
長く住んでいくと、いつの間にか物が増えていくもの。そのため、収納スペースの確保は重要ですが、新たな収納場所を作るのは難しい課題です。しかし、屋根裏収納のリフォームならば、その問題も解決可能かもしれません。この記事では、屋根裏を有効活用した収納スペースにする方法や注意点を詳しく紹介します。
- 目次
- 屋根裏を利用することで収納スペースを増やす方法
- なぜ人気?屋根裏のリフォーム
- 屋根裏の収納スペースの使い方と注意点
- 屋根裏を収納スペースに!リフォーム方法は?
- こもりがちな屋根裏の暑さや湿気に対処する方法
- 固定資産税が増加する可能性も?!税金や法律について施工前にチェックは必須
- 屋根裏の収納リフォームにかかる費用とは?
屋根裏を利用することで収納スペースを増やす方法
屋根裏収納は、屋根と天井の間の空間、通常は天井裏として知られるスペースを収納として有効活用する方法です。一部の方はこれを「ロフト」と呼ぶこともありますが、一般的にはロフトは部屋を二層に分けた上部スペースを指し、書斎や子供の遊び場などの部屋として使われます。法的には、屋根裏収納もロフトも「小屋裏物置等」として扱われますが、ここでは収納スペースとしての屋根裏収納に焦点を当てています。
なぜ人気?屋根裏のリフォーム
屋根裏に収納スペースを設けることは、間取りを変更せずに家の収納量を増やす方法であり、いわゆるデッドスペースを有効活用することになります。利用可能な空間が増えることは大きな魅力であり、屋根裏リフォームの人気の理由の一つです。ただし、注意すべきポイントや収納に適さないアイテムもあります。屋根裏収納のメリット
屋根裏収納では、クリスマスツリーや鯉のぼり、スキー板やテントなど、かさばるアイテムを問題なく収納できます。ロフトとは異なり、外部から見えないため、来客時でも安心して利用できることがメリットです。また、子どもの遊びスペースなど、アイデア次第で活用用途が広がるスペースでもあります。
【屋根裏収納に適したアイテム】
・特定の季節に使用する雛人形、五月人形、クリスマスツリーなどの季節限定の飾り物
・特定の季節に使用する家電製品、扇風機、ファンヒーターなど
・日用品のストック品
・季節外れの衣類や布団など
・子どもの作品や家族の思い出の品など
・使用頻度の低い大型バッグやキャリーケースなど
屋根裏収納のデメリット
屋根裏収納の注意点は、夏はかなり暑くなるため、気温の変化や湿気に弱いものは避けた方が無難です。ハシゴなどの上り下りや天井の低さにより、モノの出し入れにやや面倒さを感じるかもしれません。【屋根裏収納に不向きなアイテム】
・高温多湿の環境に適さない非常食や食品、革製品のカバンや衣類、テープやDVD、精密機器など。
・カセットコンロや石油ファンヒーター、石油ストーブなどの火気を使う機器。
・出し入れが大変な大きくて重いもの。

屋根裏の収納スペースの使い方と注意点
屋根裏の高温多湿な環境を使いやすい空間にするためにはどうしたら良いのでしょうか?ここでは 屋根裏の収納スペースの使い方と注意点をご紹介します。屋根裏収納の使い方のポイント
【有効活用する高さ制限】屋根裏の高さ制限が1.4m以下であることを踏まえ、収納スペースを最大限に活かします。収納ボックスやラックを1.4m以下の高さに適切に配置することで、効率的な収納が可能です。
【重いアイテムの持ち込みに注意】
屋根裏へのアクセスは通常、はしごを使用して行います。そのため、大型で重いアイテムの持ち込みは避け、地震時の安全面も考慮します。
【使用頻度に応じた配置】
家族の思い出の品や季節限定のアイテムは奥に、日常的に使用するものは手前に収納します。これにより、必要なものにすぐにアクセスできる配置を実現します。

