リフォームのノウハウ
2024.02.26
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布団や日用品、家財道具などを整理するための便利な押入れ。その収納力は素晴らしいですが、最近では「洋服を多くしまいたい」「ベッドがあるため、布団以外のアイテムを収納したい」といった理由から、主に衣類や靴を収納するクローゼットにリフォームする選択が増加しています。
自身のライフスタイルに合わせた収納スペースを有効活用するためには、押入れからクローゼットへのリフォームがおすすめです。
この記事では、押入れをクローゼットに変える際の費用や重要なポイントに加えて、具体的な施工事例もご紹介いたします。
※費用・工期・工事内容は、付帯工事や建物の状態、リフォーム時期によって異なります。現地調査の上、お見積りにてご提示します。


目次

◆押入れはどんなクローゼットにリフォームできる?

◆押入れをクローゼットにリフォームする費用の目安

◆クローゼットの扉の種類

◆クローゼットへリフォームする際のポイント

◆押入れからクローゼットへ!リフォーム事例を紹介

◆まとめ


◆押入れはどんなクローゼットにリフォームできる?

押入れからクローゼットへの変更は、大まかに「簡易クローゼット」「通常のクローゼット」「ウォークインクローゼット」の3つのパターンが一般的です。それぞれの特徴や、目安となる工期をご案内します。

簡易クローゼットへの変更
押入れの中棚を取り外し、大きな空間にし、壁にハンガーパイプを取り付けるシンプルなリフォームです。
工期は約2日で、迅速に収納力を向上させたい方に適しています。
扉は襖のままで、襖を外してカーテンやロールスクリーンで目隠しすることで雰囲気を変えることも可能です。

通常のクローゼットへの変更
一般的なクローゼットへの変更は、押入れリフォームで主流の手法です。
襖を折れ戸や引き戸に交換し、中棚をなくし、ハンガーパイプを設置します。
工期は約2日で、簡易クローゼットよりややコストがかかりますが、本格的なクローゼットが望ましい方におすすめです。

ウォークインクローゼットへの変更
ウォークインクローゼットは、広めのスペースで中に入ることができるクローゼットです。
押入れ部分に周囲の空きスペースを結合させて広げる方法や、使わなくなったお部屋を丸ごとリフォームする方法があります。
工期は約4日程度で、通常のクローゼットよりも工事が大規模ですが、洋服を一か所にまとめて収納できる便利なスペースになります。

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◆押入れをクローゼットにリフォームする費用の目安

押入れをクローゼットにリフォームする費用は、簡易クローゼットのように小規模のものから、ウォークインクローゼットのように大規模な工事が必要なものもあるため、とても幅があります。

簡易クローゼットの場合
中棚を撤去し、ハンガーパイプを取り付けるだけのシンプルな工事で20万円程度。
一般的なクローゼットの場合
扉の変更などもあるため25万円程度が目安となります。

ウォークインクローゼットの場合
押入れの解体や撤去をはじめ、床部分の補強工事や壁の補強、壁紙の貼り付けも行います。そのほか、場合によっては棚板をつける工事や照明のリフォームも必要になってきます。そのため、広さや工事の規模にもよりますが、ウォークインクローゼットへのリフォーム費用は、100万円程が目安となります。

<種類ごとのリフォーム費用の目安>
簡易クローゼット:約20万円(税込)~
一般的なクローゼット:約25万円(税込)~
ウォークインクローゼット:約100万円(税込)~

<リフォーム費用の主な内容>
材料費:クローゼットの枠や扉本体、部品などの費用
工事費:工事をするための人件費
養生費:搬出入中、工事中に周囲を傷付けないようにするため設置する養生テープやシートなどの費用
※費用・工期・工事内容は、付帯工事や建物の状態、リフォーム時期によって異なります。現地調査の上でのお見積りが必須です

◆クローゼットの扉の種類

襖から洋風の扉にリフォームする際に、よく使用されるクローゼット扉は、「折れ戸」「引き戸」「開き戸」の3種類です。それぞれの特徴や費用の目安をご紹介します。
部屋の特徴や使用する人によっては避けたほうが良いクローゼット扉もあるため、最適な扉をお選びください。

