リフォームのノウハウ
2024.07.29
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日本は自然災害が多い国です。地震や台風に加え、近年は「線状降水帯」と呼ばれる現象が多く発生しています。線状降水帯は、同じ地域に連続して豪雨をもたらし、甚大な被害を引き起こすことがあります。このような災害に対して家を守るためには、リフォームが重要な役割を果たします。この記事では、線状降水帯に備えたリフォームのポイントと具体的な対策について詳しく説明します。



目次

1. 線状降水帯とは?

2. 線状降水帯の影響

3. 線状降水帯に備えるリフォームのポイント

4. 自分でできる簡単なメンテナンス

5. まとめ




1. 線状降水帯とは?


線状降水帯(せんじょうこうすいたい)は、積乱雲が連なって帯状に形成されることで、同じ地域に長時間にわたって集中豪雨をもたらす気象現象です。別名「ゲリラ豪雨」とも言います。この現象は、日本を含む世界各地で発生することがありますが、特に日本では梅雨や台風シーズンに多く見られます。この影響により、近年「大雨特別警報」が頻繁に発動されることが多くなってきました。

2. 線状降水帯の影響


線状降水帯による豪雨は、短時間に大量の降水をもたらすため、以下のような家への被害を引き起こすことがあります。

浸水被害


豪雨により、排水設備が一時的に機能しなくなり、道路や庭、さらには家の内部まで浸水することがあります。特に、低地や排水が悪い場所では浸水のリスクが高まります。

屋根や外壁のダメージ


激しい雨と共に強風が吹くことが多く、屋根や外壁が損傷することがあります。瓦やスレートが飛ばされたり、外壁の塗装が剥がれたりすることがあります。

排水設備のオーバーフロー


豪雨時には、雨樋や排水口が一時的に大量の水を処理しきれず、オーバーフローを起こすことがあります。これにより、建物の基礎部分や地下室が浸水するリスクが高まります。

電気設備の故障


浸水によって電気設備が故障することがあります。特に地下室や1階部分に設置されている電気機器は、水が入り込むと短絡や故障の原因となります。

カビや腐敗の発生


浸水後に十分に乾燥させないと、カビや腐敗が発生することがあります。これは健康被害の原因にもなり、建物の寿命を縮める要因にもなります。

3. 線状降水帯に備えるリフォームのポイント


線状降水帯による被害を軽減するためには、家のリフォームが効果的です。以下に、具体的なリフォームのポイントを紹介します。

屋根と外壁の補強


屋根や外壁が劣化していると、豪雨による浸水や漏水のリスクが高まります。特に、瓦やスレートが割れている場合や、外壁のひび割れがある場合は、早急な補修が必要です。また、防水シートや防水塗料を使用することで、雨水の浸入を防ぐことができます。

排水設備の見直し


豪雨時に排水設備が十分に機能しないと、浸水のリスクが高まります。雨樋や排水口の詰まりを定期的に点検し、必要に応じて清掃や修理を行いましょう。また、排水設備の容量を増やすリフォームも検討すると良いでしょう。

地盤改良と土留め工事


家の周囲の地盤が弱い場合、豪雨時に地盤沈下や土砂崩れのリスクがあります。地盤改良や土留め工事を行うことで、これらのリスクを軽減することができます。特に、斜面に建つ家や、周囲に山がある地域では地盤改良や土留め工事を行うことをおすすめします。

窓やドアの強化


窓やドアからの浸水を防ぐためには、水密性の高い製品への交換が有効です。特に、サッシやシール材の劣化が進んでいる場合は、早急な交換が必要です。また、暴風雨に耐えられる強度のある窓やシャッターを取り付けることも検討しましょう。

4. 自分でできる簡単なメンテナンス


屋根


目視点検:瓦やスレートが割れていないか、ズレていないかを確認します。
苔や藻の繁殖をチェックし、見つけた場合はブラシで取り除きます。
雨どいの清掃:雨どいに落ち葉やゴミが溜まっていないか確認し、詰まっている場合は手やブラシで取り除きます。雨どいの傾きや接続部分に問題がないかも確認しましょう。

外壁


ひび割れの点検:外壁にひび割れがないか確認し、大きなひび割れ発見した場合はプロの業者に確認をしましょう。
塗装の確認:塗装が剥がれている部分がないか確認し、必要に応じて防水性の高い塗料で再塗装します。

窓やドアのメンテナンス


シーリング材の確認:窓やドアの周囲のシーリング材が劣化していないか確認し、ひび割れや隙間がある場合は新しいシーリング材で補修します。
防水テープの使用:窓やドアの隙間に防水テープを貼り、雨水の浸入を防ぎます。

排水設備のメンテナンス


排水口の清掃:排水口や排水溝にゴミや泥が溜まっていないか確認し、詰まっている場合は取り除きます。
排水パイプの点検:排水パイプに異物が詰まっていないか確認し、必要に応じて高圧洗浄機で清掃します。

5. まとめ

線状降水帯による豪雨は、家に大きな被害をもたらす可能性があります。しかし、適切なリフォームを行うことで、そのリスクを大幅に軽減することができます。屋根や外壁の補強、排水設備の見直し、地盤改良、防水工事、窓やドアの強化など、具体的な対策を実施することが大切です。また、リフォームによって家の資産価値や安全性が向上し、長期的にはメンテナンス費用の削減にもつながります。今後も線状降水帯に備えるために、定期的な点検とリフォームを心掛けましょう。


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