リフォームのノウハウ
2024.04.01
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突然窓が閉まらなくなったり、閉まりにくくなったりすることはありませんか?窓が開閉できなくなると、外気の侵入だけでなく、誰かが侵入する可能性ありとても心配ですよね。実際には、窓が閉まらなくなる原因はさまざまです。そこで今回は窓が閉まらなくなった際に確認すべきポイントや、原因とその対処法について説明します。



目次

窓が閉まらないときに疑うべき3つのポイント

それでもやっぱり閉まらない場合

窓の修理に困ったらプロに相談が吉

まとめ







窓が閉まらないときに疑うべき3つのポイント

突然窓が閉まらなくなっても、まずは次の3つを落ち着いて確認しましょう。

1.補助錠がかかっていないか

窓が完全に閉まらない場合、補助錠がかかっている可能性が高いです。普段使わないため見落とされることがあります。無意識に触れてロックがかかることもありますので、注意が必要です。補助錠は通常、窓の上部や下部のサッシに取り付けられています。「どこにあるか分からない」という場合は、チェックしてみてください。
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2.レールの汚れが原因の場合も

横引きの窓では、レールに砂やゴミが付着すると動きが滑らかでなくなります。窓が動くけれども不安定でガタつく、鍵は閉まるが隙間ができる、窓の開閉が重たくなるなどの症状は、レールの汚れが原因かもしれません。

窓は屋外と屋内の両方から影響を受けるため、ゴミが溜まりやすい箇所です。レールに小石などが挟まっていると窓がスムーズに閉まらないだけでなく、傷や破損の原因にもなります。

まずはサッシにゴミが付着していないかをチェックし、必要であれば掃除機でゴミを取り除いてください。細かい箇所は歯ブラシやつまようじを使って、丁寧に掃除しましょう。また、掃除後には潤滑油を使うと窓の開閉がよりスムーズになります。

毎日の掃除は必要ありませんが、定期的にレールの清掃と確認を行うことで、サッシの劣化を防ぐことができます。
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3.窓がレールから外れていないか

衝撃や無理な開閉があると、横引き窓がレールから外れることがあります。この窓タイプでは、窓の下部にある「戸車」と呼ばれる車輪がレールを滑ることで動作します。長年の使用で戸車が調整を緩めたり劣化したりすると、わずかな振動でも外れることがあります。そうした場合は、戸車の調整が必要です。

まず、窓の下部にあるプッシュボタンを外し、ドライバーで調整ねじを反時計方向に回して戸車の高さを調整します。ただし、緩めすぎると窓が外れる恐れがあるため、2人以上で支えながら作業することが重要です。

戸車の調整方法は製品によって異なりますので、説明書を確認してください。調整しても改善されない場合や戸車が劣化している場合は、専門家に相談しましょう。また、レールの汚れが原因で戸車に問題が生じている可能性もあるため、それも確認してください。




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それでもやっぱり閉まらない場合

これまで述べた自己解決可能な原因と対処法にもかかわらず、問題が改善しない場合、専門家への依頼が不可欠な状況もあります。以下では、そのような専門家への依頼が必要な原因と対処法を紹介します。

レバーハンドルの劣化

レバーハンドルは、片開きの窓でよく見られる取っ手の一種です。その形状は棒状で、ハンドルを回すことで窓を開閉できます。

レバーハンドルに問題があると、開閉やロックができなくなることがあります。さらに、窓が正しく閉まらず自動的に開いたり、ハンドルを回しても開かないなどの症状が現れることもあります。

問題の解決には、ハンドル自体を交換する必要があります。通常、ハンドルの型番はサッシの端に記載されています。自分で交換することも可能ですが、簡単な作業ではないため、自信がない場合は専門業者に依頼することをお勧めします。

サッシの歪み

地震や年月の経過などにより、サッシが歪んでしまい窓が閉まらなくなることがあります。特にアルミサッシは軽量であり、地震などの衝撃により歪みやすいとされています。

掃除や戸車の調整などの対処が効果がない場合、窓全体が引っかかる感覚があるなら、サッシが歪んでいる可能性が高いです。

このような場合、サッシ自体を交換するしかありません。ただし、サッシの交換には壁の工事が必要な場合もあり、自分で交換することは難しいため、専門家に相談することをお勧めします。

一般的に、アルミサッシが一般的な素材ですが、その熱伝導率が高いため、外気が室内に伝わりやすく、夏は暑く冬は寒く感じやすいです。断熱性を考慮する場合、アルミ樹脂複合サッシが推奨されます。この素材はエアコンなどの節電効果も得られます。

建物自体の歪み

考えたくない状況ではありますが、建物自体が歪んでいることにより窓が閉まらなくなる場合も稀に見られます。

この歪みの原因としては、自然災害やシロアリの被害などが挙げられます。このような歪みが放置されると、倒壊の危険性があるため、迅速な対処が必要です。

まずは専門家に調査を依頼し、状況を把握してもらいましょう。安全を確保するために、窓が閉まるように修正してもらうことも重要ですが、根本的な解決には至りません。

原因に応じて必要な工事を行う必要があります。例えば、基礎部分の沈下がある場合は、ジャッキアップ工事や補強作業が必要です。また、自然災害時の液状化現象や水害による不同沈下に備えるためにも、範囲が広がる前に修繕することが重要です。

シロアリ被害がある場合は、損傷箇所の交換や補修を行った後、再発防止のために防蟻薬剤の使用も必要です。耐震診断を行い、耐震補強工事が必要かどうかも検討しましょう。




窓の修理に困ったらプロに相談が吉

窓のトラブルにはさまざまな原因があり、適切な対処が必要です。自身で解決できない場合は、プロに相談することが重要です。

フジケンリフォームはリフォームの専門家であり、アドバイザーによる現地調査から始め、家の状態を正確に把握します。窓が閉まらない原因の調査や部品交換、リフォームの提案までを行います。快適性と安全性を考慮したリフォームを提供しています。建物自体の歪みが考えられる場合は、耐震診断と耐震補強工事も可能です。

窓や建物のトラブルに関するご相談は、お気軽にフジケンリフォームへご連絡ください。ただし、マンションの場合は窓(サッシ)が共用部分であるため、修理や交換には管理組合の承認が必要です。管理組合に事前に連絡し、規約や細則を確認をしましょう。





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まとめ

今回は窓が閉まらない原因や対処法について紹介しました。

窓の問題は多岐にわたります。些細なものから、補助錠やレールの汚れなど、自力で解決できるものもありますが、サッシのゆがみなどは自力では対処が難しいこともあります。

自身での対処が難しい場合は、無理をせず専門家に相談して適切な方法で解決してもらいましょう。

建物自体がゆがんでいる可能性もあり、その場合は倒壊などの危険があるため、不安を感じたらできるだけ早く専門家に相談することが重要です。

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