リフォームのノウハウ
2024.02.28
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フローリングの劣化や汚れを最小限に抑え、美しい状態を持続させるためには、定期的なお手入れが不可欠です。また、フローリングの性質に適した的確な掃除を怠ると、逆に床の状態を悪化させる可能性もあります。以下では、フローリングの手入れ方法と留意すべき事項、日常生活で留意すべき要点などをご紹介いたします。


目次

フローリングのお手入れ方法

フローリングのお手入れで注意したい点

日常生活で気を付けたいこと


フローリングのお手入れ方法

フローリングの手入れ方法についてご紹介します。日常的な掃除、定期的なワックスがけ、そして頑固な汚れに対処する方法に焦点を当ててみましょう。

●日常の掃除
掃除機やモップを用いた日常のほこりとゴミの掃除と、乾拭きは、フローリングを清潔に保つ一般的な手入れ方法です。乾いたモップや雑巾を使用することで、掃除機では吸い取りきれない微細なゴミも効果的に取り除けます。ただし、スチームモップやスチーム掃除機の使用は、水分や摩擦による床の損傷を防ぐために使用はさけてください。
フローリングにワックスがけをせずに使用すると、傷や汚れが付きやすくなり、劣化が進みやすくなります。これを防ぐためには、半年に1回程度、定期的にワックスがけを行うことが重要です。ワックスがけを行う際の手順と要点は以下の通りです。

●ワックスがけ
ワックスがけは晴れた日に、床が十分に乾いている状態で行います。


1.ワックスを塗る前に、掃除機や乾拭きで床のゴミやほこりを取り除きます。
2.塗りやすく、乾燥が迅速な水性樹脂タイプのワックスがお勧めです。
3.ワックスがけ用のモップを用意します。
4.木目に沿って、お部屋の奥から出口に向かって均等にワックスを塗ります。
5.お部屋を十分に通気させ、ワックスがけが乾くまで30分~1時間かけて待ちます。


ワックスが完全に乾く前に歩いたり、家具を動かしたりすることは避けましょう。
これはむらやツヤの喪失の原因となります。

●頑固な汚れの場合
頑固な汚れに対処する際は、食べこぼしや油、インクなど、乾拭きだけでは取り除きにくい汚れには、濡れた雑巾で拭く方法があります。それでも落ちない場合は、水に中性洗剤を少量混ぜ、雑巾に浸して拭くと効果的です。ただし、水分や洗剤が床に残らないよう、十分に乾拭きを行いましょう。
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フローリングのお手入れで注意したい点

こちらでは、フローリングの手入れにおいて注意点をご案内いたします。
床を損傷させないように、お手入れの前に確認してみましょう。

1.水拭きは原則NG!
木製のフローリングは水に弱いため、水拭きはお勧めできません。水分が原因で床にひび割れや反り、膨張といった問題が発生する可能性があります。前述の通り、湿った雑巾を使用する際には十分に絞り、水分が床に滴らないように気を付けましょう。濡れた雑巾を床に放置しないようにも心がけましょう。

2.化学モップや化学雑巾の使用には注意が必要
化学成分が染み込んでいるモップや雑巾を使う際には、必ずドライタイプを選びましょう。また、化学モップをフローリングに放置すると変色することがあるため、絶対に避けましょう。湿った場所に化学モップを使用することも避けましょう。ワックスがけ前後には、化学モップや雑巾の使用も避けるようにしましょう。化学成分とワックスが反応して、ワックスにムラが生じることがあります。

3.ワックス剥離剤は使用しない
ワックスがけの際には、ワックス剥離剤の使用は避けましょう。剥離剤は水で薄めて使用されるため、フローリングが膨張したり変色したりする危険性があります。基本的には、ワックスの層を重ねていく形で施していきます。

4.過度なワックスがけは避ける
ワックスがけによってつやが出て、表面が保護される一方で、ついつい頻繁に行いたくなることもあるでしょう。しかし、ワックスがけは半年に1回ほどが適切であり、頻繁な実施は床を傷つける可能性があります。また、一度に大量のワックスを塗ることもNGです。耐久性の高いワックスを選び、過度な塗布は避けましょう。

5.ワックスフリーフローリングにはワックスがけはNG!
近年では、ワックスがけ不要のワックスフリーフローリングも増えています。ワックスフリーフローリングはそのままでも美しい状態が持続し、床の表面を傷や汚れから守ってくれる優れた製品です。ワックスがけを行うと効果が逆に薄れることもあるため、慎重にお取り扱いください。
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日常生活で気を付けたいこと

お手入れ以外にも、日常の生活でフローリングを傷つけないための注意点があります。極端な乾燥や日光の影響、水分などが原因でフローリングが一部損傷すると、見た目も損なわれてしまいます。日常的に気を付けるべきポイントを見てみましょう。

●観葉植物や水回り、窓際などの水分に配慮
水を床にこぼさないように気をつけていても、観葉植物や洗面所などの水回り、窓際の水分を見過ごしてしまうことがあります。以下の点に留意しましょう。

・植木鉢は直接床に置かず、水受け皿を使用する
・キッチンや洗面所など、水分が飛びやすい場所にはマットを敷く
・窓際では雨の吹き込みや結露に警戒し、床に水がついたら速やかに拭き取る

●ヒーターやホットカーペットの熱が床に直接当たらないように
フローリングは水分だけでなく、乾燥や熱にも弱いため、慎重な注意が必要です。
これが原因で床がひび割れたり反ったりすることがあります。

・ヒーターやエアコンで長時間部屋を暖める場合は、加湿器を使用して湿度を維持する
・ホットカーペットを直接敷かず、絶縁マットなどを下に敷く
・ホットカーペットを長時間高温のまま使用しない


●日焼け予防を実施する
日当たりの良い窓際のフローリングは、直射日光によって色褪せる可能性があります。家具を配置していると、部分的に色あせてしまうため、色むらが生じることがあります。日焼けを予防するためには、昼間は遮光カーテンを使用して直射日光を遮断することが良いでしょう。

●重い物を長期間置く場合は、敷板を使用する
大型の家具や多くの書籍など、重量のある物を長期間床に置くと、フローリングが凹んでしまう可能性があります。負担を分散させるためにも、敷板などを活用しましょう。

●家具を移動させる際に引きずらない
家具や物を移動させるときには、床を引きずらないように慎重にすることも大切です。ワックスで表面を保護していても、強い摩擦で傷つくことがあります。傷を修復するために部分的に塗装しても、DIYで完璧に仕上げるのは難しいです。極力傷をつけないよう、家具を移動させる際にも配慮しましょう。
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