補助金・おトクな話
2023.01.30
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国の新しい補助金制度が発表されました。
今回はなんと3つの補助金制度が連携して
合計2,800億円の予算枠をもった超大型な補助金制度となっております。
この制度を上手に利用してオトクに快適リフォームを実現しましょう。
昨年度もその前も制度の名前は変わりますが、リフォームに関わる補助金制度がありました。
なぜ、毎年、毎年補助金制度があるのかご存じでしょうか。
政府は2030年度までに温室効果ガスを46%削減することを目標に様々な取り組みを実施しており、
その一環で一般家庭のCO2排出量削減のために補助金制度を展開しています。


目次

1.なぜ一般家庭に向けて補助金制度が展開されているのか?


2.どのように削減していくか


3.今回の補助金制度とは



1.なぜ一般家庭に向けて補助金制度が展開されているのか?


家庭で使われるエネルギーは1965年から見ると1.8倍ほど増えており、
用途別のエネルギーの内訳は下図の通りです。暖房や給湯関連が大半を占めており、
ここの使用率を下げるための取り組みに対して補助金が出るような制度が展開されています
これにより、2030年までの目標達成を目指すための制度です。

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2.どのように削減していくか


削減方法は住宅の断熱性を高めることです。
暖房は、特に多くのエネルギーを消費し、ガスや灯油など使用する燃料の影響もあり、
大きなCO2を排出します。四季の温度差の激しい日本では、
寒冷地はもちろん全国で冷房よりも暖房により大きなCO2を排出します。
そこで、冷暖房によるCO2の排出削減のために、住宅の断熱性能を高め、
暖房時は家の中の暖めた空気と熱を外に逃がさない、
冷房時は、外の熱い空気や熱を家の中に入れないことで
必要以上に冷暖房を稼働してCO2排出してしまうことを抑制します。
中でも、開口部(窓、ドア)における熱の流失入は
住宅全体の6~7割に及ぶとされ、壁や屋根に比べても大きな割合を占めるため、
開口部の断熱性向上は効果的な方法です。

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3.今回の補助金制度


今回の制度は3つの補助金制度が合体した超大型の補助金制度です。(超大型!リフォーム補助金特集①
住宅の断熱性能向上だけでなく、家事がラクになる設備の導入や給湯設備の省エネ化なども
補助金の対象になっています。特徴的なものは窓の断熱性向上に関する項目で、
『内窓設置』『外窓交換』『ガラス交換』などです。商品における断熱性能の違いにより
もらえる補助金額が変わることです。
下図のように同じ窓のサイズでもガラスの違いなどにより断熱性能が変わることで、
補助金額が倍以上となるケースもあります。


いかがだったでしょうか。今回の補助金制度についてより深く知って頂けましたでしょうか。
次回はどんな工事でどれくらい補助金がもらえて、どんな流れで進んでいくかなど、
より具体的なお話をしていきたいと思います。

超大型!リフォーム補助金特集③
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