リフォームのノウハウ
2024.03.25
picture

ユニットバスのリフォームをお考えの方々の中には、浴槽の容量について知りたいという方もいらっしゃるでしょう。ユニットバスにおいて、浴槽の大きさや形状がその容量を決定します。さらに、浴槽の形状や深さにはそれぞれメリットとデメリットがありますので、商品を比較検討する際には重要な要素となります。今回は、ユニットバスの標準的なサイズや各サイズの浴槽の容量、浴槽の形状や種類に応じた特徴についてご紹介いたします。


目次

◆ユニットバスの規格サイズについて

◆戸建て用ユニットバスのサイズごとの浴槽の容量

◆マンション用ユニットバスのサイズと浴槽の容量

◆ユニットバスの浴槽の形状

◆ユニットバスの浴槽の深さ

◆まとめ


◆ユニットバスの規格サイズについて

まず、ユニットバスの規格サイズの理解と、浴槽の容量がどのようにして決まるのかを見てみましょう。

ユニットバスのサイズは、「短辺寸法×長辺寸法」で表示されます。例えば、「1618」というサイズは、160cm×180cmの大きさを指します。シングル向けの代表的なサイズには「1216」や「1317」があり、ファミリー向けには「1418」や「1620」などがあります。ゆったりと入浴したい場合は、「1418」以上のサイズを選ぶと良いでしょう。

一部のユニットバスは、坪換算で表記されることもあります。「1216」などの4桁の数字と同様に、「0.75坪」や「1坪」などの表記も一般的です。特に戸建て向けのユニットバスでは、このような坪換算がよく見られます。例えば、「1216」は0.75坪サイズとされ、0.75坪のスペースに収まるサイズということになります。

また、ユニットバスのサイズには浴槽のサイズも含まれます。そのため、単独で浴槽のサイズを変更することはできません。ただし、在来工法の浴室をユニットバスにリフォームする場合は、一般的な規格サイズに合わないこともあるため、メーカーによっては規格外のサイズも提供しています。

浴槽の容量は、浴槽のサイズと形状によって異なります。一般に、ユニットバスの規格サイズによって浴槽の大きさが決まるため、容量を直接決定することはできません。しかし、浴槽の形状を選べる商品もあります。形状によって容量が変わりますが、一般的にはシェル型(半円型)、デルタ型(三角型)、楕円型の順に容量が大きくなります。また、浴槽内にベンチがある場合は、その分容量が小さくなります。

◆戸建て用ユニットバスのサイズごとの浴槽の容量

戸建て向けのユニットバスの一般的な寸法と浴槽の容量についてみていきます。
浴槽の容量はメーカーや形状によって異なりますが、ここではおおよその容量(浴槽に100%水を注いだ場合)は下記の通りです。
・0.75坪(1216):220~250L程度
・1坪(1616):260~290L程度
・1.25坪(1620):320~340L程度
・1.5坪(1624):350~440L程度

◆マンション用ユニットバスのサイズと浴槽の容量

次に、マンション向けユニットバスの特徴と、代表的なサイズと浴槽の容量についてご紹介します。
マンション向けユニットバスの特徴は、一般的には戸建て用のものよりもコンパクトなサイズが多いです。これは、天井の高さや床下のスペースを制限されているため、マンション用に最適化された設計となっています。そのため、一般的な戸建て用のユニットバスをマンションに設置することは稀です。
各規格サイズの浴槽の容量は、形状やメーカーによって異なりますが、おおよその目安を以下に示します。

0.75坪(1216):約230~280リットル
1坪(1418):約270~310リットル
1.25坪(1620):約320~340リットル
1.5坪(1624):約440リットル
これらの数値は、浴槽に100%の水を満たした場合のものです。
マンションの場合、浴室に1.5坪という広いスペースを割くケースは少ないですが、メーカーによってはマンションにも設置可能な、大きな浴槽を用意しているところもあります。

◆ユニットバスの浴槽の形状

ユニットバスの浴槽の形状は、その容量や入浴の利便性に大きな影響を与えます。以下では、異なる形状の特徴について見ていきましょう。
【シェル型(半円型)浴槽】
シェル型の浴槽は、最も大きな容量を誇り、親子での入浴や半身浴に適しています。また、ステップ部分があるため、半身浴にも便利です。しかし、浴槽が大きいため、洗い場が狭くなるというデメリットもあります。

【デルタ型(三角型)浴槽】
直角三角形の形状を持つデルタ型浴槽は、楕円型よりもやや多い容量を持っています。シェル型と同様にステップ部分があり、親子での入浴や半身浴に向いています。ただし、脚を伸ばしてゆったり入浴したい場合は、他の形状を検討したほうが良いでしょう。

【楕円型浴槽】
楕円型浴槽は一般的な形状で、容量は他の形状に比べて少ないです。しかし、洗い場のスペースを広く取ることができる利点があります。

浴槽の形状は、家族構成や入浴のスタイルに応じて選択することが重要です。

picture
picture

◆ユニットバスの浴槽の深さ

浴槽のタイプによって、深さも異なります。入浴スタイルに影響を与えるので、和式、洋式、和洋折衷式のそれぞれの特徴を見てみましょう。

【和式】
和式の浴槽は、3つの中で最も深いです。膝を曲げて入ることで、肩まで浸かることができます。しかし、脚を伸ばせないため、心臓や血圧に負担がかかりやすく、心臓の弱い人や高血圧の人、お年寄りには適していないという意見もあります。基本サイズは、深さ60cmで、長さは80~120cm程度です。

【洋式】
洋式の浴槽は、浅くて長い形状です。脚を伸ばして入浴することができ、圧迫感や体への負担がありません。ただし、体が浮きやすくなるため、肩までしっかり浸かることができないというデメリットがあります。浴槽の縁が低いため、お年寄りや介護が必要な人でもまたぎやすく、しかし、滑りやすく立ち上がりにくいため、滑り止めや手すりの設置も必要です。基本サイズは、深さ45cmで、長さは120~180cm程度です。

【和洋折衷式】
和式と洋式の長所を組み合わせた和洋折衷式の浴槽は、適度に脚を伸ばしながらも、肩まで浸かることができます。介護が必要な人やお年寄りでも出入りがしやすく、最近の主流の浴槽の形状となっています。基本サイズは、深さ60cmで、長さは110~160cm程度です。

picture
picture

◆まとめ

いかがだったでしょうか。浴槽の容量や規格サイズについて紹介してきました。既存のユニットバスや住宅の間取りによって選べるユニットバスのサイズは決まってきますが、その中でも浴槽を選べるケースもありますのでライフスタイルに合った浴槽を選びましょう。


名古屋・岡崎市・豊田市・刈谷市で住宅リフォームをお考えなら、4年連続エリア販売数【No.1】のフジケンリフォーム! 
キッチン、お風呂、洗面化粧台、トイレの水まわりに加え、内装、玄関、外壁などリフォーム全般お任せください。 
費用のお見積もりは何度でも無料。リフォームローンや各種補助金など、お気軽にご相談ください。
対応エリアは、西三河(岡崎市・安城市・刈谷市・豊田市・西尾市・知立市・高浜市・碧南町・みよし市・幸田町)を中心に名古屋・大府市・豊明市・半田市・豊川市・蒲郡市など幅広いエリアで対応しております。
コラム一覧へ