折れ戸
クローゼットの中身が見やすく、出し入れしやすい
折れ戸は、クローゼットの扉の中で最も採用されており、開いたときに扉が折りたたまる形のタイプです。扉がフルオープンになるため、全開するとクローゼットの中が見えやすいというメリットがあります。また、大きな物の出し入れにも便利です。
ただし、扉の開閉のために、クローゼットの前に扉1枚分のスペースを確保する必要があるため、インテリアの配置には注意が必要です。費用の目安は、商品代と工事費を合わせて20万円程度です。

引き戸
狭い部屋での押入れリフォームにおすすめ
引き戸は、レールや溝の上を滑らせて開閉する扉のことで、左右にスライドさせて開閉するため、省スペースで部屋を広く使えるので、狭い部屋の押入れをリフォームする場合におすすめです。
引き戸の種類は2連引き戸か3連引き戸が一般的で、2連引き戸の場合、クローゼットの間口の半分までしか扉が開かないため、物が出し入れしにくいというデメリットがあります。
一方、3連引き戸は、レールや溝の上を滑らせて開閉するという構造は2連引き戸と同じですが、2連引き戸よりも、扉を開けたときの開口部を多くとることができます。
引き戸は、高齢者や小さな子供でも簡単に開閉できるのもメリットのひとつです。費用の目安は、商品代と工事費を合わせて15万円~となります。

開き戸
開閉の音が抑えられるので寝室向き
クローゼットの扉として使用される開き戸は、手前に引いて開閉するタイプが一般的です。開いたときに収納全体が見えるという特徴のほか、開閉の音を抑えられるため、寝室のクローゼットにおすすめです。
ただし、折れ戸、引き戸に比べ扉の可動域が一番大きいため、前後に開けるためのスペースを確保しなくてはなりません。費用の目安は、商品代と工事費を合わせて15万円程度となります。

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◆クローゼットへリフォームする際のポイント

押入れをクローゼットに改装する際は、部屋の雰囲気に調和させたり、押入れの不便な点を解消したりすることが重要です。これらの要点を考慮し、具体的な工事内容を決定する際には、リフォーム会社との相談が必須です。

リフォームの際には、「何をどのように収納したいか」を事前に考えることが肝要です。例えば、長い服をかけるだけならハンガーパイプの取り付けが十分かもしれませんが、上部まで効果的に収納する場合や、畳んで収納する場合などには異なる施工が求められます。計画を練り、希望の収納スタイルに合わせることが不可欠です。

扉については、部屋全体の雰囲気に調和させるために注意が必要です。襖から洋風の扉に変更する場合は、床や壁のテイストに合った素材や色を選ぶことで、統一感が生まれやすくなります。ただし、狭い部屋では濃い色の統一が圧迫感を生む可能性があるため、慎重に検討することが成功の鍵です。

また、湿気対策も見逃せません。押入れやクローゼットは湿気がこもりやすく、カビが生じやすい場所です。通気性が悪いために発生する嫌なにおいも考慮しなければなりません。湿気対策としては、クローゼット内部の壁紙をカビの発生を抑制し、不快なにおいを分解・消臭する効果のある壁紙に取り替えることやエコカラットで調湿することも有効です。ウォークインクローゼットの場合は、換気扇や小さな窓の設置が可能な場合もあるため、リフォーム会社に相談して適切な対策を検討しましょう。
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◆押入れからクローゼットへ!リフォーム事例を紹介

収納量を増やすクローゼットへリフォームした事例をご紹介します。
実際のリフォーム事例を参考に、どのようなリフォームができるか、ぜひご検討ください。

造作収納で収納力アップ!!の施工事例

◆まとめ

押入れをクローゼットに手軽に変えるDIYは可能ですが、お部屋の雰囲気やインテリアに調和させたい場合は、個人では難しいことがあります。特にクローゼットの扉は、お部屋全体の印象を大きく左右する要素であり、単に機能性や収納力だけでなく、総合的なバランスを考慮する必要があります。そのため、トータルコーディネートできるリフォーム会社に相談することが、最も理想的な仕上がりにする一番の方法です。


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