リフォームのノウハウ
2022.09.22
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DIYという言葉が知れ渡ってテレビなどでも当たり前に使われる言葉となりましたね。
昔は日曜大工などと言われ休日に世のお父様方がいろいろと作っていましたが、
今では老若男女問わず、自分の好きなものを好きなように
自分らしく作るという方が増えてきたかと思います。
ハウツー本や簡単施工キットなども販売されており始めるのも容易になってきています。

今日は、そんなDIYを始めるにあたって基本中の基本の必須アイテムである
“スケール”の選び方を紹介していきます。

せっかく始めるなら形から入るのも大事ですよね。
そこで、よく知っている人のように見せるためにもスケール選びの
大事な視点7つを順番に紹介していきます。用途によっては
必要でない場合もありますので、自分が作りたいものに合ったスケールを選びましょう。


<目次>

1.サイズ


2.幅広


3.印字箇所


4.印字寸法


5.ストッパー


6.先端の稼働有無


7.マグ爪




1.サイズ


次に選ぶスケールのサイズ(長さ)を考えます。いろいろなサイズ(長さ)のスケールが販売されており、
ホームセンターなど見に行くと多いのは2m、3m、5.5mかと思います。中でもおすすめは5.5mです。
家の中も外も対応できますし、大は小を兼ねるではないですけど、大きいと何かと便利です。
しかし、スケールのサイズ(長さ)が大きくなればその分本体も大きく、重さも増えるので力が足りない、
手が小さいという場合は2mや3mも検討しましょう。大事なのは簡単に正確な寸法を
測ることができるかどうかです。実際に見て伸ばしたりして確かめましょう。
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2.幅広


何の幅かというと、スケールを伸ばした時の印字部分の幅です。なぜ幅広が良いかというと、
長く引きのばした時にヘタらないからです。もし、お手元にスケールがあるのであれば、
空中で引き延ばしてみてください。折れたり、ヘタって床に着くのは何m伸ばした時ですか?
1メートル未満で折れてヘタってしまうようなら、採寸のやり直しなどが増え、
無駄な時間になってしまいます。常に二人で作業をして、もう一人に抑えてもらうのであれば
よいですが、一人で作業するようであれば、幅広のスケールを選ぶことはとても重要です。



3.印字箇所


寸法がどこに書かれているかについてですが、片面か、両面かというお話です。
裏表の両方に印字されているスケールがおススメです。



4.印字寸法


スケールに印字されている寸法に種類があることはご存じでしょうか。
㎜、㎝、mで考える方はその寸法が記載されたスケールをお買い求めください。
中には尺相当目盛が印字されたスケールもあります。主に大工さんなどが
使っていることが多いかと思います。尺や寸という単位で作業が必要な場合は
便利ですが、慣れないうちはよくわからいかと思いますので、通常の㎜、㎝、mのみが
印字されたスケールを選びましょう。
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5.ストッパー


その名の通り、引き延ばしたスケールを一時的に止めて巻き戻らないようにする機能です。
一般的にスケールは手を離すと勝手に縮みます。それを抑えるものなのですが、
指でストッパーを作動させるものや、勝手にストッパーが働いて、
巻き戻したいときにボタンを押すタイプなどがあります。
自分が使いやすい方を選びましょう。



6.先端可動の有無


スケールの先端についているL字の金具が動くものと、動かないものがあります。
これは製品の不具合などではなく、押し当てて採寸する時と
ひっかけて引き延ばして採寸するときに誤差を発生させないためのものです。
何を計るか、どんな作業をするか不明の場合は先端が稼働するタイプを選びましょう。



7.マグ爪


スケールの先端についているL字の金具にマグネットがついているかどうかです。
マグネットが付いていると当然ですが金属にくっつきます。そのため、
片手しか空いていないときに金属部分にくっつけてスケールを引き延ばしたり、
スケールを引き延ばした際に先端が金属にくっついていると固定され安定するため、
より正確に採寸ができます。慣れてくると、このマグネットで下地を探すこともできます。

いかがでしたでしょうか。
スケールの選び方を紹介しました。知っている方には物足りない内容だったかもしれませんが、
基本中の基本なのでこれからDIYを始める方、建築業界に足を踏み入れる方は是非覚えておいてください。
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