漏れしたら修理して暫く様子をみるか、この機会に全て交換、この時便座が新しい場合は便座だけ再利用するというような考えもおすすめです。

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◆価格帯の違いは何の違い?

洋式トイレから洋式トイレへのリフォームの価格は、まずトイレがタンク付きタイプかタンクレスタイプかで、大きく変わります。
タンク付きタイプ同士の交換は、「温水洗浄」と冬場も便座を暖かく保ってくれる「暖房便座」の機能を備えた標準的な商品が15万円未満。便座が持つ機能が少なければこれより安くなり、逆にオート開閉やリモコン洗浄、オート洗浄などの機能が追加された商品だと高くなります。
タンクレスタイプの場合は、最初から「温水洗浄」「暖房便座」「壁リモコン」の3つがセットになっており、価格は15万円前後が最低ライン。オート開閉や自動洗浄など、さまざまな機能を備えた商品であるほど価格が上がるのは、タンク付きタイプと同じです。
それぞれの価格帯別のできること・できないことは、およそ次のとおりです。

15万円未満のリフォーム
「温水洗浄」「暖房便座」機能の両方を兼ね備えたものでも15万円未満の費用でタンク付きタイプへの交換が可能です。 見た目や機能は、ほぼ「昔ながらの陶器の洋式トイレ」と同じですが、昔ながらの物とは、使用水量において大きな差があります。ここ数十年間で、トイレの節水技術は非常に進歩しました。現在、洗浄に必要な水の量は、ほぼ、どのメーカーでも1990年代初頭の製品の半分ほどになっていますので、節水という点だけでも十分リフォームの効果を感じることができます。
大きな節水効果が得られるのは、15万円以上の商品についても同じです。

15万円以上30万円未満のリフォーム
タンク付きで、「温水洗浄」と「暖房便座」を備えたローシルエットなタイプやキャビネット付きトイレなど機能性の高いトイレのリフォームが、15万円以上30万円未満の価格となります。
同じ価格帯でも、操作パネルの位置(便座の横についているか、壁についているか)や温水洗浄の機能面において、メーカーによる違いがあります。
どのメーカーの製品も便器にふちがない形状で手入れがしやすい物が多く、脱臭機能や洗浄ノズルオートクリーニング機能なども備えているトイレ便座もあり、そういったトイレであれば日々の手入れが楽なになります。

30万円以上のリフォーム
30万円以上のリフォームになると、タンク付きタイプなら「温水洗浄」と「暖房便座」に加え、「壁リモコン」や「温風乾燥」、センサーが反応して蓋を自動で開け閉めしてくれる「オート開閉」、自動で流してくれる「オート洗浄」などの機能を備えた便座が選べます。
また、タンクがない分だけ、スペースが広く使えるタンクレスタイプを選ぶことも可能です。タンクレスタイプでは、タンク付きタイプにあった手洗いはありません。費用にプラス約15万円~で、手洗いをトイレ内に新設することもできますが、隣接する洗面所で洗えばいいということで、トイレ内には手洗いを作らない場合もあります。
この場合、トイレ内に水がはねるのを防げること、トイレを広く使えること、スタイリッシュな空間を演出できることなどがメリットです。
なお、タンクレストイレは、水圧が低いと使用できないため、マンションの上層階などでは設置できないこともあります。場所によっては、設置前に無料の水圧調査が行われるのはそのためです。
ここまで紹介した例は、すべて洋式トイレから洋式トイレへ変更する場合についてのものです。

和式トイレから洋式トイレへの改装の場合は、工事費が余計に発生し、壁・床も必ずセットでのリフォームとなるため、予算は30万円からとなることが多いです。

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◆見積書の内訳はこうなっている

トイレのリフォーム費用は、「トイレ本体の商品価格」と「工事費」の2つの部分からなり、その他諸経費・配送料・消費税といった費用を加えた合計額となります。見積書の内訳についてチェックしてみましょう。

