リフォームのノウハウ
2024.03.26
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フローリングを歩く際に、ギシギシとかミシミシといった音が気になることはありますか?この音の発生、通称「床鳴り」と呼ばれる現象には、複数の原因が存在します。そして、それぞれの原因に応じて対処法も異なります。DIYで解決できるものもあれば、専門業者に依頼する必要がある場合もあります。また、補修程度では完全になおすことができないケースもあります。今回は、フローリングの床鳴りの原因と、その対処法についてご紹介します。


目次

フローリングの床鳴りの原因とは?

フローリングそのものに原因がある場合

フローリング以外に原因がある場合

DIYで修復する場合のポイント

症状がひどい場合は張り替えリフォームも検討しましょう


フローリングの床鳴りの原因とは?

床の不快な音が発生する原因は、フローリングそのものに起因する場合と、他の要因による場合があります。問題を特定し、適切な対処法を見つけることが肝要です。また、設計が適切であり、フローリングに明らかな問題がなくても、気温や湿度の変化による床材の膨張や変形が微細な床の音の原因になることもあります。

フローリングそのものに原因がある場合

まず、床鳴りの原因として考えられるフローリング自体の問題について見てみましょう。フローリングの伸縮やたわみ、釘との摩擦などが一般的な原因です。これらの問題は、自分で解決できる場合と専門業者に相談するべき場合に分けられます。

まず、フローリング材が伸縮している場合です。木材の種類によっては、乾燥によって収縮したり、湿度によって膨張したりするものがあります。この伸縮によって、適切な施工がされていても木材同士が摩擦し、鳴ることがあります。特に新築の建物ではよく見られますが、問題があるわけではありません。ただし、気になる場合は市販の修復剤やカッターを使って対処することもできます。DIYに自信がない場合は、専門の業者に相談しましょう。

次に、フローリングと土台がはがれ、たわんでいる場合です。これによって床がたわみ、床鳴りが発生します。たとえ1mm未満のわずかな凹凸でも、隙間があれば床鳴りが起こりやすくなります。この問題は施工の不具合が原因であり、自分で解決するのは難しいです。専門の業者に相談しましょう。

最後に、釘がこすれている場合です。フローリングを固定するための釘が、床と下地の木材との間で摩擦し、床鳴りが発生することがあります。また、床暖房の場合、床材と暖房パネルの間に隙間ができ、釘が動いて音が発生することもあります。どちらの場合も、穴を開けて釘を固定する技術や、床暖房に関する知識が必要です。そのため、プロの業者に相談することをお勧めします。

フローリング以外に原因がある場合

床が鳴る原因は、フローリング以外の要因によるものもあります。たとえば、床下の基礎が鳴る場合や、シロアリによる被害が考えられます。

床下の基礎が鳴る
床下の基礎部分、つまりフローリングではなく床下の木材が擦れて音を立てる場合があります。この場合、木材が温度や湿度の変化によって伸縮し、音が生じることがあります。一定の期間が経過すると、自然と解消されることもありますが、長期間にわたって鳴り続ける場合は専門家に相談することが望ましいでしょう。

シロアリ被害の可能性
特にキッチンや洗面所、トイレなどの水回りで床が鳴る場合は、シロアリによる被害が考えられます。水回りの木材は劣化しやすく、シロアリが好む環境となっています。

床が鳴る時期が梅雨や季節の変わり目である場合や、床がぶかぶかとたわんでいるように感じられる場合は、シロアリ被害の可能性が高いため、早めに専門家や業者に相談することが重要です。
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DIYで修復する場合のポイント

手に入りやすい修復材や刃物などを使って、自分で床の鳴きを取り除く方法を紹介します。これは、フローリングの収縮や膨張によってジョイント部分で床が鳴る場合(俗に言うさね鳴き)に有効です。ただし、状況によっては一時しのぎの方法に過ぎず、DIYで鳴きが解消されない場合は、専門家に相談することをお勧めします。

鳴きの場所を特定する方法
まず最初に、修復が必要な箇所を見つけます。床が鳴る場所の周りを、少しずつずらしながら歩いてみてください。修復が必要なのは、足を上げた時に音がする箇所です。

切れ目を入れる手順
修復材を注入するタイプの場合、特定した箇所の継ぎ目に沿って注入します。
刃物で切れ目を入れることもできます。この場合は、特定箇所の継ぎ目に沿って切り進めます。この方法なら、フローリングに傷がつきません。
注意すべきは、継ぎ目以外の溝に切れ目を入れないようにすることです。慎重に、少しずつ作業しましょう。

床暖房がある場合、刃物の使用は避ける
床暖房が設置されているフローリングの場合、刃物で切れ目を入れることはできません。深く切り込むと、床下の暖房用パイプやパネルを損傷する危険があるからです。
床暖房が鳴りを生じる場合は、床暖房に対応した専門業者に相談することが最善です。」

症状がひどい場合は張り替えリフォームも検討しましょう

床鳴りの原因と、対処法についてご紹介してきました。
経年劣化やシロアリ被害、施工の不具合などが原因で状態がひどい場合、専門業者に修復を依頼すると数万円の費用がどうしてもかかってしまいます。状況によっては思い切ってフローリング全体を張り替えることを検討してみてはいかがでしょうか?
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