リフォームのノウハウ
2024.04.01
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押し入れの扉が固くて開け閉めが難しくなるという問題は、時間の経過とともによく起こりますね。しかし、ライフスタイルの変化に伴い、和室を洋室に変えたり、押し入れをクローゼットにリフォームしたりすることで、部屋の雰囲気を変えたいと考える人も増えています。

そのような方々のために、押し入れの襖を引き戸にリフォームする際のポイントを紹介いたします。これにより、お部屋の雰囲気を洋風に変えたり、使い勝手を向上させたりすることが可能となります。


目次

押入れの襖を上手に使う方法は?

収納力をさらに活かす!襖から引き戸へリフォームはいかが?

押入れの引き戸リフォーム

押入れの引き戸リフォームにかかる費用の相場と施工事例


襖は、些細な不注意で穴が開いたり破れたり、日光によって色褪せたり、滑りにくくなって開け閉めが困難になったりすることがあります。そのため、修理してそのまま使用するか、新たに引き戸に交換するか、どちらが適切かを検討する必要があります。

このような状況に直面した場合、襖の補修と引き戸への取り替えについて、それぞれの利点やデメリットを丁寧に比較し、自分のニーズやお部屋の雰囲気に最も合った選択肢を考えてみましょう。




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押入れの襖を上手に使う方法は?

襖紙の損傷

襖が破れている場合でも、紙が一部残っていれば、その部分の修理が可能です。小さな穴であれば、襖用の補修シールを使用することもできますが、大きな穴が開いている場合は、襖紙全体を張り替える修理が必要です。

襖の動きの改善

襖の滑りが悪くなる原因の一つは、開け閉めを繰り返すことで敷居が摩耗してしまうことです。この場合は、滑りを改善するためにはテープを敷居に貼る方法があります。
また、鴨居が歪んだり下がったりすることも、襖の動きを悪化させる原因です。木製の鴨居は湿度の変化によって形が変わりますし、周囲の梁や壁が下がると鴨居も影響を受けます。この問題に対処する方法としては、鴨居部分か襖の上部を削って適切な動きを取り戻すことが挙げられます。
さらに、襖枠そのものが歪んで反り返ったり、襖の枠が破損して建付けが悪くなっている場合もあります。このような場合は修理よりも取り替えが適切です。




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収納力をさらに活かす!襖から引き戸へリフォームはいかが?

押入れの襖を引き戸に取り替えることで、和室特有の収納力をさらに活かすことができます。特に、一間(約180cm)幅で天袋が付いている場合は、その収納力が格段に向上します。建具を引き戸に変更することで、収納スペースをより効率的に使うことができ、部屋全体の見た目もスマートで整った印象に変わります。




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押入れの引き戸リフォーム

戸にはさまざまなタイプがあります。それぞれの利点と欠点を理解して、最適なものを選びましょう。また、手軽にお部屋の雰囲気を変えるアイデアもご紹介します。

押入れの襖を引き戸や折れ戸に変更する際には、主に3つのタイプがあります。「開き戸」「折れ戸」「引き戸」です。それぞれの特徴と選択のポイントをご紹介します。

開き戸

開き戸には「両開き戸(観音開き)」と「片開き戸」があります。両方の戸とも全開できるため、押入れの中が全体を見渡せる利点があります。ただし、扉を開けるためには手前側に十分なスペースが必要であり、その部分がデッドスペースとなることがあります。

折れ戸

折れ戸は、扉を開けると二つ折りになるため、開き戸ほど手前側のスペースが必要ありません。上吊り式の場合、床のレールが不要なので、お掃除がしやすくなる利点があります。ただし、扉を折りたたむと厚みができるため、間口が狭くなることがあります。また、端の部分が見えにくかったり、出し入れがしにくい場合もあります。

引き戸

引き戸には、引違い戸と片引き戸があります。どちらも手前側のスペースが不要であり、車椅子を使用する方にも開閉がしやすいため、バリアフリー対策にも有効です。ただし、引違い戸は通常2枚扉であり、全開できるスペースが半分になることがあります。片引き戸は、全開することも可能です。また、引き戸は襖の扉枠をそのまま活用できる場合があり、費用を抑えることもできます。
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押入れの中をフローリングなどの部屋に変更


押入れの襖を洋風の戸に変える場合、クローゼットとしてだけでなく、お部屋と一体化したスペースにすることも検討しましょう。具体的には、床をフローリングに変えて、押入れの中段を取り外し、天袋までの高さを有効活用します。これにより、パソコンデスクを設置したり、趣味のコーナーを作ったりする楽しみが生まれます。

手軽さがポイント!アコーディオンドア

アコーディオンドアに変更する方法もあります。この場合、大掛かりな工事が不要で費用もそれほどかかりません。具体的には、襖を外して天井や鴨居にレールを取り付け、木枠はそのまま残して枠の中に納めます。これにより、手軽にお部屋の雰囲気を変えることができます。

出し入れしやすいフルオープンで機能も◎ロールスクリーン

ロールスクリーンやロールカーテンに変更する方法もあります。これらは襖と同様に開口部をフルオープンにでき、収納物の出し入れも容易です。また、湿気がこもりにくいので布団などの収納にも適しています。




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押入れの引き戸リフォームにかかる費用の相場

それでは、押入れを快適な引き戸にするには、どのくらい費用がかかるのでしょうか?押入れの襖を戸に変更する際に、どのくらいの予算が必要かまとめてみました。

■片引き戸
半間ほどの押入れであれば、片引き戸にリフォームすることができます。壁の一側にスペースがあれば、アウトセットタイプの片引き戸を取り付ける工事が可能です。このタイプのリフォームは、比較的手頃な費用で実現できます。
〔アウトセットタイプの場合〕
・片引き戸本体(幅1,644mm):5万〜7万円
・室内養生費:5,000〜1万円
・既存扉の撤去費用:5,000〜1万円
・扉・レール・枠取り付け施工費:2万〜3万円
総額:8万〜12万円

■引違い2枚戸、連動式3枚タイプ
押入れが半間以上の幅がある場合、引違い2枚戸や連動式3枚タイプの引き戸にリフォームすることができます。
・引違い2枚戸(幅1,643mm):7万〜10万円
・室内養生費:5,000〜1万円
・既存扉の撤去費用:5,000〜1万円
・扉・レール・枠取り付け施工費:2万〜3万円
総額:8万〜15万円

・連動式3枚引き戸(幅1,643mm):10万〜15万円
・室内養生費:5,000〜1万円
・既存扉の撤去費用:5,000〜1万円
・扉・レール・枠取り付け施工費:2万〜5万円
総額:13万〜22万円

■押入れをクローゼットにリフォーム
押入れの襖を扉に変え、さらにハンガーパイプなどを取り付けてクローゼット仕様にする場合、工事費用と製品代を合わせて、8万〜20万円程度がかかります。引き戸の場合は、襖の枠を再利用できるため、費用を抑えることができますが、折れ戸や開き戸にすると費用がやや高額になります。棚を追加したり壁紙を変えたりする場合は、追加費用が発生します。
・棚の追加:2万〜5万円
・壁紙の張り替え:2万〜5万円
押入れの襖を引き戸にリフォームする際のメリットや注意すべきポイントについてご紹介しました。お部屋のスペースや収納の目的に応じて、押入れを上手に活用するヒントになれば幸いです。もしも「どのように進めたら良いのか分からないな」と感じられたら、ぜひ私たちフジケンリフォームにご相談ください。


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