●トイレ本体価格
トイレ本体の価格は、タンク付きかタンクなしのどちらのタイプを選ぶか、どこまで機能がそろった便座を選ぶかによって変わってきます。

●工事費
交換工事全般にかかる費用で、組立・解体工事や配管工事、廃棄処分費などからなります。おもな項目としては次のとおりです。

・工事前養生費:搬入・搬出や工事によって、床や壁が傷つかないように、シートなどで保護するための費用です。
・既存のトイレ・便器解体費、便器撤去、廃材処分費:既存のトイレの解体、搬出、処分にかかる費用です。
・新規トイレ・便器取り付け費:新しい便器と便座を取り付けるためにかかる費用です。
・給排水接続費:トイレを使用する上で欠かせない、給水・排水を接続するための費用です。
・電気工事費:コンセントがないトイレに暖房便座を設置する場合、電源を引いてコンセントをつける工事が必要となります。





洋式トイレから洋式トイレへの変更の場合、工事費が大きく変わることは少ないですが、床の老朽化が激しく、床下地の骨組み修復などの工事が必要な場合は、その分の材料と職人が必要なので、工事費が通常より5万円程度高くなることがあります。
また、トイレのリフォームでは、便器・便座・タンクのみを取り替えることもできますが、ペーパーホルダーやタオル掛けなど、トイレ内の小物もいっしょに交換するのが一般的です。数千円程度の安い価格でトイレの雰囲気を変えることができます。
また、設置するトイレの形が変わった結果、以前は見えなかった床部分の汚れが見えてくることがあるため、多くの場合、床材の張替えも同時にリフォームが行われています。加えて、湿気で壁紙がはがれてしまっていたり、壁紙の貼ってある下地のボードがかびていたりするような場合は、壁と天井もいっしょにリフォームするのがおすすめです。

◆トイレリフォームの流れ

トイレリフォームは、まず施工店への問い合わせからスタートします。ここでは、BXゆとりフォームの場合のトイレ全般をリフォームする際の流れをご紹介します。

1. 相談
電話かウェブ(お問合せフォームからのメール)で、リフォームの相談を受付けます。受付後、お客様と日時調整や内容のヒアリングを専任のリフォームアドバイザーが実施、その後ご自宅へお伺いします。

2. 現地調査・ご要望のヒアリング
リフォームアドバイザーが現地確認します。また、リフォームの希望のヒアリングや工事場所を確認し、見積提出などの日時を案内します。

3. 見積り
お客様のご要望について打合せし、リフォーム内容や提案内容のお見積り等を作成します。リフォームの規模や工事内容によっては、図面も作成し、打合せを実施します。

4. 契約
リフォーム内容およびお見積金額にご納得頂いたら契約を交わします。またそれまでに工事日程を決定します。契約後必要に応じて近隣挨拶も実施します。

5. 室内、トイレの養生
必要に応じて家財や床・壁などが傷つかないよう、廊下などに養生を行います。

6. トイレの解体
既存の便器の取り外し・撤去を行います。

7. 壁紙、床の張り替え
壁紙と床の張り替え工事を行います。

8. 便器の設置
トイレ設備の搬入・組み立てを行います。

9. 配線、リモコン設置
従来の古い住宅のトイレにはコンセントがないことが多いのですが、特に温水洗浄便座を設置時する場合は、コンセントを新設する必要があります(コンセント設置工事、電気工事は状況によって工事するタイミングは異なります)。

10. 完了
紙巻き器等の設置、下地交換等の工事が含まれる場合は、トイレ解体後にタイミングをみて実施します。
検査・確認後に、必要があれば手直しを行います。再確認後、問題がなければ片付け・清掃し、完了です。

◆まとめ

毎日の生活には欠かせないトイレ。使用頻度と重要性から考えると、15万円程度というリフォーム費用は妥当に感じられた方も多いのではないでしょうか。20年程前のトイレからのリフォームであれば使う水の量が少なくなっているため、水道代を減らす事もできます。トイレは1日に何度も使用しますし、家族がいれば、その人数分だけ使用することになりますので水道代が減る事は大きいメリットになります。
もちろん、内装や高機能なシリーズにこだわると費用も上がりますが、快適さを追求するために、ご家族の理想のトイレ空間を作る事をおすすめします。


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