リフォームのノウハウ
2024.05.31
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住宅の冷暖房が効きにくく、夏は暑く冬は寒い原因は断熱不足によるものです。

最近は断熱性の高い住宅が増えていますが、築年数が長い家では断熱が十分ではない場合も多いです。

本記事では、断熱不足を解消するためにリフォームを検討している方に向けて、費用相場や費用を抑える方法、リフォーム時の注意点を解説します。



目次

【場所別】断熱リフォームの費用相場

断熱リフォームの費用を抑える方法

断熱リフォームをおこなう際の注意点

まとめ







【場所別】断熱リフォームの費用相場

断熱リフォームとは外壁や内壁、床などに断熱材を入れて、外気の影響を受けにくくするためのリフォームです。リフォームにかかる費用は、工事をする箇所によって異なります。

こちらでは、場所別の費用相場の解説をしています。

床下に断熱材を設置するリフォームは、1㎡あたり約4〜8千円が相場です。

断熱材を設置すると、床下からくる冷気が遮られるため床が冷えにくく、足元にぬくもりを感じる効果もあります。

床暖房を入れるとさらに暖かくなるため、フローリングの張替えと合わせて検討しましょう。

壁内部に断熱材を設置する場合、1㎡あたり約4千〜3万円が相場となります。

床や天井と比較すると面積が広くなるため、断熱材を入れることによって熱が逃げにくくなり、夏は涼しく冬は暖かく過せます。

断熱材の種類は豊富ですが、多く利用されるのがグラスウールや発砲プラスチック系の断熱材です。

最近では古紙を再利用した、セルロースファイバーという断熱材も注目されています。
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天井

天井に断熱材を設置するリフォームは、1㎡あたり約4〜8千円が相場です。

暖かい空気は上に集まるため、天井から外へと抜けてしまいますが、断熱材リフォームすると暖かい空気が逃げなくなり効率よく部屋が暖まります。

もちろん隙間を埋めて熱が逃げないようにする工夫も必要です。

天井を断熱リフォームすると冬が暖かくなるだけでなく、夏は屋根からの熱を遮断し室内の温度を下げる効果が発揮されます。

窓に断熱材を設置するリフォームは、1箇所あたり約8〜30万円です。

住宅から逃げる熱はほとんど窓からといわれており、窓に断熱を施せば家全体の断熱性能が高くなります。窓に断熱施工をすることによって、結露が抑制されるためカビの発生も防ぐことができます。

結露を抑制できればカーテンにカビが発生しにくくなり、室内へのカビ菌の飛散防止効果も期待できるでしょう。


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断熱リフォームの費用を抑える方法

住宅全体に施したい断熱リフォームですが、施工箇所が増えれば費用は高額になります。

ここでは費用を抑えるための3つの方法を解説します。

目的・予算を明確にする

なぜ断熱リフォームが必要なのか、どの部分をリフォームすれば、どれくらいの効果が発揮できるかを明確にしましょう。

検討している場所に、本当にリフォームは必要なのか、他のアイデアで解決できないか考えてみるのもおすすめです。

明確な目的があれば得意な業者を探しやすく、業者の提案に流されず予算内でリフォームできます。

断熱リフォームの相場を確認し、予算内でできる断熱リフォームの中でも、優先順位を決めるとスムーズに決まります。

相見積もりを取る

相見積もりは施工費用を考慮する際の目安になりますが、相見積もりだけで費用の妥当性を判断するのは難しいかもしれません。

予算や費用に重きをおいてしまい、十分な断熱効果が得られないケースもあります。

そうならないためには、信頼できる業者を選んで納得できるリフォームをおこなうことが大切です。

口コミが良い、費用が安いだけでなく、施工主の立場で考えてくれるのか最適な提案がされるのかが重要なポイントです。

費用だけを見るのではなく、工事の内容や工程などが詳細でわかりやすいのか、アフターサービスはどうなっているかを判断する材料にもなります。

見積り書の内容だけでなく、説明のわかりやすさや担当者の印象なども判断基準にしてください。
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補助金制度を活用する

断熱リフォームのなかには、補助金制度が活用できるものがあるため各自治体に確認してください。

申し込みの受付期間は、毎年更新されるものや期間限定などさまざまです。

各補助金には予算が決められており、なくなり次第申し込み終了となりますので、注意しましょう。

こどもエコすまい支援事業や次世代省エネ建材の実証支援事業など、要件を満たせば補助金対象となります。

補助金制度を活用するとリフォーム費用を抑えられる可能性が高くなるため、早めに計画を進めてください。
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断熱リフォームをおこなう際の注意点

断熱リフォームは費用対効果が求められる大切な施工です。

どのような点に注意すればよいのか、注意点を3つ解説します。

実績のある業者に依頼する

断熱リフォームを依頼するならば、実績のある優良業者に依頼しましょう。

断熱性能は地域にあった基準値があり、そこに適した断熱材を適材適所に使う必要があります。

地域や季節によって気温も湿度も異なります。

大切なのは寒暖差や地域の特色を理解し、施工主の意見を取り入れつつ費用効果の高い施工ができる業者を探すことです。

断熱リフォームは、正しい知識と経験がある業者を選んでください。

すき間対策をおこなう

断熱リフォームでは、すき間対策が重要なポイントになります。

断熱材を充てんすれば効果が期待できると考えられていますが、必ずしもそうとは限りません。

新築住宅も数年たてば建物にも歪みが起き、窓や玄関ドア開口部に小さな隙間ができています。

肉眼ではわからない小さな隙間も、断熱効果を低くする原因です。

壁や床の断熱のみをおこなっても、隙間を修繕しなければ費用対効果を感じることができません。

予算内でリフォームする場合、隙間が大きく断熱性が失われていく場所から優先的に始めるとよいでしょう。

湿気対策をおこなう

断熱リフォームでは、湿気対策にも注意しましょう。

気密性にこだわり隙間対策なども万全にすると、夏場は涼しく、冬場は暖かい空間が維持できます。

しかし、気密性を高くすると通気性が悪くなり、室内に湿気がこもりやすくなるため、換気をおこなうなど対策が必要です。

湿気対策が万全でなければ結露によって、カビが発生します。

壁や窓には結露防止のコーティングをする、換気システムの導入なども検討しましょう。

断熱リフォーム実績のある業者であれば、換気や湿気対策のアドバイスを受けられます。


まとめ

断熱リフォームは費用や工期などを事前にチェックして計画を進めましょう。

室内の断熱性が高まれば、年間通して快適な室温を保つことができ、冷暖房効果を高め省エネにも貢献します。

どこから始めるのか、どこまで気密性にこだわるのかでも必要な費用は異なります。

国や自治体の補助金や助成制度もあるため、計画的なリフォームでお得に快適な住空間を手に入れましょう。

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