リフォームのノウハウ
2022.04.18
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皆さんこんにちはフジケンハウジングです。
毎日料理をする方の強い味方であり、
掃除のときには厄介な相手であるガスコンロ。

今日はそんなガスコンロの知っているようで知らない
安全性についておはなししていきます。

よく、『IHのほうが安全でしょ』とか
『ガスって危ないよね』などと
聞かれることがあります。

これに対しての答えとしては、
新しく交換する場合においては【No】です。

安全性で比べるとガスコンロもIHもそれほど変わらないのです。
この根拠として挙げられるのが、
ガスコンロに搭載されているSiセンサーです。
この機能により、
ガスコンロで発生しうる危険を軽減してくれています。



Siセンサーとは

Siセンサーとは

日本で販売されるガスコンロに設置が義務付けられている安全装置のことです。
2008年より搭載が標準化され住宅用のガスコンロではSiセンサーが付いていないコンロは販売されていません。
しかしそれ以前のコンロでは、
センサーが1つも搭載されていなかったり、
多くても1つしか搭載されていないものが多いです。

これでは安全センサーが搭載されていないバーナーにおいては危険がありますし、
何より10年以上前の商品になりますので、
不具合や故障などにより安全な利用ができないことも想定されます。
そのため、10年以上使っていたり、全口にセンサーが搭載されていないコンロを使っている場合は早急に交換をお勧めします。
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Siセンサーコンロの安全性と利便性

では、このSiセンサーコンロがあることで
どのような安全が確保できるのか紹介して行きます。

①調理油加熱防止
鍋底の異常な加熱を検知し自動消火します。
揚げ物調理時やお鍋の空焚きなど、
鍋底の異常な加熱をセンサーが感知し自動で消火する安心機能です。
コンロ火災の多くは揚げ物の油が高温になり、
自然発火することが原因とされています。
一般的に370℃~400℃で火を近づけなくても自然に発火します。
これを防ぐために搭載された機能です。

②立ち消え安全機能
煮こぼれや風などで火が消えてしまってもガスだけが出続けることがないよう自動でガスをストップします。
ガスが出続けていることに気づかず火をつけてしまい、
充満したガスに引火して火災になるということを防ぎます。

この2つの安全機能があるおかげで昔に比べて安全機能が充実しました。

また、このSiセンサーの搭載により様々な便利機能も使えるようになりました。
機種により違いはありますが、代表的な機能でいうと下記の通りです。

【鍋無し検知機能】
鍋を置いていないときには点火しない安全機能。
鍋をバーナーから離すと弱火になり、袖口の引火防止にもなります。

【感震停止機能】
震度4相当の揺れを感知すると、自動的にガスを遮断します。

【全口消し忘れ消火機能】
一定時間が経過すると自動で消火します。

【早切れ防止】
約250℃になると自動で火力調整をし、温度をキープします。
炒め物などの際にお料理が続けられます。
国の搭載義務がある基準と業界の基準、各メーカーの基準があり安全性を考えるなら、
検討中のガスコンロがどのような安全機能が搭載されているか確認してみてください。
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Siセンサーによる生活の変化

安全性を求めて搭載された機能により、多くの料理が簡単にできるようになってきています。
センサーにより温度変化を察知し自動で火力調整することで
設定一つでコンロがオート調理してくれたりもします。

一つ例を挙げると、ノーリツ製の『プログレ』というコンロです。
こちらの商品は、グリル(=魚焼き)の中にセンサーが2つ搭載され庫内の温度管理をより正確に行ことで、
魚だけではなく、オーブン調理や煮込み料理、パンやプリンまで作れる万能グリルです。

最近では、掃除が面倒だったり、
一度に調理できる数が少ないからグリルを使わないという方も増えていていますが、
グリルは今では魚のためだけの場所ではありません。
カレーやハンバーグも材料を入れれば勝手にコンロが作ってくれます。
庫内の凹凸も少なく、お掃除も簡単です。
今まで料理をしてこなかったパートナーがコンロを変えることで料理をするようになった、と言う話もあるくらい
簡単においしい料理を作ってくれます。


気になる方は、一度お問い合せください。
どんなメーカー、商品があってどんな使い方ができるのか、ご紹介します。
何よりもまず、ご自宅のコンロすべてにSiセンサーが付いていないなら
早めの交換をお勧めします。

▶もっとコンロについて知りたい方はこちら

徹底解説!ガスコンロ VS IHコンロ
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