屋根裏を収納スペースに!リフォーム方法は?
屋根裏を収納スペースにするための一般的なリフォーム手順は以下の通りです。- 天井を開口する作業
- 屋根裏へのアクセスを可能にするはしごの設置
- 屋根裏の床を補強し、適切な床材を設置する作業
- 断熱材を使用して壁や屋根を断熱する作業
- 出入りのための階段やウインチなどの設置
- 換気扇や照明、コンセントなどの設備の取り付け
この手順のうち、1から3までが基本工事であり、4から6までがオプション工事として選択されることがあります。
増し床工事
屋根裏にある屋根を支える柱を撤去し、空間を拡張する方法もあります。
はしごの種類
収納式はしご | 通常は天井裏に収納され、必要な時にのみ引き出されます。狭い場所にも適しています。 |
可動式はしご | ロフトなどによく使用され、使用しない時は壁に収納されます。 |
固定階段 | 収納式のはしごと異なり、取り外す必要がなく、両手で持ち運べるため、物の出し入れに便利です。 |


こもりがちな屋根裏の暑さや湿気に対処する方法
屋根裏の役割は、屋根と天井の間に空間を作り、外気の熱や音を屋内に伝わるのを抑えることです。しかし、夏場になると屋根裏は高温多湿になり、時には40度以上にもなるサウナ状態になります。このような状況では、長時間の収納作業が難しくなります。この問題に対処するためには、以下のような対策が有効です。
これらの対策を組み合わせることで、屋根裏の高温多湿を軽減し、快適な収納スペースとして活用することができます。
断熱材の利用 | 屋根の裏面や床、壁面に断熱材を取り付けることで、外部の熱を遮断し、屋根裏の温度上昇を抑えます。 |
断熱塗料の塗布 | 屋根に断熱塗料を塗布することで、太陽光の熱を反射し、屋根裏の温度を下げます。 |
換気の確保 | 屋根裏に十分な通気を確保することで、熱気や湿気を逃がし、屋根裏の温度を下げます。24時間換気システムやタイマーで稼働するものも。 |
湿気対策 | 屋根裏の湿気を適切に管理するために、湿気を吸収する材料や除湿剤を利用します。 |

固定資産税が増加する可能性も?!税金や法律について施工前にチェックは必須
増し床工事を行う際には、固定資産税が増加する可能性も考慮する必要があります。屋根裏収納に関しては、建築基準法による規定が存在します。具体的には、床から天井までの高さが1.4m以下であり、面積が下の階の1/2未満である必要があります。ただし、これらの条件を超えると、収納としてではなく、部屋や階層として認識され、固定資産税が増加する可能性があります。
また、建築基準法や地域の条例にも留意する必要があります。例えば、直接外部に出入りできるバルコニーや窓、ドアの設置は制限される場合があります。
さらに、屋根裏部屋に設置する窓の合計面積が一定の規定に適合する必要があります。また、固定階段には手すりの設置が必要であり、固定式のはしごの設置や空調設備の設置も制限されることがあります。
このように屋根裏のリフォームを検討する際には、経験豊富なリフォーム会社と十分に相談し、地域の条例や制約を遵守することが重要です。
屋根裏の収納リフォームにかかる費用とは?
屋根裏に収納スペースを作る際の費用相場を見ていきましょう。広さ6〜10畳の場合の屋根裏収納工事の費用と工期
基本工事(天井の開口、はしごの設置、床補強) | 20万〜30万円 |
【オプション工事】断熱工事 | 40万〜60万円 |
【オプション工事】照明・コンセント設置 | 5万〜6万円 |
【オプション工事】窓(内窓)取付け | 4万〜6万円 |
【オプション工事】換気扇取付け | 2万〜6万円 |
合計(基礎工事+オプション工事) | 工期:5〜10日 65万〜95万円 |
その他のオプション費用
24時間換気システム設置 | 8万〜10万円 |
固定階段設置 | 35万〜55万円 |
手すり取付け | 3万〜5万円 |
電動ウインチ設置 | 30万〜40万円 |
約3畳の増し床工事 | 12万〜15万円 |
約6畳の増し床工事 | 18万〜20万円 |
※価格は相場となります。実際の現場により異なる場合がございます。
空間を有効活用!屋根裏収納のリフォームで収納力をアップしようをお届けしました。
収納スペースが増えることで、以前は置き場に困っていたモノをスッキリと片付けることができます。これにより、暮らしの快適性が向上します。屋根裏の収納スペースは、デッドスペースを有効活用する素晴らしい方法です。是非、検討してみてくださいね。
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